挿し木
 2022年〜その1
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2022年〜挿木について


一本の木に多品種を接いで育てる事が多かった事もあり、これまで接木を一生懸命行う事が多く、特殊な木種を除いて、かなり自信をもって接木を行える様になっていますが、挿木に関してはまだまだ自信をもって行える状況にはなっていないと感
じています。挿木は以下の様な点から重要な面も多いので、今後もう少し気合を入れて取り組んでみたいと思っています。

挿木2022年〜その2のページはこちら

挿木実践の概要

@ 台木用品種等、挿木が必須の木種がある
A 苗作りが速やかに大量に可能
B 台木が不足又は無い場合の木種保存として必要な事がある

以下の様な点を考慮して挿木を行い、挿木の技術向上を目指したいと思っています。 
*印は注目の度合いを示しています。*少し注目 **相当注目 *** 大変注目
尚、*の注目度レベルは、良い影響だけではなく、悪い影響も含みます。比較の為、良くない環境と思われる状態にて挿木する場合もありますので、もし挿木の例として参考にされる場合、ご注意ください。

A 挿木の用土 * 
B 密封等による乾燥防止 ***
C 温度・日光管理 ***
D 挿木の時期 **
E 発根剤や発根促進材料の使用と効果 *

とりあえず、3年位かけて、挿木の実験を行い、成功率の向上を目指したいと思っています。
尚、剪定枝が毎年大量に出ますので、これまで無理又はあまり意味が無いと思われていた多木や方法についても、無理と言うことの確認の為やもしかするとちょっとした工夫により可能になるかも知れないという期待をこめて、失敗を気にせず挿木してみたいと思っています。

本ページで説明に使う用語や方法の予備知識

寒冷紗ハウスと密封挿し
発根するまでの間、直射日光を避ける様、挿木苗を保護する為の場所です。温室のビニールの代りに寒冷紗で覆っています。
内部に置いてあるのは、ポリ袋で密封した鉢植用の鉢やトロ箱の挿し床です。
今年は、実験の為、密封挿しが不要と思われる木種でも密封指しを行ってみました。
寒冷紗ハウス全体
使わなくなった温室を改造し、全体に寒冷紗で覆っています。東西南の横面にも寒冷紗を付けましたので、朝日や西日等も制限されています。
寒冷紗ハウス内部1
内部は棚を設け、大目に挿し床を収容可能としています。
寒冷紗ハウス内部と密封挿しの例
内部1の写真の反対側です。

黒マルチ挿しと寒冷紗がけ
挿木時に黒マルチを敷いて行うと発根が良くなるというお話を伺い、今年初めて、挿し床に黒マルチを敷いて挿木してみました。
これまでの経過では、芽が出た後の木の勢いが良いと感じますので、なかなか有望な方法かなと感じています。
ただ、少し発根しにくい品種では、葉が出たあと枯れてしまうものも散見されなすので、春になり日光が強くなる頃は、寒冷紗に寄る保護も必要な場合があるように思います。
今後、密封挿しの必要性が薄い木種では、黒マルチ挿しの方を重点的に試験してみたいと思っています。
黒マルチを使用した挿木の状況
挿し床からの水分蒸発が減り、潅水の頻度が減ることと、早春地温が上がり発根の促進が期待出来る様です。
寒冷紗による日差しの制限の様子
90cm*180cm程度の100均のものを多用していますが、現状この安価なもので支障が無いようです。

半密封挿し

35℃以上の猛暑が続くと、寒冷紗をかけていても穂木が乾燥気味になり、挿し穂がすぐ枯れてしまう状況が多発しますので、寒冷紗などで日光を大きく制限しながら、ビニール袋などで半密封状態にするという方法です。
葉が軟弱で水分の蒸発に弱い果樹の場合は、乾燥を防ぐ為に有効の様です。

半密封挿しの例1
挿し床に挿木を行います。この場合、挿木した牛乳パックをトロ箱に並べています。
半密封挿しの例2
挿し床のトロ箱全体に大きなポリ袋を被せます。この際、ポリ袋は裾空になっており、半密封状態です。
半密封挿しの例3
挿し床は日当たりの少ない建物の間においてますが、さらに日光を制限する為、寒冷紗を被せています。挿し床を寒冷紗ハウスに入れる場合もあります。


