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無花果について

        

無花果は近所に植えてあるのを時々見かけますので、埼玉は比較的無花果の適地に入るようです。
生でも美味しいですが、砂糖を入れて煮詰めビン詰めにしておくと保存が利きなかなか便利です。秋果は、初秋のころからなり始め、霜が降りる直前まで次々に収穫出来ますので、一度に収穫出来ない不便さは有りますが、期間中何時でも新鮮なものが食べられるという便利さもあります。
挿し木でも接木でも良く活着し、他の果物と異なり新鞘の枝に実が成るので、剪定などの管理がとても容易です。
育て方が容易とはいうものの、それなりの知識は必要で、なまじ果物の知識があり他の果物のように短い枝を沢山付けて逆に実成りを悪くしたり、幹を芯くい虫(カミキリムシ幼虫など)にぼろぼろに食い荒らされ、木を切り倒す羽目になっている例も散見します。

授粉からみた無花果の種類

これまで日本に導入され苗が販売されている品種は、自家受粉か可能で、授粉に関しては気にしないでも実が着く品種が大半でしたが、近年、主に個人のイチジク栽培が盛んになるにつれ、自家受粉しない品種も輸入される場合も出て来ているので、栽培に当たってはそのような品種を含めた種類の品種全般の正しい知識が必要になって来ていると思われます。 以下に、主に授粉関係からの品種の種類を説明しています。

○普通種:
 雌花のみの、授粉しなくても実がなる品種。現在日本で栽培されているのはほとんどこの系統の品種です。
○サンペドロ種
 雌花しか無いが、夏果は授粉無で実が着くが、秋果は受粉が必要な品種。日本では授粉出来ないため秋果は収穫できない。
 尚、夏果はスペインではブレバ(Breva)、秋果はイゴ(Higo)と呼ばれていて、海外イチジクの説明ではよく使われる単語の様です。
○スミルナ種
 雌化しかなく、雄花を含む次のカブリ種による受粉がないと実が着かない。日本には、授粉を行う為のイチジクコバチがいないので授粉出来ず、実が着かない。
○カブリ種
 雌花、雄花とも有る品種。サンペドロ種やスミルナ種の授粉を行う事が出来る。ただし、日本では授粉の為のイチジクコバチはいないとされており、カブリ種を植えても、
 授粉は出来ないと言われている。

上記から、スミルナ種は日本での栽培は出来ないと言われているが、スミルナ種と言われている品種でも、日本と同じようにイチジクコバチがいないはずのドイツあたりでも、実が着いているという情報もあり、
スミルナ種の突然変異の為実が着く様になったのか、いないと言われているイチジクコバチが一部の地域で生息するようになったのか、今後栽培情報などを参考にして注意していく必要があると思われます。

