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柿について
 
 
小学生の頃、秋になると、山の畑の縁に植えてあった5本位の柿の木の収穫に出かけた事を覚えています。リヤカーを引いて、家族何人かで、片道3時間位の遠い場所まで収穫に行ってました。収穫したものは、一昼夜位ぬるま湯に漬け渋抜きして食べるほか、干し柿にしていました。割と小型の細長い種類でしたので、多分西条柿あたりと思います。カマドの残り火で暖めて渋抜きする方法の為、たまに柿の煮物が出来たりすることも有りましたが、甘いものが少ない時代でしたので、結構喜んで食べていました。ただ、糖分が少なかった為と思われますが、干し柿は非常に硬いものもあり、水で柔らかくして食べることも多かったようです。
岩手では、寒さの為甘柿に成りえなかったのか、それとも入手出来る甘柿の品種が無かった為なのか判りませんが、自宅の敷地内に植えられていた柿も含めて全て渋かったです。ただ、暖かい地方と異なり、干し柿がカビて失敗することもありませんし、豆柿等も木の上で干し柿になるので、暖かい地方には無い便利さもありました。柿は毛虫が多いという欠点はありますが、紅葉も綺麗で秋の風景として欠かせませんし、実も甘く美味しいので、一応メインの果樹として栽培しています。

種類

現在以下の種類を育てています。 完全甘柿、不完全甘柿、渋柿、鑑賞用等をそれぞれの専用ページに分けて説明しており、クリックする事により各ページに移動できます。
本ページでは実の画像は、一部の品種のみ掲載しています。
   完全甘柿       不完全甘柿      渋柿      観鑑賞用等