挿木の実施状況概要

A アボカド〜F キウイが本ページ、G アケビ・ムベ〜その2のページでご紹介しています。
木種分類 木種名 時期 方法 備考
A アボカド デューク7、メキシコーラ 密封
B ペカン・胡桃 露出、密封、黒マルチ
C 桃・スモモ等 露出、密封、黒マルチ
D イチジク・桑 イチジク: 約60品種
桑: 約7品種
12月〜 露出、密封、黒マルチ
E ポポー 露出、密封
F キウイ 露出、密封
G アケビ・ムベ 密封 2022年〜の挿木その2参照
H ヤマモモ 密封 2022年〜の挿木その2参照
I フェイジョア 密封 2022年〜の挿木その2参照
J その他熱帯果樹 ライチ、セレージャ、マカダミアナッツ、ホワイトサポテ、ピタンガ、ブラックサポテ 密封 2022年〜の挿木その2参照
K 栗・柿 露出、密封、黒マルチ 2022年〜の挿木その2参照
L リンゴ・梨 露出 2022年〜の挿木その2参照
M その他 ハスカップ、ビワ、葡萄、グミ、ヘーゼルナッツ、ナツメ、ザクロ、グースベリー・スグリ類 露出、密封、黒マルチ 2022年〜の挿木その2参照

挿木の経過観察記録


A アボカド

2022年6月6日撮影 − 発根状態
2021年8月20日に密封状態で挿木したデューク7です。まだ十分ではありませんが、生育を開始出来る根が出ています。
2022年6月6日撮影 − 植替え
2本とも鉢に植え付けました。しばらく日光の弱い木陰で馴らし運転を行います。

2022年5月14日撮影 − デューク7秋挿し
2021年10月22日に密封状態で挿木したデューク7です。
新芽は動いていませんでしたが、少し密封を解除し、寒冷紗ハウスに収納中。
2022年6月6日撮影 − 発根状態
新芽が動いていませんでしたが、2本がわずかに発根し、8本は未発根でした.。再度挿し直し密封状態に戻しました。

2022年5月14日撮影 − デューク7晩秋挿し
2021年11月21日に密封状態で挿木したデューク7です。
新芽は動いていませんでしたが、少し密封を解除し、寒冷紗ハウスに収納中。少し葉ガ落ちたものもあります。
2022年6月6日撮影 − 水切れによる失敗
葉が枯れて木に付いていた状態になっていました。これは水分不足による枯れの症状ですので、水切れによる失敗です。

2022年6月6日撮影 − デューク7初冬挿し
2021年12月3日に密封状態で挿木したデューク7です。
少し生き残っているのも有りますが、枯れた枝も多い状態です。
2022年6月6日撮影 − 発根状態
生きているものも発根していませんでしたが、根元のカルスはかなり大きくなっていました。密封状態で挿し直しておきました。

2022年6月6日撮影 − デューク7初冬挿し
2021年12月14日に密封状態で挿木したデューク7です。
少し生き残っているのも有りますが、枯れた枝も多く、しかも腐食したような枯れ方です。
2022年6月6日撮影 − 発根状態
生きているものも発根していませんでしたが、根元のカルスはかなり大きくなっていました。ただ、かれた枝には白いカビの様なものが着いており、腐食の傾向が見られました。生きているものは殺菌して密封状態で挿し直しておきました。

2022年5月14日撮影 − デューク7初冬挿し@
2021年12月19日に密封状態で挿木したデューク7です。
新芽が動き初めています。少し密封を解除し、寒冷紗ハウスに収納中。ポリ袋を被せる為の支柱代りにした立てたフェイジョアもまだ少し生きていました。
022年6月8日撮影 − 壊滅
新芽が出たところで密封を解除し、しかも散水が不足していたようです。見事に全滅となりました。
022年6月8日撮影 − カルスは出来ている
穂木の根元に出来ているカルスは比較的多かったので、新芽が出ていた事と合わせて考えると、温度が上がりすぎ生育が早まったところで、密封管理や散水の管理が問題だった様に思われます。

