葡萄作業記録    TOP PAGE  菜園インデックス  果物  葡萄 
 作業記録(共通)  山菜  野菜 

本ページには、定期的に共通の作業記録から葡萄の部分だけ抜粋しまとめた内容が記述されています。


2009年3月21日 葡萄の挿し木の状態等
リザマート、ヒムロットシードレス、ポットレットワン、キングデラの芽が動き出し一部は展葉開始したが、ネヘレスコールはまだ展葉した穂木はない。ビニールを被せて密閉していたので2日ほどビニールを外し外気にふれさせてみた。このままビニールを外しておきたいが、水遣りが出来ない為乾燥して枯れてしまう可能性があるので、再度ビニールをかけ保湿した。メイン台木の方の、3月に入ってから剪定した枝から少し樹液が出ていた。新鞘が出る前にもう少し剪定する予定であったが、剪定はとりあえず中止し、芽掻きと樹液が出なくなってからの剪定を予定することとした。この時期は毎年葡萄スカシバの駆除を行っていたが、今年は幹を確認しても被害箇所が見つからないので、様子を見る事とした。

2009年3月14日 葡萄の接木の状態等
昨年実施した休眠枝接ぎの状態を確認したのですが、結果は散々な状態でした。明確に活着しているのは、2m程新鞘が伸びた山葡萄との掛け合わせ品種のみで、ポーとランドは1mほど新鞘が伸びて新鞘の部分は緑をたもっているものの、台木の枝を削ってみるとほとんど枯れた状態になっていました。多分内部が一部のみ生き残っている状態と思います。数cm位しか新鞘が伸びなかったベリーA,フレドニアはもっと悪く、新鞘の登熟が行われず、新鞘部分、台木の枝部分とも枯れていました。
今後の接木は、なんとか早い時期に2m程度新鞘が伸びるよう、実成りや肥料等により枝の勢力を維持する様工夫しなければならないと思っています。

2009年2月7日 葡萄の剪定
キウイ同様暖かくなると樹液が動き出すので、その前にと言うことで剪定を行ないました。種類が増えて来たので、枝種類ごとに並行にし(一部直角)、品種の違う枝が入り組まない様にしながら不要な枝を剪定しました。葡萄スカシバなどの食害に備え、可能な部分は枝を2本とし、長さも長めに残しました。最終的な調整は虫の食害や樹勢、込み具合を見て、5月から6月頃実施する予定です。接木の状態を確認しましたが、今年の休眠枝接ぎはあまり良くない様でした。概ね芽は出て少しの伸びたのですが、伸びの少ない枝は新鞘の登熟が行なわれず、台木の枝まで枯れてしまっていました。最終的な成否の判断は春に芽が出るかどうか確認後となりますが、あまり成功率が良くない事は確かな様です。今年は、初期の成長を早める様、極力勢力の強い枝に告ぐ予定です。ただ、樹勢が落ち着いてきた為もてあますほど勢力の強い枝は多くなく、何とか7ヶ所くらい確保出来たという状況です。

2009年1月25日 葡萄の挿し木
阿部さんから頂いたキングデラ、紅富士の挿し木を行った。

2009年1月24日 葡萄の挿し木
山田さんから頂いたポットレッドワン、塩崎さんから頂いたヒムロットシードレス、リザマート、ネヘレスコール及び亀永さんから頂いたヒムトットシードレスを挿し木した。トロ箱にビニール袋を被せ乾燥を防ぐ様にしたが、まだ少し早いので日があたらない様日除けを被せました。5月に休眠枝接ぎも行なう予定なので、細い枝を接ぎ木様として保存しました。

2008年12月15日 葡萄の状態
緑の葉が少なくなり殆ど黄色や赤の葉になりました。接木した枝もこれ以上の登熟は望めない時期になりました。休眠枝接ぎは、一部を除いて枝の成長が少なく、登熟は不十分な感じです。又緑枝接ぎにも登熟が不十分な部分があり、成功の結果は来年春まで判らない部分が多い様です。来年は今年の結果をふまえ、もう少し成功率に着目した方法で実施したいと考えています。