品種名 特性等
愛宕柿(あたごかき) 熟期11月中旬〜12月中旬の晩生完全渋柿。愛媛県を中心に生産され西日本のお正月用果物の代表。品種登録無し。休止中
いさはや j熟期は富有と同程度。富有の枝変わりであり、実は富有より大きなジャンボ柿。晩生という事もあり渋が抜けにくい。品種登録NO 1032 ,品種登録日 1985/07/18、消滅日 2003/07/19
伊豆 熟期9月下旬〜10月上旬と早生。品種登録無し。
植木柿 伊勢崎市植木町付近で栽培されている小粒の極早生不完全甘柿です。品種登録無し。
江戸一 百目の枝変り。塾期9月下旬ころから。不完全甘柿。 品種登録無し。 
衣紋 渋柿。。(Y) 品種登録無し。
興津20号 外観に難があり美味しいが一般には販売されていない甘柿。品種登録無し。
大蜂屋 蜂屋柿の大形版です。品種登録無し。
大河津 不完全甘柿。品種登録無し。種がお菓子の「柿の種」の名前の由来と言われています。
大釜柿 沼田市薄根町大釜地区で昔から栽培っされている不完全甘柿です。品種登録無し。
大平 詳細は不明(大平を検索するとおいだいらという地名でヒット)。2014年接木(前橋Y) 品種登録無し。
甘秋(かんしゅう) 中生種の甘柿。品種登録NO 12980 ,品種登録日 2005/03/23
基肄城(きいじょう) 熟貴11月下旬。一番大きな柿とも言われている。(800gにもなる)。品種登録NO 5201 ,品種登録日 1996/10/15、消滅日 2005/10/18
金津錦 渋柿 小粒の実。班入り? 品種登録無し。
祇園坊 熟期10月中旬〜下旬。品種登録無し。
伽羅(元山) 元宮株 熟期11月頃の不完全甘柿。古くから佐賀県で作られていた甘い献上柿。安定した甘柿には樹齢100年以上必要とか。休止中
貴秋(きしゅう) 早生品種。2006年に接木。.品種登録NO 13540 ,品種登録日 2005/12/07、育成者権の存続期間30
輝太郎(きたろう) 熟期9月下旬頃からの極早生品種。極早生にもかかわらず、大きくて甘い最新品種。
倉方 熟期10月上旬。早生の甘柿.。渋抜けがとても早く、ゴマが入らなくても渋が抜ける。品種登録NO 2096 ,品種登録日 1990/02/06消滅日 1997/02/07
黒柿 皮が黒っぽい珍しい小型の甘柿.。品種登録無し。
恋姫 熟期10月中旬〜下旬の極甘品種。 生産量が少なく、外観に難あり。品種登録無し。
甲州 渋柿。品種登録無し。
幸陽 渋柿。蜂屋の大形系(350g〜500g位。品種登録無し。
小春 熟期11月下旬〜12月初旬の晩生種。 ゴマが入り甘くなる。富有等の受粉木にも適す。品種登録無し。
西条 熟期10月下旬頃の中生種。西条、大実西条、溝無西条を育てています。品種登録無し。
さえふじ 熟期10月上旬〜中旬。雄花が多く受粉樹向き。長円形。品種登録無し。
しだれ柿 ゴルフボール大の渋柿。品種登録無し。
正月 熟期11月中〜」下旬。葯250g程度。品種登録無し。
庄の宮 渋柿、熟期10月中旬〜下旬。種が無く、アルコールで渋抜きすると濃厚な甘さでねっとりとした食感、見た目の美しさなどから贈答用としてブランド化されている。品種登録NO 2453 登録日 1990/11/20 消滅日 2000/11/21
新秋 熟期10月下旬頃、早生の甘柿。品種登録NO 2887 ,品種登録日 1991/11/19消滅日 2009/11/20
次郎 パリパリ感があり美味しい品種。品種登録無し。
信州菊饅頭 熟期10月上旬。180 g位。極偏円形で、上面が凹凸しており、菊の花に似ることから、この名になります。肉質は良く、甘みは強く美味しいです。寒冷地向けの優良品種です。品種登録無し。
禅寺丸 雄花が咲くため受粉木に適す。品種登録無し。
駿河 熟期11月中旬〜12月初旬の晩生品種。
早秋(そうしゅう 早生の甘柿。品種登録NO 11115 品種登録日 2003/03/17 消滅日 25
宗田早生 富有の枝変り。熟期10月上旬〜、品種登録NO 6925 ,品種登録日 1998/10/29 消滅日 2008/10/30
太秋(たいしゅう) 11月上旬熟す大実柿。品種登録NO 4721 ,品種登録日 1995/09/14 消滅日 2013/09/15 ※期間満了
太豊 熟期11月下旬の晩生。果重330g程度。サクサク食感の美味しい品種。品種登録NO 24349 ,品種登録日 2015/06/19 消滅日 30
太天 渋柿。品種登録無し。 
大福 中国原産の甘柿。品種登録無し。
立石 11月下旬ごろ熟す渋柿。品種登録無し。
大麿盤柿(たもぱんがき) 中国原産の渋柿。品種登録無し。