培品種一覧・特性概要
以下の表は、栽培している品種の一覧です。日本名と日本名が定着していない英字表記に分けています。
品種名のところにリンクが設定されている場合、クリックする事により、その品種の実着きや色の状態等を記録した個別の紹介ページを参照可能です。
品種名 特性 備考 
アーチぺル
(Archipel)
薄い茶褐色、薄い琥珀色の果肉、樹勢弱め、夏秋兼用種。米国産。
アーティナ
(Athena)
果皮黄色〜黄緑、果肉淡い琥珀色、果重40g程度の豊産性品種。夏秋果両用。
アーティノン
(Athinon)
ギリシア産、緑の果皮、赤実。樹勢が強い。
アイーダブラック
(Aida Black)
黒の果皮、濃紅の実、果重50g〜80g程度、耐寒性が強く豊産性。夏秋兼用。
アビク
(Abicou)
50g〜60g程度、果皮は黒で細長、果肉は淡い琥珀色。完熟果は非常に甘い。
アルマ
(Alma)
果皮黄緑〜茶色、果肉赤、果重中程度、夏秋兼用。コンパクトな樹形だが生産性は高い。霜に弱い。挿木容易。
イスラエル
(Israel)   
40g位、黄緑の薄皮、果肉赤。 別名ドリーミースイート(最近はこちらの呼び方が多いようです)。 品種登録無し。
一才イチジク オレンジ色の果皮、オレンジ色実の様です。鉢植えで育てやすい矮性、早期から実が着き易い。秋果専用の様です。
カドタ(Kadota) 30g位の黄色っぽい小型の実。一口サイズで生食向き。フローレンティン(Florentein)とも呼ばれ、その他にも色々な名前で呼ばれている様です。 品種登録無し。 挿木容易。
カルデローナ
(Calderoma)
果皮黒、果肉赤、ブラックマデイラに近い味との評判もある。
カルフォルニアブラック
(California Black)
果皮黒、果肉赤、洋ナシ形の大果、植付当初は目が開いているが2年目以降は概ね閉じている。耐寒性が弱い。夏秋兼用種。
キング
(King)
40g〜200g程度の熟しても果皮緑色の夏課専用種。   品種登録無し。
クインタ
(Quinta)
50g程度の細長い果実,ねっとりとした甘み、スイス原産、果皮黄緑〜ブラウン、果肉オレンジ〜レッド
グッドー
(Goutte D’or)
グードオーディールとも呼ばれる様です。。果皮黄緑に赤褐色、果肉ピンク、豊産性、果重70g〜90g。夏秋兼用種。
グリーンイスキア
(GreenIschia)
果皮緑、果肉イチゴ色、果重40g〜50g程度、樹勢力が弱く鉢植えに適す。早くから遅くまで収穫出来る豊産性品種。
グリーングリーク
(Green Greelk)
果皮緑、果肉赤
グリスビファレ
(Grise Bifere)
果皮黄緑、果肉は赤、果重40gから50g。秋果専用。樹形はコンパクト。
久留米くろあま 黒褐色の果皮、果肉は赤、果重60g〜100g程度。秋果専用。
久留米くろみつ 褐色の果皮、果肉は赤、蜜の様に甘くジューシーで濃厚な味わい。中粒果、豊産性。
久留米ハニードロップ 緑の地肌に紫が混じった果皮、赤の果肉。zu
ゴールドファイガー
(Gold Fieger)
果皮黄色,、果肉が薄いピンク。 (本来は赤実という情報もあり、品種が混乱している可能性がありそうなので要注意。
ゴールドフィグ
(Gold Fig)
果皮緑〜黄色、果肉薄い琥珀色
コナドリア
(Conadoria)
米国カリフォルニアタ大学産、果皮黄色〜黄緑、果肉赤、洋梨型中大果、夏果専用に近いが秋果も収穫可能。
サルタン
(Sultane)
40g〜60g位。極甘品種。7月頃夏果も収穫可能。  品種登録無し。
サンミッシェル
(Noire De Barbentan)
60g、果皮色は紫色。甘く豊産な品種。 元の名前は「Noire De Barbentane」。 品種登録無し。
シャーアンバー
(Schar Amber)
果皮ブラウン、果肉琥珀色、果重約60g。夏秋兼用種。
シュクレ
(Sucrette)
フランス産、果皮黄緑、果重35g程度、秋果専用。暑くて乾燥した気候に適し、雨が多く日当たりが悪いと味が落ちる場合もある。秋果専用種。楽天でノアールシュクレという苗を販売していたが、写真では果皮は黒っぽく、果重は40g〜80gとなっていたので、確認要。
ショートブリッジ
(Short Bridge)
果皮黄緑、果肉ピンク、、果重は50g程度の中粒。夏秋兼用だが夏果は少ない。
白イチジク 白イチジクという名称は、皮が白い(黄緑かな)イチジクの総称で用いられる事も多く、白イチジク バネーネ、白イチジク コナドリアという様な呼び方をされるので、本品種の正式名称にがなんなのかは判りませんが、とりあえず偶然入手したので、入手時の名前で育ててみる事にしました。
ストロベリーベルテ
(Strawbery Verte)
果皮緑、果肉イチゴ色、果重40g〜50g程度。グリーンイスキアと似た果皮、果肉ですが、イチゴの匂いがする点で区別される様です。White Madeira程多彩な味を持つわけではないが、高品質でしかも多産な為人気の高い品種。Adriatic ファミリでUCDのDFIC395と同一の様です。挿木容易。
ゼブラスイート
(Zebra Sweet)
緑に黄色の縞が入る珍しい品種。縞模様が消えると食べごろ。30g〜50gの小粒品種。スイートストライプ、タイガー等とも呼ばれる。、秋果専用。
セレスト
(Celeste)
20g位の小型、一口サイズの甘い品種。株枯病抵抗性が有るとの事。  品種登録無し。挿木容易。
タザン
(Tazan)
果皮黒、果肉赤、果重は40g〜70g。夏秋兼用種。
ダルマティ
(Dalmatie)
果皮黄色〜黄緑、果肉イチゴ色、夏果120g〜150g、秋果100g殻120g程度。耐寒温度-15℃程度。夏秋兼用種。ダルマティ品種注参照。挿木容易。
チャイナホワイト
(Chaina White)
果皮緑〜黄緑、果肉ピンク、果重80g程度の、多産系品種の様です。夏秋兼用種。
ディグレド
(Digredo)
果皮緑〜黄緑、樹形はコンパクトで多産系品種。夏秋兼用種。
ドーフィン 最大200gを超す大実であり、保存性も良いので、日本のスーパー等での販売トップの人気品種です。  品種登録無し。
商標登録 番号:2600480 登録日:1993・11・30 満了日: 2033.11.30
ドリードポルケロール
(Dree de Porquerolles)
カルフォルニア産、果皮黄緑、果肉琥珀色〜薄いピンク、40g〜50g中果、夏秋兼用。ZU
ドルチェレスト 果皮黄色、果肉ブラウンぽい黄色、小型で多産系品種。Ischia Whiteと同一品種と考えられているようです。
ナザレ
(Nazareth) 
イスラエル産、果皮緑、果肉薄い琥珀色、中果。、子苗から結実。夏秋兼用種。
ヌアールドカロン
(Noire de Caron)
30g〜70g位の小ぶりの実ながら甘みが強く美味しい品種。 品種登録無し。フランソワとも呼ばれる
商標登録 番号:4329039 登録日:1999・10.29 消滅日: 2019・10・29。商標登録もとの(株)吉岡国光園のHPでは2023年9月19日現在で商標登録(R)の表示がされていたので、商標登録表示を消して頂くよう申し入れ了解を得た。
ネグローネ
(Negronne)
果皮黒赤、果肉淡紫、30g程度の小粒。夏秋兼用。裂果し難い。適度な酸味があり良好な味。耐寒性有り。 S3.15*3
ネルゴラルゴ
(Negro Largo)
果皮緑がかった紫、果肉は赤、果重60g程度、夏秋果兼用。コンパクトな樹形になる。ブリジャソットグリース(Bourjassot Grise)と同一と言う情報がありますが、入手先が異なる為、とりあえずは区別して栽培。
ノルドランド
(Nordland)
果皮黄緑に赤み、果肉薄い赤。寒さに強く豊産性の品種。 
パステリエ
(Pastellere)
果皮赤黒、果重中位。秋果専用。 S3.15
バナーネ
(Longue d'Aout Banane)
夏果は最大300gの巨大果になる。 果皮は緑色。ロングドート、バナナクイーン、バローネ等の異名を持つ。 品種登録無し。
商標登録 番号:3264468 登録日:1997.2.24 消滅日: 2017・2.24
ビエドブーフ
(Pied De Bueuf)
果皮赤茶色、果肉赤、ベリー風味、秋果専用。
ビオレソリエス
(Viollette Sollies)
果皮黒、果肉赤。果重50g〜80g位、先端が割れない。 フランス原産でフランスではヴィオレット・ドウ・ソリエと発音され、ブルジャネット・ドワール、パリジャンヌとも呼ばれ、イタリアではブロジット・ネツロ(Brogiotto Nero)と呼ばれている様です。品種登録無し。
ビオレット・ド・
アルジェンテエイエル