2022年5月14日撮影 − デューク7初冬挿しA
2021年12月19日に密封状態で挿木したデューク7です。
新芽が大分動き初めており、枯れた枝も散見されます。@に比べ、厳寒期の保存中、温室内の日当たりの良い場所に置いた為、生育が少し早まっているようです。少し密封を解除し、寒冷紗ハウスに収納中。
2022年6月6日撮影 − 枯れ
まだ根が出ないうちに生育してしまった時点で密封を解除したので、天気の良い日に枯れてしまったようです。散水が不十分だったかもしれません。
2022年6月6日撮影 − 枯れた枝の様子
温度が上昇する環境に有った為、根元のカルスも大分膨らんでいました。このように生育が盛んになったケースでは密封解除は慎重に行う必要がありそうです。

2022年5月14日撮影 − デューク7初冬挿しB
2021年12月19日に密封状態で挿木したデューク7です。
新芽が動いていますが、もとの葉が全部落ちています。@に比べ、厳寒期の保存中、温室内の日当たりの悪い場所に置いたもので、少し白カビも発生していました。少し密封を解除し、寒冷紗ハウスに収納中。
2022年6月10日撮影 − 全滅
既に5月中旬の時点で大半が枯れていましたが、6月になり、完全に枯れてしまいました。密封時カビが発生し、その後密封解除で乾燥が祖止めを差したようで、穂木に付いた葉が乾燥したまま付いていましたので、水分補給の問題も有ったようです。

2022年5月14日撮影 − メキシコーラ晩秋挿し
2021年11月28日に密封状態で挿木したメキシコーラです。
新芽は少し動いています。少し密封を解除し、寒冷紗ハウスに収納中。枯れた枝もあります。
2022年6月5日撮影 − 発根状態
まだ十分ではありませんが、生育を開始出来る根が出ています。
2022年6月5日撮影 − 鉢上げ
鉢上げし、しばらく寒冷紗ハウスで慣らし運転を行います。

2022年6月5日撮影 − メキシコーラ冬挿し
2022年1月13日に密封状態で挿木したメキシコーラです。
新芽は少し動いています。
2022年6月5日撮影 − 発根状態し
まだ十分ではありませんが、生育を開始出来る根が出ています。
2022年6月5日撮影 − 鉢上げ
鉢上げし、しばらく寒冷紗ハウスで慣らし運転を行います。

2022年6月5日撮影 − ハス実生春差し
3月23日に密封状態で挿木したハス実生です。
新芽がかなり動いています。
2022年6月5日撮影 − 発根状態し
生育を開始出来る根が出ています。
2022年6月5日撮影 − 鉢上げ
鉢上げし、しばらく寒冷紗ハウスで慣らし運転を行います。

B ペカン・胡桃

2022年5月14日撮影 − ペカン台木初冬挿し@
2021年12月14日に密封状態で挿木したペカン 台木用品種です。
新芽は動いて来たので、密封を解除し、寒冷紗をかけていますが、大分枯れて来ました。
2022年6月5日撮影 − 挿し直し
根が出ないままどんどん枯れてきて、このままでは全滅の恐れがあるため、新芽の残っているものと新芽は無いが生きているものを選別し、挿し直しを行いました。再度密封し、寒冷紗ハウスに置きました。

2022年5月14日撮影 − ペカン台木初冬挿しA
2021年12月14日に密封状態で挿木したペカン 台木用品種です。
新芽は動いて来たので、密封を解除し、寒冷紗をかけていますが、こちらも大分枯れて来ました。一緒に挿木したフェイジョアはまだ生きています。
2022年6月5日撮影 − ジェミニも挿し直し
一緒に挿木してあったフェイジョアのジェミニも根が出ていないため挿し直しを行いました。

2022年5月14日撮影 − ペカン台木初冬挿しB
2021年12月14日に密封状態で挿木したペカン 台木用品種です。
新芽は動いて来たので、密封を解除し、寒冷紗をかけていますが、こちらも大分枯れて来ました。挿木する穂木を長めにした例です。