丹麗 葉の紅葉が早く色も鮮やかな為、主に観賞用として栽培。熟期は遅く富有並の様ですが、生理落果が多く味も優秀ではない。品種登録NO 1995/06/13 ,品種登録日 1995/06/13 消滅日 2013/06/14 ※期間満了
朝陽 熟期10月中旬〜11月中旬頃の完全甘柿。2012年接木(G)。比較的矮性。品種登録無し。
中国豆柿 観賞用の小型の柿。品種登録無し。
東京紅 塾期11月初旬。完全甘柿。花御所と興津2号の交配品種。品種登録NO 12720 ,品種登録日 2005/02/07 消滅日 2012/02/08消滅
鶴の子柿 渋柿。品種登録無し。
堂上蜂屋 高口株。2014年に接木。休止中
名胡桃柿 群馬県水上町名胡桃地区で昔から栽培されている早生の不完全甘柿です。秋の彼岸ころから食べられる。品種登録無し。
現状詳細は不明ですが、名胡桃富士という品種も育てています。
梨柿 梨の食感の不完全甘柿です。群馬県で古くから栽培されている品種。品種登録無し。
西村早生 熟期が9月下旬〜10月上旬の極早生の不完全甘柿。品種登録無し。
葉隠(はがくし) 熟期11月下旬〜12月初旬の晩生完全渋柿。 福岡県原産で、名は葉が隠れるほど実がなる事に由来。品種登録無し。
蜂屋柿 渋柿。品種登録無し。
花御所 熟期は11月初旬で晩生種、完全甘柿。品種登録無し。
百目(甘百目) 晩生で実が大きい。不完全甘柿。品種登録無し。
百匁 甲州百目とも呼ばれる大形の実。不完全甘柿かもしれません。品種登録無し。
平核無(ひらたねなし) 熟期10月中旬〜11月上旬。渋柿。種が無く食べやすい。人気があり、地方により固有の呼び方がある。(八珍柿、庄内柿、紀の川柿等)品種登録無し。
富士柿 蜂屋柿の枝変りとも言われている大形の実で渋柿。品種登録無し。
筆柿 熟期が9月下旬〜10月上旬の極早生の不完全甘柿。品種登録無し。
富有 生産量が多い晩生の甘柿。現在Yさんちの富有、Hさんちの富有を育てています。品種登録無し。
大実富有 富有の枝変り。品種登録無し。
松本早生 10月には熟す早生の完全甘柿。ヘタムシに弱い。品種登録無し。
マメ柿 小型の鑑賞用の柿。柿接木苗の台木としても利用。品種登録無し。
水島 北陸地方で育てられている不完全甘柿です。品種登録無し。
御代 塾期11月初旬ころ。果重250g程度。甘味の強い品種。品種登録無し。
妙丹 岩手県や青森県(南部藩の地域)で昔から栽培されている小型の長宝珠形の小型の渋柿です。品種登録無し。
山柿 小型の鑑賞用の柿。柿接木苗の台木としても利用。品種登録無し。
陽豊 塾期11月初旬ころの中生品種の完全甘柿です。品種登録NO 2888 ,品種登録日 1991/11/19 消滅日 2009/11/20 ※期間満了
横野 11月中旬〜下旬熟期の晩生種。品種登録無し。
四谷(よたん) 実に四つの深い溝が入るかわいらしい甘みの強い品種。硬いうちは渋みがあり、柔らかく成ってから食べる事をお勧め。富山の立山特産。
四つ溝 10月上旬ごろが塾期のハート型、小型渋柿です。 品種登録無し。
ルリ小町 鑑賞、食用兼用の色の綺麗な甘柿。品種登録無し。)
麗玉 熟期10月中旬〜10月下旬(熟期は松本早生富有より10日程早い)。果重 250〜270g。果汁が多く果肉が柔らかい実が特徴の新品種です。
単為結実力が高いので、受粉樹は不要です。種無しにするには、近くに雄花が無いことが条件。品種登録NO 25273 ,品種登録日 2016/07/06 消滅日 30
ロウア柿 盆栽用の小型の実が成る柿。木も小さい。2007年接木。(I)
河西さんちのローヤ柿オス、河西さんちのローヤ柿メス 2011年接木。品種登録無し。
湯原柿 群馬県水上町湯原地区で昔から栽培されている晩生の不完全甘柿です。品種登録無し。
早生次郎 次郎の枝だ変わりで、熟期が2週間程早い早生種。品種登録無し。
早生寺社 大正期に新潟で盛んに生産された渋柿の様です。詳細は不明で、育成してみてのお楽しみです。2015年接木。休止中
品種不明品、その他 種無し甘柿(2005年接木(Y))、二宮町の品種不明柿(元は果樹園だった所が荒地になった場所に生きていた品種)
岩倉さんちの柿(NO4,5,8,10)2007年接木
釘崎(所有者のお名前)、大河津(地名)を2011年接木(Y)
福室さんちの晩生渋柿、宇田川さんの立長渋柿 2012年接木(Y)
鈴木さんの赤丸渋柿、松本さんちの長形渋柿 2013年接木(Y)
大形渋柿(田中)、細長溝有柿(小川)、立花さんちの甘柿、大形丸渋柿(平一)、大形丸渋柿(管生)、丸溝渋柿(平一)、府本2014年接木(Y)
新津柿 − 新津(にいつ)柿として穂木を頂いたのですが、正式品種名は不明です。新潟県で作られていた品種の様です。2015年接木。