(Viollette de Aegenteuil)
果皮黒紫、果肉赤、夏秋兼用。本種に似た品種はかなり多い様子。
ビオレッタ
(Biorette)
100g位の実がなる寒さに強い品種。ネグローネ(Negronne)  品種登録無し。
ビオレドーフィン
(Violette Dauohine)
果皮バイオレット〜緑、果肉イチゴ色、大粒、夏果専用種。
ブラウンターキー 表皮が茶色がかったクリーム色の50g位の実が成る。  品種登録無し。
フランダース 果皮黄色〜黄緑、果重60g程度、果肉琥珀色、秋果専用の様ですが、夏果も出来る様です。
ブリジャソットグリース
(Bourjassot Grise)
果皮緑がかった紫、果肉は赤、果重60g程度、夏秋果兼用。スペインのブルジャソット村で栽培されていた品種の様です。 S3.15*10
ブルンスウイlック 果皮ブロンズイエロー、秋果果重80g程度、果肉は赤、雨が多いと酸味あり、夏秋果兼用。
プレコス
(Precoce)
果皮ブラウン、小果(30g〜50g)・早生・豊産性。夏秋兼用種。本来の名前はフランス語のPrecoce de Barcelonaと考えられており、ロンドボルドーと同一と考える人もいるようです。
ベローネ
(Bellone)
中粒、黒皮、赤い果肉。フランス育成の欧州系、甘くて高品質の人気品種。  品種登録無し。
ボーンホルムズ
ダイアモンド
(Bornholm's Daiamond)
果皮緑〜赤茶色(食べごろ)、果長5〜6cmの大実、果肉赤、耐寒性が強い。夏果(7月末〜9月中旬頃)。挿木容易。
蓬莱柿 育てやすく用途多彩。果重50〜100g程度、果皮黄緑がかった褐色、果肉赤の非常に多産系の品種。秋果専用。
ホワイトアドレアチック
(White Adriatic)
黄緑の果皮、赤の果肉、イギリス産、秋k果用 沢山の類似名がある。zu
ホワイトイスキア
(White Ischia)
果皮黄緑、果肉赤、小果で豊産性。木は矮性。夏秋果兼用。
ホワイトゼノア
(White Genoa)
表皮が白っぽい小型の実が成る。  品種登録無し。
ホワイトプロリフィック
(White Prorific)
70g程度の中粒、豊産性の品種。 黄色〜薄茶色、薄紫色の果皮、夏秋兼用、イギリス産。甘くジューシー、蜂蜜風味。
樹勢が強い。
S3.15
マドレーヌ
(Madeleine)
夏果180g〜200g、秋果80g〜100g程度。夏秋兼用種。樹勢は強くない。
メアリーレーン
(Mary Lane)
果皮黄緑〜黄色、果肉黄色又は赤実がかった琥珀色、中果、メロンタイプの風味。夏秋兼用種。
ヨルダン
(Joldan)
果皮赤紫、果肉は赤、果重60g程度。夏秋果兼用。イスラエルのヨルダン川沿いに自生している品種。
リサ
(Lisa)
ニュージーランド産、果皮パールレッドでジューシー、果肉白っぽい飴色、果重50g〜100gの大果、酸味がある。夏秋兼用。
注: 苗販売は、果皮パールレッドという宣伝となっているが、夏果は薄めの紫だった。耐寒性は弱いと言うことであったが、埼玉県の−6℃位の寒さでは問題ない様子。これらは、継続観察が必要な様子。
レクーバ(Recuiver) 黒皮、赤実の大実品種。秋果専用。
ロードス
(Rhodes)
果皮黄色〜黄褐色、果肉赤の小型の極甘品種の様ですが、幾つかの少し性質の異なる品種が出回っているようで、現状発売元により、以下の品種あるらしいという情報を頂いてます。
@緑→黄色→褐色→艶の有る濃い紫、A緑→黄色→褐色→ひび割れた褐色と薄い紫、B緑→艶のあるオレンジがかった褐色 
今回入手下品種はAに近いようです。
ロイヤルビンヤード
(Royal Vineyard)
ブラウンの果皮、イチゴ色の果肉、イギリス産、夏秋兼用
ロンドボルドー
(Ronde de Boudeaux)
30g位の小型、黒っぽい実、濃い赤の果肉、豊産性、フランス原産。ロンドボーテックスという名前でも流通。
Aheleias
(アヘレイアス)
果皮 緑〜黄色、果肉 赤、中粒〜やや大粒、多産系  非常に高品質で甘いストロベリー風味。キプロス原産。キプロスから導入。尚、キプロスからの導入は現在全て「ガーデン春告鳥」様経由で行っています。 ◎  OKD1/17  zu2.13
S3,28*5
Alicude 果皮黄色、果肉薄いピンク、厚皮で大変甘い、授粉不用、Nikkyより。米国・Pから導入。
Analata Klirou やや大きめの中粒、果皮紫、果肉赤紫。芳醇な香り、病気に強く栽培し易い、キプロス原産。キプロスから導入。 T9○,T10○、T11○、◎  OKD1/17
S2.27*5,S3.10*2
Antelounika 果皮緑、果肉赤。キプロスから導入。 T11○、◎、庭○ OKD1/17  zu2.13
S2.27*3 ,S3.1*3,S3.9*1,S3.10*4
A Sangue イタリア産、果皮黄色〜緑、果肉暗赤色、授粉不用。米国・Pから導入。 S3.13*2
Aspra
(アスプラ)
果皮緑〜黄色、果肉黄色〜赤の小粒の品種。皮が緑の場合、赤い酸っぱい実も混じる。キプロスから導入。 T3○、○、庭△  hi2.26 ,okd2.26
S3.16*4
Aspro Klirou 果皮黄緑、果肉白色、非常に甘くシルクの様な食感、主に夏から秋に収穫、キプロス中央部Asprokklisiaという町の近くで栽培。キプロスから導入。 ◎、庭△ zu2.13
Aspro Prodromi 中粒、果皮白っぽい緑、果肉薄いピンク、果肉は柔らかく非常に甘くジューシー 、原産地地中海。キプロスから導入。 ◎ zu,22.13 hi2.26, OKD2.26
S2.27*3
Aspro Thessalonikis 大きなグリーンの果皮、深い赤の甘い果肉。キプロスから導入。 T17○、○  OKD1/17 zu32.26, TAKA2.36
S2.27*15
Ayianapitika 果皮黄緑、果肉赤、中粒果、甘味が強い。鮮やかな赤のイチゴジャムの様な果肉はとても美味しい。キプロスから導入。 △、庭△ taka1/29, 
S3.20*3,S3..29*1
Battaglia Green アメリカ原産(イタリアから持ち込まれたようです)、果皮 緑、果肉赤。BAT01とも呼ばれている様です。味は濃厚なイチゴジャムの様で、大変美味しい品種。夏の終わりから晩秋まで実を着ける多産系品種。asa 庭△
Beer‘s Black 果皮濃紫色、赤、中粒果、豊産性、中樹勢(比較的矮性)、夏秋兼用、ネグローネに似たベリー系の味。
S3.13*4, S3.20*3
Black Beauty 10 果重40g位の小果、果皮濃い紫、果肉赤い琥珀色、極甘ベリー風味、米国産。
ルイジアナのCajun Danが品質レベル10と評価した高評価の品種。挿木容易。
T18×、T21△  OKD1/17
Black Madeira(UCD) 果皮濃紫、果肉赤,。最高に美味しいイチジクとの評価。 △、庭△
S3.21*3,S3.28*7
Black Madeira Fego preto zu 果皮濃紫、果肉赤,。最高に美味しいイチジクの一つとの評価。提供者から品種違いの可能性があるとの報告の為検証中。zu
Black Madeira Fego Preto cocoa 果皮濃紫、果肉赤,。最高に美味しいイチジクの一つとの評価。正式にはFego Pretoの名称が正しいと思われる。
Black Madeira JFE 果皮濃紫、果肉赤,、果重50g程度、完熟で表皮ひび割れ。米国のJust Fruits & Exoticsで販売されていた品種。Black Madeira(UCD)に引けをとらない美味しさとの評価。挿木容易。supersum
Black Madeira KK 果皮濃紫、果肉赤,。最高に美味しいイチジクの一つとの評価。Encanto Nurseryの母木に由来するKeith.K氏育成の品種ということでKKと呼ばれている。Encanto Nurseryの母木はその後UCDに置き換えられた様です。FMVの兆候が少なく、成長が旺盛と言われています。rmkk
△ OKD1/17
Black Misson 果皮濃紫、果肉赤、夏秋兼用、1800年頃米国に導入、現在でも世界の高品質無花果の一つという評価。米国・Pから導入。 S3.12
Blanche d'Argenteuil N1 表皮黄緑、果肉薄い赤、60g程度、フランス産、樹勢弱、豊産性.。Zu hym
Blanche d'Argenteuil N2 表皮黄緑、果肉薄い赤、60g程度、フランス産、樹勢弱、豊産性。Zu shina。導入先が異なるので、N1,N2として区別して栽培。 △、庭△
S.29*3