2022年5月14日撮影 − ペカン キオワ早春挿し
2月27日に黒マルチを敷いて挿木したペカンのキオワです。
新芽がかすかに動いて来ました。寒冷紗をかけています。オキシベロン使用。
2022年6月19日撮影 − 枯れ
芽が少し出た後枯れてしまいました。もともと着き難い品種なので、日光を制限するなどの管理が重要な様です。

2022年5月14日撮影 − ペカン台木早春挿し
2月13日に黒マルチを敷いて挿木したペカンの台木用品種です。
新芽が動いて来ました。寒冷紗をかけています。オキシベロン使用。
梅雨明けの頃に枯れてしまいました。台木品種と言えども、通常の露出状態での挿木は困難な様です。
画像はありません。

2022年5月11日撮影 − ペカン ウイチタ早春挿し
3月2日に黒マルチを敷いて挿木したペカンのウイチタです。
新芽伸び始めて来ました。寒冷紗をかけています。オキシベロン使用。
2022年6月19日撮影 − 枯れ
芽が少し出た後枯れてしまいました。もともと着き難い品種なので、日光を制限するなどの管理が重要な様です。
2022年6月19日撮影 − 穂木の状態
まだ完全には枯れていませんでしたので、比較的強い木の様ですが、何せカルス形成など発根が難しい木種と思われます。

2022年5月11日撮影 − 胡桃 豊笑早春挿し
2月27日に黒マルチを敷いて挿木した胡桃の豊笑です。先頭の芽を含めた枝では葉が開かず枯れてしまいましたが、先頭の芽を含めない枝では芽が伸びてきました。ただ、勢いが無いので、着くかどうかは疑問です。寒冷紗をかけています。オキシベロン使用。
2022年6月19日撮影 − 枯れ
芽が出てすこし伸びた後枯れてしまいました。胡桃の挿木はかなり困難な様です。

2022年5月14日撮影 − ペカン、胡桃春挿し
接木等が終わり、余ったペカンや胡桃の枝を4月22日に挿木してみました。寒冷紗をかけています。オキシベロン使用。
2022年7月21日撮影 − 全滅
どの挿木苗も、梅雨の前に発芽しましたが、梅雨明けとともに、最初に胡桃の豊笑うが枯れ、次にペカンのウイチタとキオアが枯れて品種物ガ全滅になったあと、梅雨明けでもペカン台木と胡桃実生の穂木はしばらく生きていましたが、7月中旬になり全滅となりました。胡桃、ペカンは、やはり挿木は非常に困難な様です。一旦品種物の挿木は断念し、台木品種の挿木は今後のチャレンジ項目としました。


C 桃・スモスモモ等


2022年5月14日撮影 − スモモ冬挿し
1月1日に密封状態で挿木したスモモです。
密封で日当たりが良いところに挿し床を置いたので、早春に芽が大幅に伸びてしまい、急な密封解除と寒冷紗による保護が遅れ、ほとんど枯れてしまいました。生きているものだけでも残せるよう、密封を解除し、寒冷紗で保護しています。
2022年5月27日撮影 − 発根状態
生き残ったものの発根状態です。何とか根は出ていますが、非常に貧弱です。
2022年5月27日撮影 − 植替え
生きているものを植え替えました。根が貧弱なので、同じ品種は寄せ植えとしましたが、鉢の横に置いた枯れ枝は失敗して枯れた枝の山です。今回は、日光管理の誤りにより、悲惨な結果となってしまいましたので、今後の教訓の為、枯れ枝を目立つ所においてみました。

2022年5月14日撮影 − スモモ晩冬挿し
2月6日に密封状態で挿木したスモモです。
密封で日当たりが悪目の挿し床を置いたものです。密封解除が少し遅かった様ですが、なんとかそこそこの数が残っています。
2022年6月1日撮影 − 発根状態
1月1日の挿木分よりは少しマシですが、こちらも失敗例で、根は貧弱です。
2022年6月1日撮影 − 植替え
本数は少なめですが、とりあえず発根しているものを植え替えました。

2022年7月28日撮影 − スモモの緑枝挿し
スモモの挿木は、早春に休眠枝を挿木していましたが、試しに6月21日に緑枝挿しを行ってみました。結果は完全な失敗で、梅雨明けの高温時に枯れてしまいました。緑枝挿しは、少なくとも湿度管理等を行わないと、成功しないことが判りました。