メイン台木の樹形

本館次郎実生台の樹形



別館甘百目台の樹形


一気に50箇所程接木したのですが、思い切って枝を切り詰めて接木したので、概ね順調に枝が伸びてくれました。
上に向かって高く伸びているのは概ね接木した枝です。


その他の台木の状態

台木略称 枝番号 接いでいる品種   ()内の品種は枝が極端に小
本館
太秋台
1 富士柿
2 大福、タモパン柿
本館
早秋台
  早秋、駿河
別館 渋柿用 1-1 甲州
2-1 金津錦、大核無、佐渡乙女

妙丹、幸陽、大蜂屋
金津錦+大核無
金津錦、富士柿、佐渡乙女
2-2 妙丹、幸陽、大蜂屋
3-1 平核無
3-2 元山
3-3 富士丸
別館 不完全甘柿用 1-1 甘百目
1-2 西村早生
1-3 水島
1-4 名胡桃
1-5 庄の宮
1-6 禅師丸
1-7 極早生庄の宮
別館 完全甘柿用 1-1 早生次郎
1-2 陽豊
1-3 早秋+輝太郎
1-4 恋姫
1-5 恋姫
1-6 東京紅
別館 東側 NO1   恋姫
別館 東側 NO2   富有(H)
別館 東側 NO3   倉方
別館 東側 NO4   貴秋
松本早生、宗田早生
別館 東側 NO5   早生次郎+幸陽
別館 東側 NO6   甘百目+極早生庄屋
別館 東側 NO7 大蜂屋
3番館 美味品種収穫用 甘百目、禅寺丸
輝太郎、駿河、朝陽、伊豆
輝太郎、太秋、早生次郎、花御所
本館 透水鉢の苗
2025年畑に移植済
1 岩倉4、府本
2 禅寺丸、田中さんちの大形丸渋柿
3 中国豆柿
4 タモパン柿、大河津、幸陽、湯原、梨柿、江戸一
5 大平、湯原、太天)旧)
庭鉢植 1 筆柿
貴秋
名胡柿 台木はローヤ柿
富有(H) 台木はローヤ柿
畑ー豆柿台   信州菊饅頭、やおき
信州菊饅頭
天山
佐渡乙女
輝太郎
大福、
四谷
天山
禅寺丸
枝垂れ柿
禅寺丸
江戸一、恋姫、東京紅、伊豆
溝無西条
大実西条
畑ー通常柿台   富有
梨柿
駿河
梨柿、筆柿
駿河
倉方
麗玉
四つ溝
四つ溝、早生次郎
丹麗
信州菊饅頭
名胡桃
早生次郎
花御所
早生次郎
大豊、伊豆
大福
伊豆
伊豆
水島
宗田早生
大秋、大豊
大豊
早生次郎
大福
貴秋
松本早生富有
黒柿
富有
富有
キイジョウ