Bordissot Blanca Negra 紫色の縞模様の果皮、ピンクの果肉、甘くて高品質な味、20gから40g程度の果重。米国・Pから導入。 △、庭△
S2.27*5
Bordissot Blanca Rimada 表皮緑に黄色のストライプ、果肉深い赤、中〜大サイズの実(約60g)。キプロスから導入。 T1○、△
S3.9*4,S3..29*2
Brogiotto Bianco 果皮(ゼブラ模様有り?) 緑、果肉 赤、中粒。キプロスから導入。 ○、庭×
S2.29**10
Brogiotto Nero イタリア原産、中粒〜やや大粒、果皮紫黒、果肉赤。キプロスから導入。 T7○
S3.16*2
Capol Curt Negra 果皮茶色っぽい紫、果肉赤、果皮に皺が入る、非常に甘味が強い、比較的小粒。
Catalan 果皮黒、果肉赤、非常に甘い、スペイン産。米国・Pから導入。 T8△  taka1/29
CDA(Constantine de Algerie) アルジェリア産、黄色の果皮の大きな実、大変甘い、雨に強い。米国・Pから導入。 T7△、T8○、庭△  zu32.26
S3.9*4
Coll de dama Blanca  
(レディホワイト )
60g位のブラウンがかった黄色の果皮。赤い果肉、非常に甘く高品質。晩秋に実が着く傾向があり比較的暖かい地方向き。挿木が容易。
S3.X*X
Coll de dama Blanca Negra 甘味強く、フルーティーで、風味豊かで非常に美味との評価。
レディシリーズ(Coll dedama) の一種。白系と黒系の実が交互になるという珍しい品種。白系は緑の果皮に紫のストライプ、黒系は紫の果皮に緑のストライプガ入ることが多い。熟してくると表皮にひびが入る,。
△、T8△(タイからの輸入品)、庭△
S3.10*2, S3.13*2
Coll de dama Cuitat スペインの品種。緑っぽい果皮、赤い実。米国・Pから導入。 S3.10*2,S3.28*1
Coll de dama Gris  
(レディグレイ )
果皮茶褐色、果肉は赤、果重60g程度、秋果専用。樹勢力中程度。皮が厚く傷みにくい極甘品種。
S3.X*X
Coll de dama Mutant 
(レディミュータント)
C0ll de dama Blance Negraの突然変異種。果皮が緑〜多色に変化する美しい品種。
Coll de dama Noir 
(レディブラック)
60g程度の黒色、最高糖度は32度にもなる世界一甘い品種というスペイン産 秋果専用種です 。
S3.X*X
Coll de dama  Rimada 果皮黄色と緑のストライプ、果肉赤、熟期10月中旬頃、多産。スペインのマヨルカ島原産 コルデダナリマダ。日本ではレディストライプとも呼ばれている。 米国・Fから購入。
Coll de dama  Roja  緑っぽい紫の果皮、赤実、小〜中果。 米国・Fから購入。
Columbaro Nero 果皮ブラウン、果赤、大粒の甘い実。キプロスから導入。
古くから栽培されているイタリアの品種、果皮紫、果肉薄赤、軽いベリー味で大変甘い。米国・Pから導入。
以上2箇所から導入。同じものと思われるので、区別しないで栽培。
T10△、庭△  zu2.26
S3.1*4,S3.9*3,S3..29*2
Craven's Craving ポルトガル・アゾレス諸島原産、果皮黒、果肉赤、中粒、果実や葉はBlack Madilaによく似ている様子。高評価にイチジクの一つ。 T8×、T9×、T15×、T17×
S3.10*2
Da Ponte ポルトガル産、丸く薄緑色表皮、果肉暗赤。米国・Pから導入。 T8△ taka1/29
Dama di Rosa イタリア シチリア産、果皮青紫、果肉淡い赤、大粒、非常に甘い。米国・Pから導入。 庭△S3.29*1
Desert King 果皮黄緑、果肉ピンク。多産性。ザ・キングとDesert Kingは同じものかも知れない。果重40g〜150g程度で夏果専用。アメリカ原産。キプロスから導入。 ◎、庭△ 
S2.27*3,S3.28*3
Diuri 果皮紫、赤実、中果、多産系。シロップ状で甘い。キプロスから導入。 △  OKD1/17 zu2.13
3.28*1
Figue De Marseille 世界一甘いイチジクの一つ、果皮緑、果肉淡いピンク、小果40g程度。 T2△、T9○、、庭○
S3.10*3
Gentile Bianco
(ジェンタイル・ビアンコ)
果皮緑、果肉赤(秋果)又はブラウン(夏果)、大実。キプロスから導入。キプロスから導入。 T9×
Golden riverside 果皮緑、果肉赤.。80g程度の大粒。人気の高い品種のひとつ。 T10×、T14×、T17×、△、庭×
S3.28*10
Hardy Yellow 果皮黄緑、果肉赤、果重100g程度、豊産性、耐寒性最強クラス。 T10○、△
S3.10*3,S3.13*2,3.28*3
Heimoniatika
(ヘイモニアティカ)
皮緑、果肉(夏果ブラウン・オレンジ、秋果赤)、大粒。写真では、果皮、果肉とも薄紫の様子。キプロスから導入。 ○  taka1/29、OKD1/15
Ioanias 緑が混ざる黒系の果皮、琥珀色の果肉。大きく甘く熟すのが早く多産系なので主に夏果収穫用として有望。 ブレブ種。キプロスから導入。 T8×、○ OKD2.26
S3.9*4
Iraqi 樹勢がとても強い品種。モザイク耐病性がある。30g程度の小果だが甘味が強い、果皮黒、果肉赤から紫。挿木が容易。 T8○ zu,2.13  hi
S3.1*6
Ischia Black 黒皮、赤実。国内で購入(Grden story)した品種です。Ischia Black USDA と異なる可能性もあるため、取りあえず区別して栽培してみることとしました。因みに米国では、Ischia Black AD, Ischia Black UC Davisの様に区別して2種販売されてます。zu T10×、△
Ischia Black USDA 黒皮、赤実、日本では、立枯れ病用台木としての評価が高い結果が出ている様だが、Figaholicsでは成長が遅く根着きが悪いと言っている。ただし、それを接木した木(ブラウンターキーで実験)の枝は生育が良く、挿木の根着きも良かったと紹介されています。 米国・Fから導入。 T10×、△
Itarian 258 果皮青みがかった濃い紫、果肉赤(中心に行くほど濃い赤)、果重40程度、濃厚なイチゴジャムの様に非常に甘い。評価TOP10にはいる程の人気の高い品種。Genovese Nero AFが非常に近い品種で、I320は遺伝子検査で同一品種と判定されている様です。イタリア産。挿木容易。 T15×、△  OKD1/15
S3.21*4,S3.28*3
Izmir
(イズミル)
果皮白、果肉赤、葉は概ね3つに分かれる、目立つ首で目が突き出て少し開く、やわらかくジューシー。トルコ産。 ×
Jebba イタリア産、果皮薄紫、果肉赤、非常に食味が良い、サンピエトロタイプ、Nikkyより。米国・Pから導入。
S3.13*2
Joualle Amber フランス産、果皮黄色、果肉飴色、非常に甘くフルーティ、やや大粒。米国・Pから導入。 T8△、庭△ TAKA2.26
S3.13*3,S3..29*2
Kimis
(キミス)
果皮黄緑、果肉赤、完熟時皮がひび割れ状(マスクメロンに似た感じ)になる。キプロスから導入。 △、庭△
Kiladonika 果皮緑に薄い紫ののストライプ(完熟してくると全体が紫っぽくなる)、果肉濃赤、非常に甘い品種。キプロスの伝統的な品種。葉は通常5本に分かれた長く大きい。キプロスから導入。 ◎、庭△ zu2.13
S2.29*10,3.29*2
Klirou 果皮緑、果肉赤、中粒。キプロスから導入。 ◎ OKD1/17
S2.29*9
Laitziana
((ライツィアナ)
果皮緑〜ベージュ、果肉黄色っぽいブラウン、中粒 非常に甘い品種。キプロスから導入。 ○ zu2.26
S3.16*4
Laitziana Mavra
(ライツィアナ・マヴラ)
果皮緑〜ブラウン、果肉黄色っぽいブラウンの中粒の品種。キプロスから導入。 ◎  hi2.26 .zu22.13, OKD2.26, TAKA2.26
S2.27*8,S3.9*1,S3.25*6
Lanciamese イタリア原産、果皮黒紫、中粒、果肉赤、甘くジューシー T1○
S3.9*4
Lilla 大変食味の良い品種、果皮紫、果肉赤、雨に強い、豊産性、授粉不用、Nikkyより。米国・Pから導入。 ×
S3.13*2
Lorri Grosso 中粒、果皮緑、果肉ブラウン、 甘い。キプロスから導入。 ○ zu32.13, OKD2.26
