| @モモ、アンズ等には大きな花芽が付いています、花芽は接木の為には不用(というか邪魔です)ですので、接木の際には必ず葉芽が有ることを確認し、花芽は掻き取る必要があります。 |
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A左右の花芽を掻きとり、中央の葉芽だけにした状態の穂木です。 |
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| B左が台木、右が花芽を掻き取った穂木です。概ねこれくらいの太さの違いがあると作業が容易で成功率も上がります。細い穂木しか入手出来ない場合、台木も細めの方が接木は容易ですし、穂木が太い場合台木も太くないと接木は難しくなります。 |
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C台木をカットします。右手はナイフの角度を決めるだけとし、左手の親指で押して削っていきます。 |
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| D木質部に少しかかる程度の浅い位置に葉を進めますので、あまり力は要りません。親指で軽く押しながら削っていきます。右手には削る為の力は一切加えない様にします。 |
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E適当なところまで削ったら穂木を押さえる為の切りこみをいれます。
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| F今度は逆方向に向けて削っていきます。この際親指で押さえながら右手でナイフを押して削ります。ナイフを少し押しながら刺身や肉を切るようにスライドさせるとスムーズに切れます。 |
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G飯台方向にも切りこみを入れて台木の切りこみは完了です。この例では握っている方が根元の方向ですが、心持根元の方が深く削り過ぎです。先端部方面の方が理想的な深さに削られています。 |
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| H穂木を削る前に半分に割ったところです。割っただけでは表面がでこぼこしており、うねりがある場合もありますので、軽く削り平らにします。 |
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I軽く削ってうねりと小さなデコボコを無くした状態です。 |
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| Jはめ込む為の斜めの切り込みを入れた状態です。先の方は少し斜めにカットするとはめ込みが容易になります。 |
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K台木に穂木をはめ込んだ状態です。 |
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| L穂木をはめ込んだら接木テープをまきます。 |
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M芽の部分だけ残して密封状態になる様接木テープをまいていきます。芽の部分にはテープをすべり込ませる様にすると隙間無く巻けます。 |
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| N最後にテープをより合わせた上で台木と穂木を強めに縛り(こうすると多少うねりや隙間があっても密着します)、ほどけ無い様に結んで完了です。 |
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O接木する種類が多い場合、忘れない様に接木した日付、品種名などを記載したビニールテープを巻いておくと良いでしょう。ビニールテープを長めにしおけば、枝が太ったぶんだけテープの接着がはがれ、かなり年数が経ち幹が太くなっても表示しておくことが出来ます。 |
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