2022年5月14日撮影 − 富士野生桃晩冬挿し
2月13日に黒マルチを敷いて挿木した富士野生桃です。
少し寒冷紗での保護が遅れてしまった様で、枯れたのも多いですが、残ったものは元気に育って来ました。寒冷紗をかけています。オキシベロン使用。
2022年6月10日撮影 − 発根
発根率は3割程度でしたので、発芽開始時の日光管理等、まだ改善の余地は大きいのですが、ひとまずある程度の発根率が確保出来る目処が立ったと思っています。

2022年6月10日撮影 − 富士野生桃等の緑枝挿し
冬眠枝の挿木の結果が出てきたところで、6月7日に緑枝の挿木を行ってみました。序にヘーゼルナッツやス台等の剪定枝の挿木も行ってみました。挿し床は、寒冷紗ハウスに置き日光の調整を行っています。
2022年8月13日撮影 − 富士野生桃等の緑枝挿し
富士野生桃(左側2列)は、オキシベロン有り、無しとも、梅雨明けの高温乾燥で枯れてしまいました。その他では、ス台(右端)1本だけ成功、スモモは全滅で、比較的調子が良かったのはヘーゼルナッツだけでした。桃、スモモ等の緑枝挿しは、梅雨明けの乾燥地に湿度を高めると成功する可能性があるかどうか調べたいと思っています。

2022年7月28日撮影 − サクランボ台木の緑枝挿し
サクランボの台木の挿木は、早春に休眠枝を挿木していましたが、試しに初夏に緑枝挿しを行ってみました。結果は完全な失敗で、梅雨明けの高温時に枯れてしまいました。緑枝挿しは、少なくとも湿度管理等を行わないと、成功しないことが判りました。


D イチジク・桑


2022年5月14日撮影 − イチジク冬挿し1
12月14日に密封状態で挿木したイチジクです。
密封で日当たりがよいところ挿し床を置いたものです。密封解除が少し遅かった様で、密封を解除して日当たりの良すぎる部分が枯れてしまった様です。寒冷紗ハウスに置き様子をみています。
2022年5月25日撮影 − イチジク冬挿し1
12月14日という比較的早い時期に挿木したのですが、密封状態で日当たりの良い場所に置いたので、かなり早く発芽したにもかかわらず密封解除が遅れてしまいました。日当たりの関係で、少し日光の弱い位置の穂木だ順調に生育しました。これらは、発根もほぼ順調でした(少し少なめですが)。
正常発根 13本、未発根又は貧弱 5本、枯れた物 16本
と言う結果で、最悪に近い結果となりました。
正常発根品種:ノルドランド*1、ベローネ*1、バネーネ*2、蓬莱柿*5
植替えの写真はありません。

2022年5月14日撮影 − イチジク冬挿し2
12月31日に密封状態で挿木したイチジクです。
概ね生育していますが、穂木の差でしょうか、生育にばらつきがみられます。寒冷紗ハウスに置き様子をみています。
2022年5月26日撮影 − 冬挿し2発根状態
多少バラツキはありましたが、発根状態は概ね順調でした。
2022年5月26日撮影 − 冬挿し2植替え
鹿沼土に腐葉土等を混ぜて、植え替えました(奥)。根が出ていないも、不十分なものは、再度挿木しました(手前)。
正常発根品種: ゼブラスイート*4、ダルマティ、アイーダブブラック、ロードスホワイトイスキア、ベローネ、ヨルダン*2

2022年5月14日撮影 − イチジク冬挿し3
12月31日に密封状態で挿木したイチジクです。
概ね生育していますが、穂木の差でしょうか、生育にばらつきがみられます。寒冷紗ハウスに置き様子をみています。
2022年5月26日撮影 − 冬挿し3発根状態
多少バラツキはありましたが、発根状態は概ね順調でした。
2022年5月26日撮影 − 冬挿し3植替え
鹿沼土に腐葉土等を混ぜて、植え替えました(奥)。根が出ていないも、不十分なものは、再度挿木しました(手前)。
正常発根品種: リサ*2、ヌアールドカロン*2、カルフォルニアブラック*2、ナザレ*2、ドルチェレスト*2、メアリーレーン、グリーンイスキア 未発根品種:ディグレド*3