S3.13*4
LSU Black
(ブラック)
果皮濃紫、果肉赤。入手先TAKA
LSU BuddyLee
(バディリー)
特性調査。入手先TAKA
LSU Candy
(キャンディ)
特性調査中。入手先TAKA
LSU Champague
(シャンパーニュ)
LSU Gold selestとも呼ばれる様です。果皮黄色、果肉黄褐色〜キャラメル色)、中果。秋果専用。挿木容易。
LSU DC7 果皮黄色、果肉飴色.。入手先TAKA T17×、△ OKD1/15
S3.8*3
LSU Everbeering
(エバービーリング)
果皮黄緑、琥珀色の果肉の劇甘品種。小粒だが糖度が高く高品質。ルイジアナ州リ立大学開発品種。そこそこ豊産性。
LSU Gold
(ゴールド))
果皮黄色にかすかな赤が混じる、果肉イチゴ色、果重大。熟すのが早く多産。夏秋果兼用。ジャイアントセレクトとも呼ばれる。雨が続くと裂果し易い。挿木容易。
S3.10*3
LSU Hollier
(ホリエ)
果皮黄色、特殊な味が加わった蜂蜜風味は高評価。
LSU Late black
(レイトブラック)
果皮濃紫、果肉赤 ○ OKD1/15
S3.16
LSU O'Rouke
(オルーク)
果皮ライトブラウン、果肉黄褐色(中心部が赤くなる事もある)、果重20g程度、秋果専用。挿木容易。
S3.10*3
LSU Perple
(パープル)
果皮紫、果肉イチゴ色、果重小〜中。早くから遅くまで収穫出来る豊産性品種。ネマトーダ抵抗性有り。挿木容易。 S3.10*2,S3.29*3
LSU Tiger
(タイガー)
果皮ブラウン、果肉黄色、果粒中〜大。夏秋兼用。熟すのが早く多産。ジャイアントセレクトとも呼ばれる。雨が続くと裂果し易い。挿木容易。
LSU White honey
(ホワイトハニー)
果皮黄色、果肉ピンク
S3.16
Maltese Beauty
(マルティス・ビューティ)
果皮濃紫〜黒、果肉アンバー〜赤。果重40g程度の中粒果。樹勢中程度。地中海産で、当初GM155と呼ばれていた品種。asa △S
3,28*4
Mamantos 皮黄緑、果肉赤、大粒多産。キプロスから導入。 ◎ taka1/29 ,hi2.26 
TS2.27*2, S2.27*2,S3.7*4,S3.9*2
Maroc23 70g〜100gの大きな実、果皮ブラウン、果肉赤、非常に甘いフィギー風味、超生産的、授粉不用。ボルケロル植物園より。米国・Pから導入。 T14○ taka1/29、zu22.13
S3.10*2, S3.13*2
Mavra
(マヴラ)
果皮黒〜ブラウン、果肉薄いブラウン、大実で甘い。キプロスの伝統的な品種。キプロスから導入。
Mavra Klirou 皮薄紫、果皮にひびが入る、果肉赤、大粒、甘い、多産。キプロスから導入。
Mavra Markopoulou
(マヴラ マルコポウロウ)
果皮濃い褐色、果肉赤、大粒、直立性樹形、多産系、ギリシャ産。キプロスから導入。 ◎、庭○ OKD1/17 、hi2.26
S2.17 ,S3.1*4,3.9*2
Mavro Pegeias 果皮黒、果肉ブラウン。 キプロス原産、Pegeias村で栽培、非常に甘い品種。キプロスから導入。 ○ OKD2.26
S3.16*4
Melanzana 皮薄い褐色、果肉赤、中粒、多産、強い香り。キプロスから導入。 T8○、○、庭△ OKD2.26, TAKA2.26 
S2.27*3,S3.9*2, S3.16*3,S3.25*7
Melograno 286 甘く大きなブラウンの果実。キプロスから導入。 S3.16*3
Mussega Blanca スペインの品種、黄緑の表皮、琥珀色の果肉。米国・Pから導入。 T9△
Napolitana Negra 果皮黒、果肉赤、大実で豊産性。キプロスから導入。 ◎ taka1/29
S3.16*4
Natalina Fico Cirino メッシーナのパレルモ植物園由来、砂糖と蜂蜜タイプでカドタに似たところがある、果皮黄色、果肉薄いピンク。米国・Pから導入。
S3.16*3
Neri テニスボール大の大きさになる最大級サイズの実、果皮深紅色、果肉赤、早く熟し甘味が強い。イタリア原産。キプロスから導入。 T8○、庭△ 
S2.27*6,S3..29*2
Paradiso イタリア産、果皮緑、果肉赤、幾つかの名前で呼ばれている様子。キプロスから導入。 T9○、○  OKD1/17 
S2.27*10,3,28*3
Partridge Eye 果皮緑に薄紫、果肉赤、赤い目が特徴です。目が堅く大変甘い。授粉不用。米国・Pから導入。 TAKA2.26
S3.16*4
Perdikosyka ギリシア原産、果皮緑がかった淡い茶色、果肉赤。キプロスから導入。 ◎ OKD1/17
S2.27*4, 3.9*3,3.9*3
Pescarolla 果皮緑っぽい薄紫、果肉赤、適度なベリー風味と甘さ、豊産性、夏秋兼用種。 キプロスから導入。
S3.21*3
Pittakouri 果皮濃ブラウン、果肉赤、中粒〜大粒で豊産性、シロップの様な食感で甘い。(7月中旬〜9月末) キプロスから導入。 T19○、◎、庭△ OKD1/17 、zu2.13 、hi2.26
S2.27*8,S3.9*2
Porporate 果皮ブラウン、ハニーシュガータイプの綺麗な実、生育旺盛、Nikkyの情報。米国・Pから導入。 ×、庭×
Princessa スペイン産、果皮黄色〜緑、大きな夏果綺麗な秋果、蜂蜜タイプの非常に甘い実。米国・Pから導入。
Proima Hrokitias 早生、果皮緑、果肉赤、キプロスのリュクサ村で栽培されている品。 キプロスから導入。 ○、庭○ OKD2.26
S3.1*4, S3.16*4
Red Israel 緑がかった紫の表皮、赤い果肉、蜂蜜タイプ、イスラエル産。米国・Pから導入。 庭△ taka1/29
S3.29*2
Rosso Dentro 赤iい果肉、ブラウンの果皮、イタリア原産。キプロスから導入。 T9△、○、庭△  OKD1/17 、taka1/29 、hi2.26 
S2.27*7,3.9*4
San Carlo 薄紫の果皮。Zu ×
San Pietro(緑)
(サンピエトロ)
果皮緑、果肉赤、小粒、多産系。キプロスから導入。
Smyrneiki
(スミルネイキ)
果皮緑、果肉赤、大実で豊産性、完熟時皮がひび割れ状(マスクメロンに似た感じ)になる。 スミルナ種の為、暖かい地方に生息するイチジク小蜂による受粉が必要という情報がある。ただし、イチジクコバチがいないドイツでも実が着いているという情報もあり、日本での着果は現状詳細は不明。Smyrneika表示されている海外サイトもある様です。キプロスから導入。 T6△、T8△
S3.13*4,S3..29*2
Sunrise 黄色オレンジ色の表皮、赤い果肉、比較的小型のベリー風味実。品種の販売者が命名した名前の様です。米国・Pから導入。 T8○、T9○、庭○ taka1/29
S3.10*5 ,S3.20*3
Tillirisima 果皮黄色、果肉赤、キプロスのTillirisima地区で栽培されている非常に伝統的な品種。地元では乾果用に作られる事が多い。夏果も豊産。キプロスから導入。 ◎ OKD1/17
S2.29*20
Tuvia Shehora もともとはイスラエル近辺で育った品種をフランスの愛好家がポルケロル諸島に移植して育てた品種。イチジク栽培者の間で人気がある。気候により色が変わる傾向があり、シンガポールでは明るい黄色と赤の表示を収穫、アメリカでは紫の果皮になった、蜂蜜風味の琥珀色の果肉。約30g程度の小粒。米国・Pから導入。 庭△
S3..29*1
Ualta キプロス原産、果皮やや灰色がかった緑色、果肉明るい赤。 非常に甘くジューシー。 キプロスから導入。 ○ zu2.13, OKD2.26, TAKA2.26 
S2.27*3, S3.16*2
UNK Pastiliere 果皮濃紫、果肉濃赤、ダークチェリーとブラックベリーの風味、少し酸味有り、授粉要? 米国・Pから導入。 T5○、T8△、△
S3.7*4
Vartika 果皮緑、果肉赤、大実、多産、深い甘み。 キプロスから導入。 T5×
Vasilika Melissi
(ヴァシリカ・メリッシ)
(ロイヤルハニー)
果皮グリーンに紫の縞、果肉濃赤〜紫、実のサイズは5,6cm、高品質。
挿木苗穂木 asa、接木穂木 キプロスから導入。
T6△、T8○、◎  hi2.26
TS2.27*4
Vazanata 古代からキプロスで栽培されている品種。洋梨型で大実、赤褐色の背景色に薄黄緑の不規則な斑点,
果肉黄色、多収、非常に甘い。 キプロスから導入。

