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甘柿について
 

柿は熟す前は皆渋いのですが、完全に熟すと渋みが抜け食べられる様になります。
渋の抜け方には大きく4種類がある事になっています。
「事になっている」とわざわざ断ったのは、渋が抜ける為には時間や日照時間等が関係する為、本当のところは、厳密に定義するのは困難と思われ、不完全甘柿と定義されていても種が入らないのに早い時点渋が抜ける品種や完全甘柿に分類されていても育成環境によっては、種が入らないとなかなか渋が抜けない品種があったりする為です。
そもそも以下の4種類に無理やり分類するのが無理かも知れませんので、一応の目安と考えていただいた方が良いかも知れません。

分類 説明
@完全甘柿 種が入らなくても、実が硬い早い時点で渋が抜ける品種。
A不完全甘柿 種が入る事により比較的早めに渋が抜ける品種 
B不完全渋柿 種が入っても渋が抜けにくい品種
C渋柿 種が入っても渋が抜けない品種


種類

現在以下の種類を育てています。 完全甘柿、不完全甘柿、渋柿、鑑賞用等をそれぞれの専用ページに分けて説明しており、クリックする事により各ページに移動できます。
   完全甘柿       不完全甘柿      渋柿      観鑑賞用等

品種名 特性等
いさはや j熟期は富有と同程度。富有の枝変わりであり、実は富有より大きなジャンボ柿。晩生という事もあり渋が抜けにくい。
伊豆 熟期9月下旬〜10月上旬と早生。2006年1月に接木
興津20号 外観に難があり美味しいが一般には販売されていない甘柿。2008年接木。(T)
甘秋(かんしゅう) 中生種の甘柿。2007年に接木。
基肄城(きいじょう) 熟貴11月下旬。一番大きな柿とも言われている。(800gにもなる)。2014年接木(前橋Y)
貴秋(きしゅう) 早生品種。2006年に接木
輝太郎(きたろう) 熟期9月下旬頃からの極早生品種。極早生にもかかわらず、大きくて甘い最新品種。
黒柿 皮が黒っぽい珍しい小型の甘柿.。2007年に接木。(I)
恋姫 熟期10月中旬〜下旬の極甘品種。2012年接木。(Y) 生産量が少なく、外観に難あり。
新秋 熟期10月下旬頃、早生の甘柿。2007年接木
次郎 パリパリ感があり美味しい品種。2003年に接木。(Y)
駿河 最晩生と言われている品種です、
早秋(そうしゅう 早生の甘柿。2007年に接木。(Y)
宗田早生 富有の枝変り。2014年接木(前橋Y)
太秋(たいしゅう) 11月上旬熟す大実柿。2007年に接木。
太豊 熟期11月下旬の晩生。果重330g程度。サクサク食感の美味しい品種。
大福 中国原産の甘柿。2014年接木(前橋Y)
丹麗 葉の紅葉が早く色も鮮やかな為、主に観賞用として栽培。熟期は遅く富有並の様ですが、生理落果が多く味も優秀ではない。
朝陽 熟期10月中旬〜11月中旬頃の完全甘柿。2012年接木(G)。比較的矮性。
東京紅 塾期11月初旬。完全甘柿。花御所と興津2号の交配品種。2015年接木。
花御所 熟期は11月初旬で晩生種、完全甘柿。
富有 生産量が多い晩生の甘柿。現在Yさんちの富有、Hさんちの富有を育てています。
大実富有 富有の枝変り。2014年接木(前橋Y)
松本早生 10月には熟す早生の完全甘柿。ヘタムシに弱い。
御代 塾期11月初旬ころ。果重250g程度。甘味の強い品種。休止中
陽豊 塾期11月初旬ころの中生品種の完全甘柿です。2015年接木。
麗玉 熟期10月中旬〜10月下旬(熟期は松本早生富有より10日程早い)。果重 250〜270g。果汁が多く果肉が柔らかい実が特徴の新品種です。
単為結実力が高いので、受粉樹は不要です。種無しにするには、近くに雄花が無いことが条件。
早生次郎 次郎の枝だ変わりで、熟期が2週間程早い早生種。2006年接木。

実の状況

伊豆 - 2011年10月1日撮影
今年は昨年より少し早く熟しました。

興津20号- 2010年11月14日撮影
2008年に接木した興津20号の実です。そろそろ食べごろです。

甘秋- 2013年10月14日撮影
完全甘柿で甘い品種です。

基肄城- 2015年10月11日撮影
基肄城です。

貴秋- 2012年10月14日撮影
食べごろの貴秋です。

黒柿- 2011年11月6日撮影
2007年に接木した黒柿です。完熟状態です。尚、黒柿と言えば、板の方が一般的な名称の様で、板と間違われない様にする為、黒実柿と呼ばれる事も多いようです。

新秋- 2013年11月10日撮影
早生の完全甘柿です。

次郎- 2013年10月14日撮影
完全甘柿でパリパリとした食感がある実です。
次郎- 2019年10月30日撮影
I食べごろになりました。
次郎- 2019年10月17日撮影
I色付きはじめました。

駿河- 2024年10月17日撮影
I最晩生とも言われている駿河です。かすかに黄色くなり始めました。

早秋- 2015年9月20日撮影
塾期が最も早い部類の完全甘柿です。これくらいから十分食べる事が出来ます。
早秋- 2015年10月11日撮影
完熟を少し過ぎた状態です。この頃になると早生種とは思えない濃厚な甘さになります。。

太秋- 2010年11月14日撮影
太秋の実です。初なりです。
太秋- 2010年10月24日撮影
左が松本早生、中央が筆柿、右が太秋です。

太秋の雄花- 2011年5月29日撮影
t筆柿等通常の雄花を付ける品種では3個から5個位の雄花が出来るのですが、太秋の雄花は全て1箇所3個ずつにそろっていました。一寸変った雄花の着き方でした。
太秋の雄花- 2011年5月29日撮影
t太秋に雄花は咲かないと思っていたのですが、今年は3割位雄花が咲きました。昨年夏の猛暑で生理が少し狂ったのでしょうか。

大福- 2019年10月30日撮影
I完熟状態です。大きめで食べ応えがあります。

富有- 2014年11月2日撮影
I完熟状態です。(Hさんちの富有)
富有- 2019年10月30日撮影
もうすぐ完熟。(Yさんちの富有)

松本早生- 2011年9月4日撮影
天候等により、かなり早く熟す場合があります。通常は9月末位から食べられます。

早生次郎- 2013年10月14日撮影
次郎と似た特性の品種ですが、塾期が少し早めです。
早生次郎- 2019年10月30日撮影
食べごろです。次郎とあまり変わらないなー。
早生次郎- 2024年10月17日撮影
そろそろ食べ頃です。今年は次郎と比べ熟期の差が明確でした。


2020年1月9日: 新規作成

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