世話
アメシロ、イラガが年数回発生します。葉が2、3枚食われた時点のまだ集団で行動しているうちに葉ごと取って駆除します。集団行動の時期を過ぎると、全体に広がり通常のスミチオンやマラソンでは死ななくなり、収拾がつかなくなります。葉を食い尽くすと別の果樹に移りそちらの葉も食べるようになります。食い物がなくなって普段食べた事のない果樹の葉も食べるようになると大変です。次の年はその子孫がこれまで食べなかった果樹の葉まで食べるようになるようです。一時キウイにもアメシロは発生して難儀した経験があります。
毛虫の他、実がある程度大きくなった頃〜熟期にかけて発生するカキノヘタムシも時には致命的な程の被害を与える害虫です。このムシの駆除はなかなかやっかいで、6月〜8月頃(特に7月末〜8月初旬頃発生が多い)にかけてスミチオン等を散布したり、ヘタの部分が食害されている実を取り去ったり、初秋(9月頃)に幹にヘタムシを集める布のバンドを巻いて2月頃焼却したり、冬に越冬している幼虫駆除の為幹の荒皮削りを試みたりしましたが、なかなか完全駆除までには至りませんでした。最近は農薬散布は一切行なわず、幹の表皮で越冬している幼虫や繭をそぎ落とす作業や実のヘタの部分を確認し早めに被害果を取り除く(ヘタ虫が次の果実に移る前)作業をのみ行なっていますが、完全防除とは行かないまでも、そこそこの被害に留まっています。現在のところ、松本早生富有と百目、筆柿等一部の品種の幹に注意して駆除すれば、概ね被害は少なくて済むという感触を得ています。
樹勢は悪くないので、剪定枝を根元に敷くだけで肥料は与えていませんが、たまに、釣りに行った時に邪魔者扱いのニゴイやブルーギルを持ちかえり、根もとに埋めています。通常はお礼肥として10月頃、元肥として12月〜2月頃に有機質肥料を施すのが良い様です。
その他、実が成りすぎると次の年に実が成らない隔年結果になりますので、概ね25枚〜30枚位の葉に一個の実になるよう5月〜6月頃摘蕾・摘果を行っています。
今後、百目等不完全甘柿の種が入るよう、雄花が少ない時は受粉を行う事や、渋柿の樹上脱渋を行う為、9月末ごろに、未熟の渋柿に焼酎を10ml位含めた脱脂綿を入れポリ袋で密封する方法(1〜2日後にヘタが変色して来たら袋を破る)等も試して見たいと思っています。
世話ではないですが、柿は一度に取れて始末に困る様な事があります、そのような場合以下の様にすると長期保存が可能な様なので今後試して見たいと思っています。
1.完熟前に収穫し袋に入れ空気を吸い出して冷蔵庫で保存すると正月頃まで保存可能の様です。
2.一個だけ袋に入れ、空気を吸出し、乾燥剤を入れ冷蔵庫で保存すると1月中旬位まで保存出来る様です。

生育状況
新緑のメイン台木- 2001年4月22日撮影
右側の枝が松本早生、頂上の枝が花御所、その他の枝が百目です。その後、左側1番下の枝は禅寺丸、左側下から2番目にいさはやと富有(富有は奥側)、奥の中央〜左側に次郎を接ぎ、最近は木種保存用メイン台木の樹形で示した様に50種弱の品種を接いでいます。(2014年末時点)
秋のメイン台木 - 2001年9月30日撮影
右側の松本早生はほぼ食べ尽くし、百目の収穫を始めました。完熟迄に鳥に食べられますので、少し早めの収穫です。
柿の木の生長に合わせ左側のビワの木は少しずつ枝を切り範囲を狭めています。
 
紅葉 のメイン台木- 2001年11月11日撮影
実の方は全て収穫完了です。紅葉が綺麗。
メイン台木最新 - 2015年9月20日撮影
約15年振りのメイン台木の秋の様子です。サイズもある程度大きくなっていますが、それ以上に接木している品種の数が多くなっているので、一品種あたりの実の数は少なく、味見程度となっています。

別館百目台の樹形 - 2020年5月14日撮影
別館に比較的大きな甘百目の木があったので、下のほうの枝を残して、完全甘柿と不完全甘柿ほぼ全種類の接木にて枝の更新を行ってみることにしました。接木した品種は「別館甘百目台の樹形」図を参照。
別館百目台の樹形 - 2020年6月6日撮影
接木部の枝が成長し、。

ヘタムシの糞 − 2005年6月26日撮影
少し実が大きくなり始めるころからヘタムシ(正式名はカキミガの幼虫)がへたの部分に食入し、そのうち実が落下します。このような糞の出ている実は早めに取り除くのが肝要です。実が落下するとヘタムシは隣の実に移ることが多いようです。
ヘタムシの幼虫 − 2005年6月26日撮影
まだ小さなヘタムシです。概ね実の方ではなくへたの方にいますので、実が落ちても一緒に落ちずへたを抜けだし他の実に移ります。動きは結構素早いです。
 