2022年5月14日撮影 − イチジク冬挿し4
1月4日に密封状態で挿木したイチジクです。
密封で日当たりがよいところ挿し床を置いたものです。密封解除が少し遅かった様ですが、なんとかそこ概ね残っています。寒冷紗をかけて様子をみています。
2022年5月26日撮影 − 冬挿し3発根状態
多少バラツキはありましたが、発根状態は概ね順調でした。
2022年5月26日撮影 − 冬挿し4植替え
鹿沼土に腐葉土等を混ぜて、植え替えました(奥)。根が出ていないも、不十分なものは、再度挿木しました(手前)。
正常発根品種: レディホワイト*3、ドーフィン、カドタ*2、サンミッシェル、イスラエル*2、ノルドランド*2 未発根品種: LSUエバービーリング等
発根状態の写真はありません。

2022年5月14日撮影 − イチジク冬挿し5
1月6日に密封状態で挿木したイチジクです。
密封で日当たりがよいところ挿し床を置いたものです。密封解除が少し遅かった様ですが、なんとかそこ概ね残っています。寒冷紗ハウスに置き様子をみています。
2022年5月26日撮影 − 冬挿し5発根状態
多少バラツキはありましたが、発根状態は概ね順調でした。
2022年5月26日撮影 − 冬挿し5植替え
鹿沼土に腐葉土等を混ぜて、植え替えました(奥)。根が出ていないも、不十分なものは、再度挿木しました(手前)。
正常発根品種: レディホワイト*3、ドーフィン、カドタ*2、サンミッシェル、イスラエル*2、ノルドランド*2 未発根品種: LSUエバービーリング等

022年5月14日撮影 − イチジク冬挿し6
1月10日に密封状態で挿木したイチジクです。
寒冷紗ハウスに置き様子をみています。
2022年5月26日撮影 − 冬挿し6発根状態
多少バラツキはありましたが、発根状態は概ね順調でした。
冬挿し6植替え
正常発根品種:レディグレイ、カルフォルニアブラック、LSUゴールド、LSUオルーク、レディブラック*4、レディホワイト*4、サルタン*4、ドーフィン*2、サンミッシエル*2、ベローネ*2、キング*2、ゴールドファイガー*5、カドタ*5、ビオレッタ*2、ノルドランド、イスラエル*4、ブラウンターキー、ビオレソリエス、セレスト 未発根:バサロ
発根状態の写真はありません。 植替えの写真はありません。

2022年5月20日撮影 − イチジク春挿し
3月7日に温室内で挿木したイチジクです。寒冷紗などによる保護は行っていません。3月は、日中、夜間とも、霜が降りるほどの低温の日以外温室のドアは開放して、外気と大差ない温度になっています。
2022年5月20日撮影 − 発根状態
まずまずの発根状態です。
2022年5月20日撮影 − 植替
植替えを行いました。くろあま、コナドリア、ストロベリーベルテは発根良好。ヌアールドカロンは根の量が少ない状態でした。

2022年5月14日撮影 − イチジク春挿し
4月22日に挿木したイチジクです。
寒冷紗をかけて様子をみています。
2022年7月5日撮影 − 発根
概ね発根状態は良好でした。この時期のイチジクの挿木はかなり成功率は高い様です。

2022年5月14日撮影 − イチジク春挿し
3月12日に黒マルチを敷いて挿木したものです。
黒マルチにより根だけ温まったのがよかったのでしょうか、生育が力強いですね。寒冷紗をかけています。オキシベロン使用。
2022年5月20日撮影 − 発根状態
挿木苗の代表的な発根状態です。成功したものは、概ね細根が多く発生しており、発根は良いようでした。
2022年5月20日撮影 − 植替
グリスビファレ、一才イチジク、アーティノン、シャンパーニュ*2、ネグローネ、アルマ、フランダース、くろあま、LSU Tiger、シャーアンバー、ブルンスウイック、チャイナホワイト、サルタン*2、キング*3、ロンドボーテックス*4、バナーネ*3が成功し、腐葉土などを混ぜて植替実施。。レディブラック、レディホワイト、マルセーユブラン、アンジェリーは未発根又は発根不十分の為、再度鹿沼度で挿木実施。ショートブリjッジ、ロンドボルドーは穂木が腐食して失敗。

