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桜の散る頃の接木の状態


3月中旬頃までに実施した接木の多くは、桜の花がほぼ終り葉桜の状態に移る頃、一斉に芽が出て来ます。この頃から4月下旬ころまでに芽が出ない場合、概ね接木は失敗と考え、再度接いだ方が良いでしょう。
ただし、常緑樹や柿等芽の出る時期が遅い種類もありますので、この時期に芽が出なくても全く心配する必要が無い種類もあります。接木が上手く行かなかったかどうかの判断の手助けとなる様、桜の散る頃の接木の状態の例をご紹介してみました。

新芽の状態
アンズ − 2008年4月12日撮影
梅/アンズはほぼ同時期に芽が出ます。これくらいの時に1cm位のドドメ色の毛虫が出没し芽を食べる事があるので要注意です。芽を食べられるとそのまま芽が出ないで失敗となることが多い様です。
キュウイ − 2008年4月12日撮影
早いものは展葉を開始します。ただし、この時期はまだ芽がふくらんだ状態のままのものもありますので、芽が出ていなくても心配する必要はありません。

モモ − 2008年4月12日撮影
早いものはこの例の様に葉が何枚か出た状態になります。遅いものでも、緑の小さな芽が見えますので、この時期緑が見えていないと失敗の可能性が高くなります。
梨 − 2008年4月12日撮影
早いものは写真の例の様に芽が大きく膨らんで来ますが、まだ展葉は開始していません。梨の芽の出るのは比較的遅く、4月下旬位にようやくこの程度の芽の膨らみとなる場合もあります。

無花果 − 2008年4月12日撮影
早いものは写真の例の様に芽が膨らんで来ますが、まだ展葉は開始していません。一旦伸び始めると成長が早いですが、当初の成長は遅く、しばらくこのような小さな芽の状態が続きます。
プルーン − 2008年4月12日撮影
早いものはこの例の様に葉が何枚か出た状態になります。遅いものはまだ緑の色も見えていない状態の場合もありますが、4月下旬ころまでには展葉を開始します。

リンゴ − 2008年4月12日撮影
リンゴは台木の樹勢が強ければ比較的簡単に活着しますが、樹勢が弱いと芽が出なかったり、一旦芽が出ても枯れてしまったりします。一旦5cm位伸びると後は大丈夫です。
サクランボ − 2008年4月12日撮影
早いものはこの例の様に葉が何枚か出た状態になります。遅いものでも、芽が膨らんで緑色になりますので、この時期芽が緑っぽくなっていないと失敗の可能性が高くなります。

スモモ − 2008年4月12日撮影
スモモは時期になれば、比較的スムースにいっせいに芽が出てくる様です。この時期に芽が緑色になって膨らんでいなければ失敗の可能性が高い様です。。
サルナシ − 2008年4月12日撮影
キウイ台にサルナシを接いだ例ですが、キュウイに比べると芽の出るのが少し早い様です。サルナシに比べるとキュウイの樹勢が強い為でしょうか、活着も極めて容易でいっせいに芽が出て来ます。

ミカン1 − 2008年4月12日撮影
ミカンの接木はそれほど難しくないのですが、新芽の出るのが遅く、この時期では順調に芽が出てもこの写真の例位の小さな芽しか出ませんので、気長に芽の出るのを待つ必要があります。
ミカン2 − 2008年4月12日撮影
写真は。接いだ年には芽が出ないで次の年にようやく芽が出た例です。樹勢力が弱かったり、一つの枝に数種類接いだ場合、片方が芽が出無いことがあります。その場合でも、接ぎ穂が緑色を保っていれば概ね次の年位に芽が出て来ます。

洋梨 − 2008年4月12日撮影
洋梨は和梨より発芽時期はさらに遅いので、この時期はまだ気持ち芽が膨らんだ程度の状態です。新芽が出てくるのは4月下旬位まで待つ必要があります。
 
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