樹皮内で越冬中のヘタムシ - 2007年3月24日撮影
柿の幹の荒皮削りを行っていると、厚いひび割れた樹皮の下から、白っぽい繭糸を張ったカキノヘタムシの幼虫がが見つかりました。ヘタムシの被害があるようなら、冬から春先までの間に荒皮削りを実施しておいた方が良さそうです。
樹皮内で越冬中のへタムシの繭 - 2007年3月24日撮影
樹皮の中に作れてているヘタムシの繭です。白っぽい蜘蛛の巣を集めたような感じで、この中で越冬します。昨年秋に作ったものであれば、この白っぽい繭の中にヘタムシの幼虫がいます。

愛宕- 2015年10月11日撮影
渋柿の愛宕です。
伊豆 - 2011年10月1日撮影
今年は昨年より少し早く熟しました。

伊豆 - 2011年10月1日撮影
今年は昨年より少し早く熟しました。

基肄城- 2015年10月11日撮影
基肄城です。
枝垂柿- 2016年11月13日撮影
I柿としては珍しい枝垂性の枝の品種です。実は比較的小粒です。

早秋- 2015年9月20日撮影
塾期が最も早い部類の完全甘柿です。これくらいから十分食べる事が出来ます。
早秋- 2015年10月11日撮影
完熟を少し過ぎた状態です。この頃になると早生種とは思えない濃厚な甘さになります。。

蜂屋- 2015年10月11日撮影
渋柿の蜂屋です。

葉隠- 2015年10月11日撮影
葉隠です。
葉隠- 2018年10月7日撮影
葉隠です。もう少しで食べられそうです。

次郎- 2013年10月14日撮影
完全甘柿でパリパリとした食感がある実です。
甘秋- 2013年10月14日撮影
完全甘柿で甘い品種です。

西条 2018年10月28日撮影
西条です。丁度良い食べごろの様です。
西条 2018年10月7日撮影
生理落果も少なく豊産性の品種です。

溝無西条 2018年10月23日撮影
溝無西条です。丁度良い食べごろの様です。

蜂屋柿- 2006年10月8日撮影
蜂屋は渋柿ですが、熟期が早いので埼玉では干し柿には出来ません。焼酎などで渋抜きして食べる事になりますが、現在は実の形と色を楽しんでいます。
横野と蜂屋柿- 2008年10月19日撮影
蜂屋はほぼ完熟に近い様です。

興津20号- 2010年11月14日撮影
2008年に接木した興津20号の実です。そろそろ食べごろです。

太秋- 2010年11月14日撮影
太秋の実です。初なりです。
太秋- 2010年10月24日撮影
左が松本早生、中央が筆柿、右が太秋です。

太秋の雄花- 2011年5月29日撮影
t筆柿等通常の雄花を付ける品種では3個から5個位の雄花が出来るのですが、太秋の雄花は全て1箇所3個ずつにそろっていました。一寸変った雄花の着き方でした。
太秋の雄花- 2011年5月29日撮影
t太秋に雄花は咲かないと思っていたのですが、今年は3割位雄花が咲きました。昨年夏の猛暑で生理が少し狂ったのでしょうか。

倉方- 2011年10月1日撮影
2008年に接木した倉方です。
倉方- 2018年10月12日撮影
食べごろの倉方です。

貴秋- 2012年10月14日撮影
食べごろの貴秋です。
黒柿- 2011年11月6日撮影
2007年に接木した黒柿です。完熟状態です。

水島- 2013年11月10日撮影
Iたべごろの水島です。
富有- 2014年11月2日撮影
I完熟状態です。(Hさんちの富有)

村早生- 2013年9月8日撮影
スーパー等で最初に販売されているのがこの柿です。不完全甘柿です。
金津錦- 2016年11月13日撮影
I良い色になりました。渋柿です。