S3.16*4
Vincenzo 夏果は50g位、濃い紫の果皮、秋果は30g位、黒紫に白い斑点の果皮、赤みのある琥珀色の果肉。シアトルの無花果愛好家Ben氏が選んだ2018年秋果トップ3に入った美味しい品種の様です。夏果はジューシーでメロン風味のマイルドな甘さ、秋果は驚異的な蜂蜜ジャムの様ということです。 T9×、T10×、T13×
Violet De Argenteuil 果皮黒、果肉赤.。国内版緑との情報あり。Zu
White madeira 果皮緑、果肉赤  美味しいという評判の品種。asa ×
White madeira #1 果皮緑、果肉赤  White Madeiraは美味しいという評判ですが、#1はさらに美味しく、Black Madeiraにに負けないくらい美味しいとの評価がある。
S3.21*2,S3.25*5
Yellow Long neck
(イエローロングネック)
黄緑色の果皮、テニスボールになる事がある大実種。夏秋兼用種。 ○hi
S3.28*3
Zidi 表皮黒紫、果肉赤、木と葉がとても大きく樹勢が強い。チュニジア産。米国・Fから導入。 T13○、△、庭△ hi
S3.1*3,S3.28*3

ダルマティ注: ダルマティは元々地方の名称の為、世界では色々な名前で呼ばれている。

          その中で、Vasilika Sika (葉の切込みが鋭い。極甘ではなく、実がやや硬い)とStilla(実が極甘、葉の切込みがやや穏やか)が一般的なダルマティと考えられている。
          その他に、世界では以下の様に呼ばれている様です。
             ダルマチアグリーン、フランシュ・ナヴェッロ、ダルメシュアルブルンスウイック、デュシャポン、フィコビオリット、ラグーザ、ラグセーヌ、スタテン島爆弾、ホワイトギリシア、ホワイトナベロ、
             マンサンシカ・アスプラ
育て方:
無花果は、勢いの良い新鞘の葉の付け根に次々に実がなります。どのような剪定でも実が付きますので、育て方は極めて容易な果物です。 ただし、一般の果樹の様に短果枝を多くすると、一度に沢山実が成りますが、新鞘の成長が少ない為、その後のあまり実が成りません。なるべく、新鞘を2芽程残す程度に枝を切り詰めると、勢いの良い新鞘が発生し、夏から晩秋まで次々に実がなります。
油虫や毛虫の被害は殆どなく、病気ににも強い果物ですが、幹や根元がカミキリ虫の幼虫に食い荒らされ、虫糞だらけになって木が弱ったり、最悪枯れてしまう被害が散見されます(というか放任しているとほぼ100%被害を受けてしまうようです)。
幹から虫糞が出ていたら、早めに殺虫剤で駆除する必要があります。被害が少ない場合、虫糞が出ている部分をナイフで削って、幼虫を捕殺する事も出来ますが、幹に穴を開けて食い進んでいる様なら、細長い金属性のノズルが付いている噴射式の殺虫剤で、穴の中に殺虫剤を注入する必要があります。
知人のところで駆除を行った経験では、幹のそこらじゅうから虫糞が出ており、殺虫剤を注入したら、1m位は離れたところから注入した薬剤が吹き出して来た例もありました。このような場合、金属性のノズルを糞の穴に入れた後、ノズルの周りを噛んだガムでふさぐと、幼虫の食い進んだ穴の奥まで薬剤が注入できます。尚、虫糞の穴が沢山ある場合、全ての穴に薬剤を注入しても、生き残ってしまう場合があります。一度注入したら、しばらくしてから又新しい虫糞が出ていないかチェックする必要があります。この駆除を繰り返しているとそのうち被害はなくなります。

無花果の害虫の発生と駆除の様子はのページでご紹介しています。


樹形





庭温室脇イチジクの木(メイン台木)の様子


別館イチジクの配置及び樹形
位置・台木等 樹の通し番号 品種名
別館道路脇
 
1 Natalina Fico Cirino
ゴールドファイガー、CDD Roja、BM Preto(緑)、Lancianese
アーチペル+Laiziana
Vazanata
2 ネグローネ+Bordissot Blanca Rimada
レディブラック
ベローネ、ロイヤルビンヤード
Mamantos +Princessa
サンミッシエル +Aspra
ブルンスウイック +Brojiotto Bianco
ホワイトゼノア +Tillirishima +CDD Blanca Negra
3 レディホワイト
レクーバ
Aspra 、Iraqi、ビオレッタ、BM Preto(緑)、アーティノン、Tuvia Shehora
サルタン+タザン+Bordissot Blanca Rimada
4 セレスト
5 BDA#2 shima、ビオレソリエス、Partfjdg Eye、Figue de Marseil、Vartika、WhiteMadeira
レクーバ
Naporitana Negra 、ゼブラスイート 、シャーアンバー
レクーバ
カドタ +UNK Pastilire
ブルンスウイック
ベローネ
ドリードポルケロール
6 ホワイトプロリフィック、ドーフィン、LSUゴールド
ロンドボーテックス、Partfjdg Eye 、Vasilika Melissi
Ayaianapitika、Smyrneika、コナドリア
パステリエ
ドルチェレスト
ドリード・ポルケロール
7 ブラウンターキー、Brogiotto Nero 、 CDA
リサ、 ロンドボルドー
8 枝8−1
  Aspro Klilou
  Iraqi+、UNK Pastilere、コナドリア
  アーティナ、ロンドボルドー、Melanzana

枝8−2
  LSUゴールド
  バネーネ、Jualle Amber
  バネーネ、ピエドブーフ
  アルマ
  品種確認中、Ionias

枝8−3
  Sunrise、フランダース、Vasilica Merissa

枝8−4
  Catalan +Smyrneika+UNK Pastiliere
  くろあま、CDDB-N(TAI)
  ダルマティ、VDA#2 shinada

枝8−5
  マドレーヌ
  イスラエル、CC
  Daponte、蓬莱柿

枝8−6
  グッドー 、カルデローナ、CDA(輸入時劣化判定穂木)

枝8−7
  Neri
9 枝9−1
  Gentile Bianco、プレコス、Analata Klilou、 Sunrise
枝9−2
  Figue de Marseil
  ネルゴラルゴ
  Catalan +Mussage Blanka
枝9−3
  グッドー +CC
枝9−4
  LSUシャンペイン、Rosso Dentro、Paradiso
枝9−5
  ブリジャソットグリース
枝9−6
  チャイナホワイト+ストロベリーベルテ
枝9−7
  ヨルダン
10 キング
11 ベローネ、Hardy Yellow、Vincenzo、VDA zu
Iscia Black(Garden S),、Iscia Black USDA
Golden Riverside
Columbaro Nero、Antelounica、Ualtam、Anakata Kkirou
12 ノルドランド
13 イスラエル +Maroc23
Zidi
CDD Ciutat
Vincenzo
14 ブラウンターキー+LSUパープル
Golden Riverside
15 ホワイトゼノア
LSUタイガー+CC
I258+BlackMadeira 
16 セレスト
ロードス+GoldenRiverside
17 レディホワイト+グリーンイスキア
BM Pleto
Aspro Tessaloniks
CC
Golden Riverside,LSU DC7
18 ビオレソリエス+BB10
19 サルタン+Pittacouri+Aspro Tessaloniks
ヨルダン
ドリチェレスト+Green Greek+VDA
20 ブルンスウイック+ホワイトプロリフィック
21 ビオレソリエス
アーティノン
BM Preto 、BB10
22 高橋さんちの不明品種 +BB10
Green Greek
23 Green Iscia
別館西側 1A-1
 