2008年9月28日 葡萄の状態
まだ一部成長している枝もありますが、大多数の心鞘の先が細くなり、成長が止まって来ました。毎週30cmほど伸びる接木した部分の新鞘誘引が不要になり、葡萄がようやく手間がかからなくなってきました。あとは伸びた枝が上手く登熟してくれるのを待つばかりですが、昨年の結果を見るとまだ接木が成功したかどうか油断が出来ません。
特に、タネツギさんから頂いた穂木は、今年は休眠枝接ぎしか行えなかったのですが、接ぎ方に問題があった様で、枝の伸びが悪く、岩木山ヤマブドウ×フレドニア以外まだ登熟の兆しが見えません。挿し木の方も管理が悪くて枯れてしまったものが多いので、何とか年末までに一部でも登熟してくれることを祈るばかりの状態です。最終的に成功したとしても、今年の休眠枝接ぎは失敗の様です。来年は充実した枝を選び、その枝に2ヶ所位の接木を行ない、ポリ袋等で温度を上げて成功率を高めると共に、初期の成長を早める様にしようと思って言ます。休眠枝接ぎの必要度は比較的低いのですが、接木の成功率を高める方法だけは確立しておきたいと思っています。一方緑枝接ぎの方は、一部枝の伸びが悪く登熟も進んでいない部分が2,3ヶ所ありますが、概ね順調に枝も伸び、登熟も進んでいます。

2008年9月21日 葡萄の世話
午後雨になったので、葡萄の世話を少し丁寧に行った。昨年及び今年接木した枝の伸びは大分弱くなってきたものの、まだ伸びている枝が多いため、優先して伸びられる様誘引し他の邪魔になる枝を剪定した。また、今年の収穫が終り、来年は不用に成る枝の剪定や不要に伸びた副芽の枝等の選定を行った。

2008年9月7日 葡萄の状態
甲斐路、ロザリオビアンコが美味しく食べられるレベルになってきました。ロザリオビアンコはコリコリして皮ごと食べられる実になりましたが、甲斐路はどうも売っているものと食感が異なります。色はシナノスマイルの様に薄い紅色なのですが、食感は巨峰に近い様な感じで、皮も固めの様です。温度等栽培環境などが関係しているのかも知れません。

2008年9月7日 葡萄に付く巨大毛虫の発生
多分クルマスズメ又は近隣種の蛾の幼虫と思いますが、5cm以上の大きな毛虫が葡萄に付いていたので、5匹ほど駆除しました。小さな実生苗が数本丸裸にされていたのは多少痛かったのですが、実生苗は何本もあるので、大打撃と言う状態ではありません。メインの葡萄の木の方は葉が多いので、殆ど無視出来る様な食害の程度でした。

2008年8月31日 葡萄の状態
下村早生: 少し干からびてきており、実も柔らかくなり過熟状態となり味が落ちてきた。
バッファロー: 実は一部干からびてきた部分もあるが、枝によっては丁度良い熟しぐあいの房もある。過熟だが味は悪くない。
デラウェア:殆どの房が完熟状態となり、丁度美味しい時期の様です。
フジミノリ: 酸味が無くなった。房によってはしなびてきており、過熟気味。
巨峰: 着色はまばらの部分もあるが甘みは十分で丁度美味しい時期。
キャンベルアーリー: 着色不良の房は残っているが、完熟状態の実はまだみずみずしく美味しい。
シナノスマイル: 色は赤っぽい色となっており、甘みが強く美味しい。
甲斐路: 赤っぽく着色してきた。甘みも増してきた。
ナイアガラ: 黄色っぽさが増し、味も完熟の味となった。今頃が一番美味しいようです。
ロザリオビアンコ: 甘みが増してきた。バリバリかじる感じの固さは少し減ったが食感は継続。
ユニコーン: 着色してきたが、実割れが酷い。美味しかったので、1房しかならなかった実を食べてしまった。実割れが防げれば、大変有望。
ウルバナ: ピンクに着色してきた。色はデラウェアと同様の感じで粒の大きさはバッファロー程度。肉質は締まっている。甘みはまだデラウエアより弱い。