松本早生- 2011年9月4日撮影
天候等により、かなり早く熟す場合があります。通常は9月末位から食べられます。

ルリ小町- 2016年12月26日撮影
最後まで残っていたルリ小町の完熟果です。少し柔らかめになっていましたが、崩れずしっかりとしたとても甘い実になってました。
早生次郎- 2013年10月14日撮影
次郎と似た特性の品種ですが、塾期が少し早めです。

立花さんちの甘柿 - 2011年10月1日撮影
川崎のYさんから枝をいただき接木してあったのですが、なかなか枝が成長せず、ようやく今年初成りとなりました。食べて見たらなかなかいけました。
種無甘柿 - 2009年10月12日撮影
種が少し入入りますが、種の数は少なく美味しい種類です。未だ固めですが、完全甘柿の為渋はなく、食べる事は出来ます。

二宮品種不明 - 2011年10月1日撮影
神奈川県二宮町に赴任していたとき、畑が山林化した土地に生えていた木の枝を採取したものです。早生甘柿ですが、品種は不明です。

名胡柿の接木- 2019年7月5日撮影
群馬県水上町で古くから栽培されている名胡柿を接木して見ました。
種によりゴマが出来、秋のお彼岸頃から食べられるシャキシャキ感のある先がとがったジューシーな小型の早生の不完全甘柿との事。

大釜柿の接木- 2019年7月5日撮影
群馬県水上町で古くから栽培されている大釜柿を接木して見まし。昔から多く見られる先の少し尖った形をした不完全甘柿との事。

植木柿の接木- 2019年7月5日撮影
群馬県水上町で古くから栽培されている植木柿を接木して見ました。ゴルフボール大の極早生の不完全甘柿との事。

湯原柿の接木- 2019年7月5日撮影
群馬県水上町で古くから栽培されている湯原柿を接木して見ました。ミカン位のサイズの晩生の不完全甘柿との事です。

ローヤ柿の台木苗- 2019年7月23日撮影
矮性のローヤ柿に新しく入手した湯原柿等を接木して見ました。矮性台木の為、小さな木で実を着ける事を期待しています、がはたしてどのような結果になるか判りません。

発芽- 2017年6月6日撮影
食べた後の種を蒔いた物が発芽しました。発芽率は良いですね。
多品種接- 2018年4月30日撮影
3年ほど育成した実生苗に一気に沢山の品種を接木してみました。3本の実生苗に甘柿、渋柿、不完全甘柿をそれぞれ接木しました。

干し柿- 2012年1月2日撮影
渋柿で作った干し柿です。昨年収穫した実ですので1ヶ月くらい経過しています。渋柿は概ね干し柿として利用しています。
干し柿- 2013年12月22日撮影
渋柿で作った干し柿です。百目の渋が残った実、横野等で作ってみました。

干し柿- 2022年10月28日撮影
今年は多めに作ってみました。早めに熟してきた早生系の実は、ほぼ干し柿になっています。食べ切れないので、甘柿も干し柿にしてみました。どれもカビ防止の為皮を剥いた後10秒位熱湯に入れ、天気が悪くなりそうなときは、吊るした状態で、ウオッカ等度数の高いお酒をスプレーで吹き付けています(特にまだ温度が高い時期に作る早生系の柿の場合)。

2025年12月更新: 樹形図の変更。
2023年4月更新: 樹形図の変更。
2022年10月28日更新: 柿の実の状態等の追加。
2022年9月10日更新: 3番館柿の樹形追加
2021年12月3日更新: 品種登録情報の追加。
2021年9月30日更新: 樹形表の変更。
2021年6月22日更新: 樹形図、樹形表の変更。新規導入品種の追加。
2021年1月3日更新: 樹形表の変更
2020年6月5日更新: 別館台木樹形の変更
2020年1月10日更新: 全体構成の変更。
2019年7月24日更新: ローヤ柿を台木とした苗追加、2019年導入品種の接木状態追加。

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