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実が太る頃の接木の状態

モモ、スモモ、リンゴ、梨等多くのバラ科の果物の実止まりがはっきりし、実がサクランボ程度の大きさとなる頃(埼玉の場合、5月の連休後半位の時期)、接木の多くは安定した成長を行います。 樹勢力が弱い枝の場合成長が止まり短果枝状態になりますし、樹勢が強い場合30cm〜40cm位になりさらに続けて伸びる状態になります。
この時期は大きく伸びた枝が風で折れたりしないよう補強したり、弱すぎる枝が有った場合には他の強い枝を剪定するなどして勢力の調整を行います。又、冷蔵庫で保存していた穂木から芽の出てくる時期ですので(特に梅やスモモは芽の出る時期が早い)、失敗した種類を再度接ぐ最後のチャンスの時期となります。
ただし、何にでも例外はあり、柿や柑橘類は冷蔵庫に保管してあると殆ど発芽せず、穂木の保存状態が良ければかなり遅くまで接木は可能です。
又、葡萄の様に、接木はこれから(5月の連休以降)が本番と言う種類もあります。

新芽の状態
キウイ1 − 2008年5月5日撮影
緑色系の実生キウイの接ぎ穂です。着花を早くする為に枝の先端の方に接いだのですが、それでもこれから勢いよく伸びそうな新芽の状態となっています。新芽が赤いと樹勢が強い様です。
キウイ2 − 2008年5月5日撮影
黄色系の実生キウイの接ぎ穂です。着花を早くする為に枝の先端の方に接いでいます。あまり伸びずに成長が止まり、来年は花芽が確認出来ると思われます。

無花果 − 2008年5月5日撮影
無花果も展葉を開始しました。無花果は、当初の成長は遅いのですが、段々成長に加速度がつき急速に成長する様に成ります。。
洋梨 − 2008年5月5日撮影
芽の出るのが遅れていた洋梨もしっかり展葉しました。ただし、1m一寸の長さに10箇所ほど接木したので、このままでは短果枝になりそうです。他の接ぎ穂を剪定し、この洋梨の枝を伸ばす様に仕向ける予定です。

モモ − 2008年5月5日撮影
スモモの枝に白麗、日川白鳳、倉方黄、武井早生白鳳を2箇所ずつ接木した新芽の成長状態です。あまり太くない枝に8箇所も接いだので各芽の成長はあまり芳しくありません。それぞれの種類を一本だけ伸ばす様、この後片方は芽の先端をカットする予定です。
プルーン − 2008年5月5日撮影
スモモの枝にプルーンのスタンレー、フェーレンベルグ、プレジデント、シュガーを各2箇所接いだものです。成長に差がありますので、伸ばすのはそれぞれの種類1箇所とし、残す芽の成長を促進するとともに、大きく伸びている芽は一旦2本とも芽を切り詰め成長を抑制する予定です。

栗 − 2008年5月5日撮影
筑波台に国見、森早生、銀寄、山栗を2箇所ずつ接ました。こちらは一応そろって成長していますので、今年はそのまま成長させ、各種類の勢力は来年にで調整予定です。
葡萄の休眠枝接ぎ − 2008年6月2日撮影
休眠枝接ぎとしては一番早い4月28日に接いだものです。接ぐのが早かったので一番早く芽が出てきました。昨年は接いだ部分にポリ袋を被せていましたが、被せる作業がとても面倒なので今年はポリ袋は被せない事としました。ポリ袋無しでの成功率を調査中です。

ビワ − 2008年5月24日撮影
2月に接いだ倉方ビワです。乾燥しないよう接いだ部分にポリ袋を被せていましたが、展葉を開始したので、ポリ袋をはずしたところです。
ビワ − 2008年6月15日撮影
宮式で3月23日に接いだ倉方ビワです。こちらはポリ袋を被せませんでした。今年は実成りが多く、潜芽の発芽が少なかった様ですが、とりあえず遅ればせながら展葉直前まで成長しました。

1月末接木分その1 − 2008年6月15日撮影
中央の30cm位に伸びているのは1月に接いだ黄金柑です。既に第一次の成長は止まっています。
1月末接木分その2 − 2008年6月15日撮影
小さな芽が成長を始めたのは1月に接いだ森田温州です。1月に接いだ黄金柑と異なりようやく芽が出てきました。柑橘類は台木の状態や穂木の状態により発芽や成長がまちまちになりますので、少し気長に待つ必要があります。

3月初旬接木分 − 2008年6月15日撮影
3月2日接いだ多田錦。既に第一次の成長は止まっています。
4月初旬接木分 − 2008年6月15日撮影
4月5日接いだバンペイユ、ニンポウ金柑です。まだ成長途中です。

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