2008年8月14日 葡萄の状態
下村早生:10日位前から色、味とも完熟状態になっており、酸味はほぼ完全になくなった。
バッファロー:10日位前から色、味とも完熟状態になっており、登熟が早い枝に成った実は一部干からびてきた実もある。
デラウェア:着色は進んでいない部分もありますが、味は酸味も無くほぼ完熟状態。
フジミノリ:着色は10日ほど前にほぼ完熟状態でしたが、酸味が残っていました。今日味見したらまだ少し酸味が残っている。
巨峰: 着色は不完全だが甘味が強く、酸味が少なくなりほぼ味は完熟状態でした。多分着色不良は今後とも残りそう。
キャンベルアーリー: 一部の枝は着色不良となっているが、味はほぼ完熟状態でした。着色不良は今後とも残りそう。
シナノスマイル: 味、着色ともほぼ完熟状態でした。色は赤っぽい色となっている。
甲斐路: 赤っぽく着色してきた。甘味はまだ弱いが何とか食べられる程度。
ナイアガラ: 少し黄色く成ってきた。完熟の甘味には到底及ばないが、輸送などを考えると丁度良い位に熟してきた。
ロザリオビアンコ: 甘味は弱いが酸味は殆ど無いので食べる事は出来る様になった。実はバリバリかじる感じの固さ。
ユニコーン: まだかすかな甘味しか無いが、酸味も無い。着色もなく緑のまま。一部実割れが発生していた。実割れは今後の課題になりそう。
ウルバナ: 実が少し柔らかくなってきたが、着色は進まず緑色のまま。甘味も酸味は殆ど無い。

2008年8月3日 葡萄の状態
下村早生巨峰とバッファローがほぼ完全に着色し、酸味が殆どなくなってきました。両方とも甘みはそれほど強くないのですが、極早生種ということで、初物としての価値があると思っています。バッファローはキャンベルアーリーより少し小さめの実がなりました。枝の登熟も早めの様で、登熟した枝の実は少し干からび気味になっていますので、枝に付いた状態と言えども、遅くまで食べられる状態にしておくのは難しい感じがします。他の種類については、葡萄のページに状態と写真を掲載しました。

2008年7月20日 葡萄の状態
下村早生巨峰が100%近い着色になり、キャンベルアーリー、巨峰、バッファロー、フジミノリが2,3割の着色、甲斐路、シナノスマイル、デラウエアが一部着色開始といったところです。そろそろ収穫開始の時期になりそうです。

2008年7月9日 葡萄の状態
今日も引き続き昨年及び今年接木した品種を中心に枝の誘引を行い、目標地点まで伸びた枝の摘心、芽掻きを行いました。若芽に芋虫みたいな毛虫(成虫は大きな黒い蝶々になる)がいましたので、3匹ほど見つけて見つけて駆除しました。数が少ないので大きな木では大した被害にはならないのですが、5cm位に成長するのでさすがに気持ちが悪い毛虫であることと、2m位までの苗に発生した場合、すぐ全ての葉を食いつくしてしまうので、注意のいる毛虫です。
バッファローが散発的に着色を開始し、キャンベルアーリーと巨峰がほんの一部着色しています。

2008年6月29日 葡萄の世話
ほぼ一日雨だったので、ポリカの屋根の下で育てている葡萄の世話が中心の一日となりました。今週も昨年接木した枝を優先して誘引の作業を行いました。毎週20cmから40cm位伸びるので、油断すると先端が屋根の波板にぶつかってしまいます。頻繁に少し下向きに修正する作業が欠かせません。
接木はかなり成否がはっきりしてきました。休眠枝接ぎはまだ緑の芽が膨らんで来たばかりの部分があり、成否についてはもう少し時間がかかりそうですが、概ね今日の時点で以下の様になっていました。○印が成功し展葉開始、△がまだ不明ながら成功の可能性が高いもの、Xは失敗したものです。ー印は未実施のものです。
品種           緑枝接       休眠枝接     挿し木
デラウエア         ○         −          -
セイベル9110      ○         ○      
岩倉小型黒        X          △
マニキュアフィンガー   ○         △          ○
ゴールドフィンガー    ○         △
ピオーネ          ○
スチューベン        ×          
宮実生1          ○          ○
宮実生2          ○          
宮実生3          X            -
フレドニア          -           ○          ○
ベリーA           -           ○          X(植え替えたら枯れた)  
武田さN品種不明     -           ○
ルビーオクヤマ       -           ?           ○
ポートランド         -           ○          X(植え替えたら枯れた)
  