アーチペル +Tuvia Shehora+ Beer's Black
ビオレソリエス+アーティナ
サンミッシェル +Ayianapitika+ Lilla
アイーダブラック
San Carlo
アビク+ LSU ever2307
アルマ +Princessa +White Madeira#1
MIB
一才イチジク
別館西側 1A-2 1 ドーフィン+ゴールドフィグ
2 ドーフィン+ロンドボルドー
3 ボーンホルムズダイアモンド+ クインタ
4 久留米ハニードロップ+Jebba
5 レディホワイト+ロイヤルビンヤード
6 ホワイトアドレアチック
7 レディホワイト+ドリードポルケロール
8 ホワイトイスキア
9 ビオレドーフィン
別館西側 1B-1 1 Laitziana Mavra
2 Brogiotto Bianco(台木キング)
3 Kimis
4 BM UCD
5 Golden Riverside
6 I258
7 Mavra Klirou (台木ドーフィン)
8 Brogiotte Nero
9 Beer's Black
10 レディホワイト+Melograno286
11 Green Greek
12 Iscia Black
13 Vazanata
別館西側 1B-2 1 A Sangue
2 Allicude
3 Bordissot Blanca Negra
4 Jouel Amber
5 Jebba
6 Lilla
7 Pertridge Eye
8 Princessa
9 Unk Pastillia
別館西側 1C-1 1 Ahereias
2 Anataka Klilou
3 Antelounika
4 Aspro Prodoromi
5 Aspro Thessalonikis
6 Aspra
7 Aspro Klirou
8 Desert King
9 Diuri
別館西側 1C-2
1 ドーフィン +Heimoniatika
2 ドーフィン +Ionias
3 Kiladonika
4 Klirou
5 Laitziana
6 Lorri Grosso
7 Mavra Markopoulou
8 ドーフィン+Melanzana
9 Mamantos
10 Mavra Pegeias
11 Naporirana Negra
別館西側 1C-3 1 Paradisso
2 Perdikosyka
3 カドタ+Pescarolla
4 Pittacouri
5 Proima Hrokitiaas
6 Rosso dentro
7 Smyrneiki(予定)
8 Tillirisima
9 Ualta
10 Vasilika Melissi
別館西側 2A−1 1 LSUエバービーリング
2 LSUオルーク
3 LSUゴールド
4 LSUシャンパーニュ、LSUタイガー
5 LSUタイガー
6 LSU White Honey
7 LSU Late Black
8 LSU DC7
別館西側 2A−2
マドレーヌ
2 グリーンイスキア +White Madeira#1
3 ナザレ +LSU ever2307
4 ヌアールドカロン
5 メアリーレーン +クインタ
6 タザン +クインタ
7 蓬莱柿
別館西側 2A−3 1 LSU Black
2 LSU Buddy lee
3 LSU Hollier
別館西側 2B
Hardy Yellow
2 Black Madeira
3 ドーフィン+Capole Curt Negra
4 White Madeira#1
5 レディホワイト+White Madeira
6 Golden Riverside
7 Iscia Black USDA Davis
8 I258
9 ドーフィン+Multese Beauty
別館西側 2C 1 BM Plete ZU 着果確認要
2 BDA #1 ZU hym
3 BDA #2 ZU shina
4 セレスト +San Carto (SC)
5 久留米くろみつ
6 Black Ischia ガーデンストーリー
7 VDA 国内版 ZU
8 Zidi
別館西側 2D 1 Black Madeira KK
2 Izmir
3 Yellow Long Neck
別館西側 3 1 グリスビファレ
2 コナドリア
3 ストロベリーベルテ
4 ゼブラスイート
5 ダルマテティ
6 チャイナホワイト
7 フランダース
別館西側 4 1 Zidi、CDD Rimada(レディストライプ)を接木してあるが、少し伸びて枯れそうな状態
2 Zidi、CDD Roja を接木してあるが枯れそうな状態
3 CDD Ciutat
4 CDD Rimada
5 レディホワイト (CDD Blanc)
6 レディグレィ (CDD Girs)
7 レディブラック (CDD Noir)
別館水路脇 1 ビオレッタ、アーティナ
2 ロンドボーテックス、パステリエ
3 LSUエバービーリング
4 ブラウンターキー、ノルドランド
5 バネーネ、レディグレイ
6 ノルドランド、リサ
7 VDA zu (緑
8 クインタ
9 台木Zidi ,Iscia Black USDA
10 台木ドーフィン,LSU White huny
11 台木ドーフィン,Golden Riverside、Hardy Yellow
12 台木ビオレソリエス、Mamantos、Poscarolla
Brojiotto Nero
13 台木ロンドボーテックス、CDDB-N(タイ)
14 台木ディグレド、BDA ZU/SHIMADA、Iscia Black USDA、シュクレ

別館通路脇のイチジクの生育の様子 別館西側1A,2Aのイチジクの生育の様子

別館西側1Cのイチジクの生育の様子 別館西側2B、2C、2Dのイチジクの生育の様子


ホワイトゼノアの秋果 - 2003年10月19日撮影
木も大分大きくなり、9月頃から順次熟しています。ほっておくと鳥に食べられてしまいますので、完熟の少し前に収穫する様にしていますが結構いけます。
ホワイトゼノアの夏果 - 2006年6月3日撮影
ホワイトゼノアの夏果です。重さは秋果の数倍の大きさになりますが、完熟までに落果したり鳥に食われてしまうことが多い様です。

無花果の接木例1 - 2007年4月21日撮影
宮式高接方式で接いだものです。枝の途中に接いだり、一本の枝に複数品種を同時に接木する場合に便利な方法です。
無花果の接木例2 - 2022年4月14日撮影
通常の切接ぎです。メデール等接木部分を密封する接木テープが必要ですが、着き易く接ぎ穂の芽の生育も良いです。
無花果の接木例3 - 2022年8月31日撮影
緑枝の割り接ぎです。初夏から初秋まで台木の新鞘が沢山勢い良く伸びるので、その伸びた新鞘の先頭に成熟気味の穂木を接木する方法です。これは8月20日接木した例です。

収穫 − 2011年8月28日
最盛期にには数日ごとにかなりの量が収穫できますので、ジャムなどに加工しておくと便利です。砂糖のみ加えて甘いジャムにしたり、レモンで酸味を付けたり、色々楽しめます。

アーティノン − 2022年11月18日
i庭の台木に接木したアーティノンの葉の様子。

アイーダブラック − 2022年11月22日
i庭の台木に接木したアイーダブラックの葉の様子。

アビク − 2022年11月18日
i庭の台木に接木したアビクの葉の様子。

アルマ − 2022年11月22日
i庭の台木に接木したアルマの葉の様子。

カルフォルニアブラック− 2022年11月18日
i庭の台木に接木したカルフォルニアブラックの葉の様子。

グッドー − 2022年11月18日
i庭の台木に接木したグッドーの葉の様子。

サルタンの着果 - 2022年9月22日撮影
少し長めの大きな薄茶色の実がなります。

サンミッシェルの挿木苗 - 2019年6月29日撮影
鉢に植え替えたサンミッチェルの挿木苗です。

シュクレ− 2022年11月18日
i庭の台木に接木したシュクレの葉の様子。

白イチジク− 2022年11月18日
i庭の台木に接木した白イチジクの葉の様子。

ストロベリーベルテ - 2022年11月21日撮影
畑に植えたストロベリーベルテの葉の様子。

ゼブラスート - 2022年11月21日撮影
畑に植えたゼブラスイートの葉の様子。

セレスト 2022年11月24日
i畑の台木に接木したセレストの葉の様子。

タザン 2022年11月18日
i庭の台木に接木したタザンの葉の様子。

ダルマティ 2022年11月22日
i庭の台木に接木したダルマティの様子。

ディグレド 2022年11月22日
挿木したディグレドの様子。

ナザレ 2022年11月22日
畑に植えたナザレの葉の様子。

ヌアールドカロン − 2010年8月13日
小さめの黒い実が成ります。熟すととても甘い実です。

パステリエ− 2022年11月18日
i庭の台木に接木したパステリエの葉の様子。

バネーネの接木 - 2010年6月6日撮影

ビオレッタ − 2022年11月24日
ビオレッタの葉の様子。

フランダース - 2022年11月21日撮影
畑の台木に接木したフランダースです。

ホワイトイスキア − 2022年11月22日
畑に植えたホワイトイスキアの葉の様子。

ホワイトゼノア − 2022年11月22日
畑に植えたホワイトゼノアの葉の様子。

メアリーレーン− 2022年11月18日
i庭の台木に接木したメアリーレーンの葉の様子。

レクーバ− 2022年11月18日
i庭の台木に接木したレクーバの葉の様子。

レディグレイ− 2022年11月18日
i庭の台木に接木したレディグレイの葉の様子。

レディブラック− 2022年11月22日
i庭の台木に接木したレディブラックの葉の様子。

ロンドボーテックスの実着 - 2022年11月14日撮影
中粒の黒っぽい実です。
ロロンドボーテックス果実 -2022年11月14日撮影
果皮濃紫、果肉赤の美味しい品種です。

