イチジクのカミキリムシ駆除大作戦 | TOP PAGE 菜園インデックス 果物 作業記録 山菜 野菜 |
「イチジクのカミキリムシ駆除大作戦」について イチジク栽培において、カミキリムシの幼虫による幹や枝の食害は、イチジク栽培における最も留意すべき問題点となっています。 他の一般の果樹の害虫による被害は、概ね一過性のもので、薬剤散布等により駆除すれば、害虫により収穫は少なくなったり駄目になったりしますが、概ね樹木そのものが致命的な被害を受けることはあまり無いのですが、カミキリムシの幼虫による被害は、樹木の生命をも危うくし、薬剤などによる駆除もかなり困難です。 今回10品種程度を接木しているイチジクに、多品種を接木することになったので、「イチジクのカミキリムシ駆除大作戦」という少々大げさなタイトルで、カミキリムシ対策の実行をご紹介してみることにしました。 とりあえずは、日常の比較的簡単な管理・対策でなんとか対応してみたいと思っていますが、それでも芳しくない場合、レベルアップした対応も考える必要があるかなとも思っています。 現状の大分悲惨な木の状態
当面の対策方針と実施例 @木の中の幼虫駆除 4月〜5月頃は、カミキリムシの幼虫の食欲が活発になり、どんどん木を食害して成長する時期であり、大きくなった幼虫が成虫になる時期ですので、まずは、幹の食害の痕跡である虫糞を見つけて、駆除することを徹底したいと思っています。 幼虫駆除は、以下の3段階で行います。 @ - 虫糞の出ているところの皮を削ってみる。幼虫が見つかれば、捕殺し、癒合材を塗布して完了。 A - 幼虫が見つからなければ、孔を見つけてテッポウ虫駆除剤を注入。癒合材を塗布して経過観察。 B - テッポウ虫駆除剤を注入しても虫糞が出ているようなら、小さなドリルで幹に孔をあけ、駆除剤の原液を注入。 A樹勢の強化 カミキリムシは、弱った木に卵を産み付ける傾向がある為、木の栄養状態を良くして木を強化する。 B成虫の駆除 成虫が木にみられるようなら、カミキリムシ成虫幼駆除用薬剤を散布する。 Cその他の対策 産卵から幹を保護する塗布材やバイオリサなどのカミキリムシ防除用も考慮していますが、コスト面の難点などから、現時点では@〜Bの対策で対応したいと考えています。 幼虫駆除対策の実施例 まずは、庭に出たら必ず木の状態をみて、幹から虫糞が出ていないかを確認し、虫糞が出ていたら、その部分を削ってみて幼虫を取り除く事が重要と考え、見回りを行っています。 ここでは、虫糞が出ていた場合その状況と駆除の内容をご紹介しています。
樹勢の強化 イチジクを植えてある土地が粘土質であまり良い土壌では無いため、樹も周りの土を浴するため、水はけの良い土で盛土することとしました。
2023年3月20日 イチジクのの樹に栄養を集中する為、並んで植えてあったキウイの木を根元から伐採しました。 薬剤の散布等 農薬の利用履歴 2022年7月5日 木全体にベニカを散布した。 2022年7月10日 木に2匹のカミキリムシを発見 木にバイオ リサ カミキリを取り付けた。
2022年9月10日 − 9月になって3匹のカミキリムシの成虫発見・捕殺。どこからか飛んで来る様ですので、バイオリサ カミキリを枝10っ箇所程に取り付けた。(取り付け方法は7月10日と同様) 2024年10月18日 ー 今年も初夏に10箇所位にバイオリサカミキリを取り付けました。枝の上で2匹ほど死んだカミキリムシを見つけましたが、幹にカミキリムシの幼虫の虫糞は見つかりませんでした。 2024年10月18日更新: 被害の大きかった幹の回復状況の画像追加 2022年9月10日更新: カミキリムシとその対策の状況追加 2022年7月10日更新: バイオリサカミキリの取付画像追加 2022年6月20日更新: カミキリムシ駆除の画像追加 2022年5月24日更新: カミキリムシ駆除の画像追加 2022年5月8日更新: 土壌改良の画像追加 2022年5月4日 新規作成 |
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