カトーバ           -           △          -
現在のところ挿し木又は接木いずれか一方しか残っていないベリーA、武田さん品種不明、ルビー奥山、ポートランドが要注意、カトーバは神に祈るのみ、という状態です。

2008年6月22日 葡萄の世話
先週の摘果の効果が早速出てきたようで、全体的に新鞘の勢いが出てきました。おまけとして副芽の勢いが強まり成長をはじめたので、その摘芽という作業が多くなりましたが、これは仕方ありません。余分な副芽を出来るだけ掻き取り、接木した枝を中心に誘引をおこないました。各種類とも、昨年成長した分を合わせて、一旦6m程度にするのが目標です。
既に目標を達成したのはそこで芯止めし、又枝の成長も制限し、他の成長が遅れている種類の成長を促進するようにしています。
休眠枝接ぎは、ところどころ芽が伸びだし、それに従い台木の芽が段々出ないようになってきました。台木の芽が出なくなってきたということは、今芽が出ていない接ぎ穂の芽は、このまま出ない可能性が高まってきたことを意味します。そろそろ活着の成否がはっきりすることになりますが、一本の台木の枝に何箇所か接いだものは、今年の接木の条件(樹精、実成りの状態等)から、せいぜい2ヶ所から芽が出るのが限度という事になりそうです。

2008年6月15日 葡萄の枝の誘引、接木の状態、摘果
今週も主要な接木枝の誘引実施。多少のばらつきはありますが、昨年接木した枝の新鞘は順調に伸びており、概ね1.5m〜2m位になっています。
ただ、今年接木した枝の成長が芳しくなく、実のなっている枝から出ている新鞘の成長はかなりの部分で停止してきています。通常ならそろそろ成長が止まるのは望ましいのですが、接木した枝が伸びなかったり、活着そのものが不成功に終わるのは望ましく有りません。
そこで、遅れ気味になっていた摘果をだいぶ進めました。キャンベルアーリーやナイアガラの房を、形の良いものだけ残し一本の新鞘に一個の房とし、巨峰やフジミノリ、シナノスマイル等は摘房とともに摘粒を実施しました。 目標は実のなっている枝の成長はストップし、接木してある枝だけ伸びるという形ですが、そう思い通りには行ってくれませんので、新鞘の芽を摘んだり、摘果や枝の間引きで目標に近づける努力をしています。

2008年6月8日 葡萄の枝の誘引、接木の状態
先週に続き昨年接木した枝の誘引を行いました。昨年2m位伸びた枝は今年も勢い欲伸びており、これ以上伸びなくても良い状態になっていますが、昨年少ししか伸びなかった枝は今年もまだ1m位しか伸びていません。伸びの少ない種類の枝は成長を優先し、伸びる先にある他の枝の葉を切りなどして極端な成長の差が少なくなるようにしています。
接木は、緑枝接ぎの方がかなり活着してきており、休眠枝接ぎも何種類か活着が明確に成り、展葉を開始してきました。
今日の時点で以下の様になっていました。○印が成功し展葉開始、△がまだ不明ながら成功の可能性が高いもの、Xは失敗したものです。
品種           緑枝接       休眠枝接     挿し木
デラウエア         ○   
セイベル9110      ○         ○
岩倉小型黒        △         ○
マニキュアフィンガー   ○
ゴールドフィンガー    △
ピオーネ          ○
スチューベン        △
宮実生1          △          ○
宮実生2          ○
宮実生3          X
フレドニア                     ○          ○
ベリーA                      ○          ○
武田品種不明                  ○
ルビーオクヤマ                             ○
ポートランド                    ○          ○
カトーバ                      △

2008年6月2日 葡萄の枝の誘引、接木の状態
昨年接木した枝を中心に良く伸びるよう枝を誘引し、邪魔な枝を間引いたり移動したりしました。昨年接いだ枝は、今年新鞘が十分伸び良い枝になるよう、大切に誘引しながら成長させています。
又今年4月末から5月末に休眠枝接した部分の芽が一部動き出しています。緑枝接ぎした部分の芽は、既に新鞘が本格的に伸び出し始めていますので、こちらの新鞘の誘引も一部行いました。