Aspra − 2022年11月22日
挿木したAspra(アスプラ)の葉の様子。

Gentile Bianco − 2022年11月18日
i庭の台木に接木したGentile Bianco(ジェンタイルビアンコ)の葉の様子。

Kimis − 2022年11月18日
i庭の台木に接木したKimis(キミス)の葉の様子。

Laitziana Mavra − 2022年11月22日
畑のLaitziana Mavra(ライツィアナ・マヴラ)の葉の様子。

Smyrneiki− 2022年11月18日
i庭の台木に接木したスミルネイキSmyrneiki(スミルネイキ)の葉の様子。

高橋さんちの不明イチジク − 2022年11月22日
畑に植えた高橋さんちの品種不明種の葉の様子です。ホワイトゼノアに似ている感じもします。



カミキリムシ

カミキリムシの成虫 − 2009年10月4日撮影
無花果の幹にへばり付いているカミキリムシです。多分タマゴを産み付けているのだと思います。この日は2匹捕殺しました。
カミキリムシの幼虫 − 2009年10月4日撮影
そこらじゅう虫糞だらけでした(大きさは2mm〜1cm位でまちまち)。とりあえず、20匹ほど駆除しましたが、続けて駆除が必要です。
カミキリムシが寄り付かない薬でもあればよいのですが・・・。

カミキリムシの齧り痕 − 2013年7月21日撮影
カミキリムシの成虫が齧った痕です。このような齧り痕が見られたら卵が産み付けられている事が多いので要注意です。

庭のメイン台木の世話を2年位少し手を抜いていたら、カミキリムシの被害が相当酷くなってしまいました。
いずれメイン台木はIraqi,Zidi等に置き換えていく予定ですが、現状接木している品種数が多く、このまま駄目にするのは、イチジク栽培を目指す者として、
問題が有ると考え、数年かけて完全復旧を目指すよう努力しています。
メイン台木の復旧の様子を「カミキリムシ駆除大作戦」のページでご紹介しています。完全復旧まで何年かかるかな? というところです。

ネコブ線虫

無花果はネコブ線虫が着き易い様なのでネコブ線虫の様子を記録して見ました。

挿木苗のネコブ - 2010年12月4日撮影
今春畑に挿木した苗の根の状態です。野菜を作っていた場所に直接挿木したらこのように結構大量のネコブが出来ました。
挿木苗の様子 - 2010年12月4日撮影
ネコブが着いているものの生育にはたいした影響は無いようです。
メイン台木の根 - 2010年12月4日撮影
ネコブが発生した挿木苗の比較的すぐそばまで伸びているメイン台木の根にはネコブが着いていませんでした。この違いはなにかと言う点に疑問を感じています。台木の種類か? ネコブは挿木時に発生するのか? どちらかの可能性が高いと思っています。
NO2台木の根 - 2010年12月4日撮影
こちらは挿木苗ですが、野菜を作った事のない場所に挿木した苗の根です。ネコブは着いていません。

イチジクの台木について

イチジクは通常(趣味栽培では)挿木して育てる事が多いのですが、台木によって、樹の勢力や耐病性等が大きくことなるので、目的に応じて台木を選ぶ事が大変重要になる場合があります。
そこそこ色々な品種を趣味で栽培する目線で台木の特性を調査してみました。

○株枯れ病に強い品種
 励広1号   − 比較的最近開発された合木専用品種。
 キバル    − 株枯れ病に比較的強いセレストを親として、耐病性を上げ、樹の勢力をドーフィン等と同様に強めた品種。
 Ischia black − 株枯れ病に効果があるが、イチジクモザイクウイルス(FMV)を持っており、生育が遅めとの情報もある。又挿木で根着くのが比較的困難との情報もある。
 ネグローネ  ー 比較的株枯れ秒に強いという研究結果が報告されている。

○勢力が強い品種
 Zidi     − 勢力が強く、樹を大きくしたい場合や、嫌地症状の出ている場所に植える場合の台木として有効。
           稀少品種の接ぎ挿しにも有効と思われます。スミルナタイプであるが、台湾でも結実したという報告もあり、日本で結実可能かどうかは不明。
 Iraqi    − 勢力が強く、挿木が容易。稀少品種の接ぎ挿しにも有効と思われます。

挿木の難易度

イチジクは挿木容易な木であり、通常の苗は挿木したものが販売されているが、品種により難易度に差があるようで、イチジクを紹介しているサイトでは、挿木の難易度を記載している場合があります。
そのような情報が100%正しいかどうかは判らず、休眠挿しの場合なのか、緑枝挿しの場合なのか、また温度条件など不明な事が多いのですが、とりあえずは、ある程度信用出来ると思いますので、そのようなサイトの情報を参考にして、挿木が難しい品種の接ぎ挿し等に利用して行こうと思っています。
その為に、紹介サイトで挿木しやすいといわれている品種のなかで、勢力調整などの関係から利用したいと考えている品種をリストアップし、挿木の成功率を記録してみることにしました。

「Fig Databese」、「4 Fig Lovers」 による挿木の容易な品種
Allma(/)  Battaria Green(/)  BB10(/)  Black Madeira(/)  Black Mission(/)  Bormholm's Diamond(/)  Celeste(/) Col de Dama Blanc:レディホワイト Columbaro Nero(/)  Del La Caseta(/)  Del La Plata(/)  Golden Rainbow(/)  Hardy Cicago(/) I znir NOT(/) Kadota(/) LSU Chanpague(/) LSU Gold(/)  LSU Hollier(/)  LSU O'Rouke(/)  LSU Purple(/)  LSU Strawbery(/)  LSU Tiger(/)  White Madeira #1(/)  Yellow Long Neck
特殊な台木として利用する為の品種
ネグローネ(/)  Iraqi(/) Ischia Black(/)  Zidi(/)


2024年4月更新: 別館イチジクの配置及び樹形表の更新
2024年1月更新: 樹形図の更新
2023年12月更新: 樹形図、品種一覧表の更新
2023年10月更新: 品種一覧表の更新
2023年9月更新: 夏果の画像追加、樹形図の更新
2023年7月更新: 樹形図の更新
2023年6月更新: 夏果の画像追加、樹形図の更新
2023年5月31日更新: 樹形図の更新
2023年4月9日更新: 夏果の幼果の画像の追加
2022年11月24日更新: 生育状況の画像の追加
2022年10月28日更新: 育成品種一覧表の更新、生育状況の画像の追加等
2022年9月23日更新: 育成品種一覧表の更新等
2022年7月24日更新: 樹形図の更新
2021年12月10日更新: 品種登録情報の追加,、樹形等の更新
2021年2月12日更新: 樹形等の更新
2021年1月7日更新: 樹形等の更新
2021年1月3日更新: 樹形等の更新
2020年6月8日更新: 樹形等の更新
2019年10月13日更新: サンミッシェルの画像追加。画像の配置変更。

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