2022年6月10日撮影 − イチジク緑枝挿し
メイン台木に接木した各種品種の枝の勢力調整のために剪定した緑枝を挿木してみました。これは6月1日に挿木したものの様子ですが、枝の勢力の調整の為の剪定はしばらく続きそうなので、剪定した枝は今後とも随時挿木していく予定です。
挿木失敗
梅雨明けの猛暑時に、葉が全部落ち、生きてるものもありましたが、ほとんどは腐食したり乾燥してしまいました。そのため、以降のイチジクの緑枝挿しは、半密封を中心に行う事としました。
画像はありません。

2022年8月1日撮影 − イチジク緑枝挿し
6月18日に緑枝の挿木を行ったものです。梅雨明けの猛暑で全滅となってしまいました。

2022年8月13日撮影 − イチジク緑枝挿し
6月8日に緑枝を半密封状態で挿木して見ました。この時期の挿木は、高温・乾燥では枯れてしまう可能性があり、かといって完全密封では過湿で腐食してしまう事があるので、ビニール袋を被せるものの裾空きとし、過度に湿度が上がらない様にしてみたものです。
2022年8月13日撮影 − 発根状態
休眠枝の挿木と異なり、幹の途中からも発根する様な形ですが、生き残っているのは比較的発根量は多いようです。これは発根の一例ですが、発根を確認出来た物は、鉢上げを行いました。

2022年8月18日撮影 − イチジク緑枝挿し
7月2日以降に緑枝を半密封状態で挿木したものです。接木や鉢植えにしてある新規導入の枝、庭や畑の台木に接木してある枝を散発的に採取して、都度挿木していったものです。
2022年8月18日撮影 − キングの発根例
7月2日に挿木したキングの発根状態です。
2022年8月18日撮影 − レディグレイの発根例
7月9日に挿木したレディグレイの発根状態です。

2022年8月18日撮影 − ヨルダンの発根例
7月19日に挿木したヨルダンの発根状態です。
2022年8月18日撮影 −LSUXXの発根例
7月19日に挿木したLSUゴールドとLSUエバービーリングの発根状態です。
2022年8月18日撮影 −植替え
植替えを行いました。しばらく日光を十分制限した状態で、土に慣れたら日光に当てて育てる予定です。

2022年8月18日撮影 − イチジク新芽挿し
緑枝の挿木を行った際余った先端の新芽をポットによる密封状態で挿木したものです。枝の先端の新芽はとても柔らかく軟弱なので、完全密封に近い状態で挿木しています。写真は一例であり、何個かのポットに挿木しました。ポットにはふたがついており、挿木時は蓋を被せています。
2022年8月18日撮影 − 発根状態
6月18日に挿木したロードスとLSUパープルです。
2022年8月18日撮影 − 発根状態
6月19日に挿木したコナドリアです。
2022年8月18日撮影 − 発根状態
7月21日に挿木したフランダースです。
2022年8月18日撮影 − 植替え
植え替えたLSUパープルです。

2022年10月13日撮影 − 8月初旬挿し苗の鉢上げ
8月3日〜6日頃に緑枝を半密封で挿木したコナドリアなどです。発根が進んでいましたので鉢上げを行いました。

2022年9月14日撮影 − 発根状態
8月23日に挿木したキミスの発根状態です。
2022年9月14日撮影 − 発根状態
キミスを鉢上げした状態です。
2022年9月14日撮影 − 発根状態
8月23日に挿木したスミルネイキを鉢上げ下ものです。

2022年5月16日撮影 − 桑晩冬挿し
2月15日に密封にて挿木したものです。
密封を解除して様子を見ていましたが、着いた気配がありましたので、発根状態を見ることにしました。
2022年5月16日撮影 − 発根状態
左から密封の為の支柱に使っていたポポー、山桑B、枝垂れ桑、山桑Aです。山桑Bの発根がとても貧弱でしたが、何とか生き残ることを期待し植え替える事にしました。
2022年5月16日撮影 − 植替
牛乳パックに植え替えたところです。とりあえず、発根の弱い苗はしばらく日がほとんど当たらない場所、比較的発根状態が良い山桑Aは日光が弱めのところに置きました。支柱のポポーは、葉を開き必死で生きようとしている感じなので、密封気味で挿木しなおして置きました。接いで周りの支柱は桑のゼルベベア使用してみました。ゼルベベアも着いてくれると言う事はありませんが、そんなに上手くは行かないと思っています。