2008年5月25日 葡萄挿し木苗の移植
挿し木していたポートランド、ベリーA、フレドニア、マニキュアフィンガー、ルビーオクヤマを一本ずつ葡萄棚の下に移植しました。トロ箱から露地植えにし、又雨避けにすることにより本格的な成長を期待しています。

2008年5月24日 葡萄の接木及び手入れ
4月末から5月初旬ころ実施した緑枝接ぎの活着が判明し、早いものは新鞘が1cm〜2cm程伸びてきています。芽が伸びて来たものはポリ袋を外し、芽が枯れたものや芽が伸びないものは再度接木を実施しました。又、枝を切っても樹液がにじみ出てくるような事は無くなり、休眠枝接ぎの摘期となりましたので、冷蔵庫で保存していた休眠枝の接木を実施しました。同時に、新鞘の誘引、摘房、摘粒を行いました。誘引は、接木した枝を必要な方向に伸ばす事や、混み合ったり重なり合ったりする枝を少なくする事が主な内容です。

2008年5月17日 葡萄接木、摘房
実式による休眠枝接ぎを実施した。樹液の動きはようやく落ち着いて来たようです。夜間に少し水滴が落ちた気配はありましたが、枝を削った直後や日中は、樹液がにじみ出てくるような事はなくなりました。尚、昨年は宮式で接いだあとポリ袋を被せて乾燥を防ぐようにしましたが、今年はポリ袋は全く使用しないで成否を試してみることとしました。
一方緑枝接ぎも実施して見ました。ゴールデンウィーク頃から接木した品種は、実生1/2/3)、岩倉小型黒、ピオーネ、デラウェア、セイベル9110、スチューベン、マニキュァフィンガー、ゴールドフィンガーの接木を実施した。

2008年5月11日 葡萄の接木
休眠枝接ぎを数箇所行って見ました。まだ削ると樹液は出ましたので、少ない数の接木にとどめておきました。 

2008年4月28日 葡萄の接木、枝の誘引、芽掻き
葡萄の枝が伸びて着ましたので、実生苗等を中心に緑枝接ぎを実施、又今年頂いた穂木を中心に休眠枝接ぎを実施してみました。昼は問題無いのですが、夜になるとカットした台木の部分からかなり樹液が出てくるので、まだ接木の時期には早いと思いますが、取り合えず試験的に実施してみました。
新芽が沢山出ており、このまま全ての新芽を残すと全体が貧弱な枝になりますので、貧弱な芽や花芽の無い芽、混み合っている部分の芽等を掻きとり、間引きを行いました。
そのほか、今年は休眠枝接ぎを行なう予定の枝の新芽は一旦全て掻き取りました。接木直前に新芽を掻き取った方が良いのか、それとも発芽するまで見つけ次第掻き取った方が良いのか、まだ模索中です。

2008年3月22日 挿し木、種蒔箱の手入れ
葡萄、ブルーベリー、クワ等挿し木苗の芽が出てきました。挿し木を行なったトロ箱にビニール袋をかぶせて乾燥しない様にしていますが、そろそろ温度が高くなって来ましたのでビニールははずしていく必要があります。ビニールに穴を空けそれを少しずつ大きくして外気に慣らす事になりますが、問題は水やりが出来ない事です。
取あえず乾燥を防ぐ為トロ箱を3分の2位土に埋め、日光を弱める為寒冷紗をかけました。
葡萄やスモモ等種を蒔いたトロ箱はもともとビニール袋はかけていませんが、一部芽が出て来ていますので、こちらも水分が保持出来る様挿し木床のトロ箱同様3分の2位土に埋めました。

2008年3月15日 葡萄の状態
2月末頃に最後の微調整の為剪定したところから樹液が流れていました。少しなので問題無いのですが、やはり葡萄の剪定は1月末頃までには選定を完了しておく必要があります。穂木の採取の適期を考えると12月中の剪定が望ましい様です。芽吹きに備え、接木した枝の配置を整える作業を行ないました。