2022年5月16日撮影 − 桑夏挿し
8月4日に密封にて緑枝を挿木したものです。
発根していたので鉢上げを行ないました。しばらく半密封で慣らし運転が必要です。


E ポポー

2022年7月31日撮影 − ポポー冬挿し
1月16日に挿木したポポーです。
密封状態で挿木しておいて、芽が出て来たので密封を解除し、寒冷紗をかけて様子をみていたものです。
2022年7月31日撮影 − 未発根
生きているものも多かったのですが、根ざしに近いものを除いて概ね未発根でした。一応挿木をしなおして置きましたが、実生の穂木なので、発根してもあまり有益ではないので、ポポー挿木の難易度の検証の目的確認は達したということで、様子見はほぼ完了です。

2022年5月14日撮影 − ポポー晩冬挿し
2月27日に挿木したポポーです。
黒マルチを敷いて挿木したものです。寒冷紗をかけて様子をみています。オキシベロン使用。
2022年6月19日撮影 − 未発根
未発根でしたので、挿木しなおして置きました。
2022年6月25日撮影 − ポポー根挿し
2月27日に根挿ししたポポーです。
発芽して来ました。
2022年6月25日撮影 − 発芽状態
一部未発芽のものや予期せぬ場所から新芽が出ているものもありましたが、発芽は概ね順調な様です。
ポポーの挿木について
ポポーの通常の穂木の穂木の挿し木は着き難いということが判り、一方根ざしに関してはかなり容易であることがあわかりました。
来年以降は、時間をかけて品種ものの挿木を行い、その挿木苗を育て、品種物の挿木苗の根差を行ってみたいと思っています。


F キウイ

2022年5月14日撮影 − キウイー冬挿し
1月9日に挿木したキウイです。
密封状態で挿木しておいて、芽が出て来たので密封を解除し、寒冷紗に入れて様子をみています。ヨコバイが発生し、食害のため葉が白くかすれていますが、上手く着けば正常な葉になる予定です。

2022年5月14日撮影 − キウイ春挿し
4月22日に挿木したキウイです。
寒冷紗をかけて様子をみています。
2022年7月5日撮影 − キウイ春挿しの状態
緑系のヘイワードは、大半が葉が着いていて生きていましたが、黄色系や赤系の品種は、早めに芽が出て早めに枯れてしまっていました。黄色系や赤系の挿木は、芽の出るのが早いことも有り、4月末の挿木は不適当な様です。尚、右半分のイチジクは概ね無事に発根していました。
2022年7月5日撮影 − 未発根
画像左は緑系のヘイワード、右は雄木のEPメールです。根元に大きなカルスが出来ており、発根がしそうなもののまだ未発根でしたので、再度挿木しなおして置きました。

2022年7月27日撮影 − キウイ緑枝挿し
6月5日に緑枝を挿木したキウイです。まだ新芽は出ていませんが、発根を開始しています。
2022年7月27日撮影 − 植替え
植替えを行いました。

2022年5月14日撮影 − キウイ根挿し
1月20日に畑の苗を掘り起こした際切断した根を密封にて挿木キウイです。葉が出て来たので、密封を解除し、寒冷紗をかけて様子をみています。
2022年6月17日撮影 − 発芽
発芽状態です。根も白い新根が散見されます。
022年6月17日撮影 − 植替え
とりあえず、生育が良いものは一本づつ、まだ生育が不十分なのは、一鉢に2〜4本程度を植え付けました。

2022年9月14日: イチジクの挿木の状態の画像追加
2022年8月19日: イチジク他の挿木の状態の画像追加
022年6月10日:  各種接木の状況の画像追加
2022年6月3日:  スモモの画像追加
2022年5月16日作成

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