2008年1月6日 葡萄の穂木の採取
植原葡萄研究所の経験によれば、葡萄の穂木の採取時期は落葉後なるべく早い方が良く、1月から2月の厳寒機に採取すると発芽が悪い場合もあるとのことですので、今年苗木を購入し5月に休眠枝接ぎを行なう予定のゴールドフィンガー、ルビー中山、マニキュアフィンガー、セイベル9110、昨年は穂木が貧弱で接木に失敗した岩倉小型黒葡萄、スチューベン、呼接ぎ部が登熟しなかった宮実生NO1、それに緑枝接ぎした部分の登熟が微妙なピオーネの穂木を採取しました。
休眠枝接ぎを行なう為の充実した丁度良い配置の枝がそれほど多くないので、今後入手予定の種類を合わせると台木の適当な枝が不足しますので、今年接木した枝で2重に成功している枝の一方を利用する事になるかも知れません。

2007年12月30日 葡萄の剪定
まだ一部葉が緑っぽいまま残っていましたが、剪定を行ない接木した枝の誘引を行ないました。概ね来年の配置や品種間の調整の為の剪定・誘引は行ないましたが、未だ完全な落葉に至っていないことや葡萄スカシバの枝折れの被害等も考え、枝は多めに残してあります。
接木は主な品種は概ね成功しましたが、以下の品種は失敗でした。
宮実生1−大分大きくなった苗を移植し6月ころ呼接ぎを行ったのですが、移植直後の為枝の勢力が弱かった様です。登熟が進みませんでした。
スチューベン、宮実生2、レディスフィンガー実生、岩倉小型黒 − いずれも直径1mm程度の穂木で6月末から7月に緑枝接ぎを行ったのですが、活着しませんでした。
宮実生1以外、今年末に成っても苗が貧弱なままですので、来年穂木が取れそうなものは休眠枝接ぎと緑枝接ぎに挑戦してみるつもりですが、急ぐ必要は無いので、まずは苗木の育成を優先させるつもりです。
接木のjほぼ最終結果が判明しましたので、葡萄のページの樹形を更新しました。

2007年12月9日 葡萄
紅葉真っ盛りという感じでとても綺麗なので、葡萄のページに紅葉の写真を追加しました。紅葉真っ盛りなのにまだ登る登熟が進んでいない接木部が2,3ヶ所ありました。この後枯れてしまうのか、もう少し登熟が進み一部の芽でも生き残ってくれるのか不明ですが、注意して観察しようと思います。そろそろ全体の剪定も可能になってきましたので、年末あたりから剪定に入ろうかと考えています。10種類以上の接木をしましたので、枝の誘引や各枝の樹勢の調整が大切と考えています。

2007年10月7日 葡萄の世話
まだ一部の枝は成長していますが、ほぼ全体的に成長は止まってきました。接木した枝も概ね順調に枝が茶色に成り、登熟が進んでいますが、遅れて接木した部分はまだ緑色のままです。枝が伸びても登熟が進まないとだめですので、とりあえず接木した枝の葉に日光がよく当たるよう、不要な枝を剪定しました。
ただ、登熟が進まないのは日光だけでは無い様で、巨峰やフジミノリは勢いの良い枝どんどん伸びながら登熟もすすんでいますが、短い枝は日当たるが良くても登熟が進まない傾向があるようです。栄養配布の優先度みたいなものが有るのかも」知れません。

2007年9月16日 葡萄の世話
葡萄が完了に近づいてきました。キャンベルアーリーは少し干からびた感じのものも出て来ています。ナイアガラは完熟し黄色くなり一番美味しい時期になりました。キョホウは少し青っぽいものが残りました、どうやらもう着色はしない様です。ただ甘味はあり食べることは出来ます。フジミノリは完熟が過ぎ干し葡萄に様になってしまった部分もありますが、ほぼ全体的に着色しました。シナノスマイルは紅くなりいつのまにか干し葡萄状態となりました。
接木した枝もそろそろ成長が止まっている来ましたが、まだ勢い良く伸びている枝もあります。出来ればもっと伸びてちゃんと登熟してくれることを期待していますが、ま、枝の伸びは少なくてもちゃんと登熟してくれれば、それで良しとするしかありません。
少し枝が混み合ってところがあるのと、接木の枝がもう少し伸びてくれる事を期待し、来年不要になる枝や混んでいて登熟が進んでいない枝を間引きました。

2007年9月2日 葡萄の接木及び実
接木は、どうやら実生以外ではスチューベンと岩倉小型黒葡萄以外接木が成功のようです。最終的にはちゃんと登熟が進み、来年新芽が出られる状態になるまで安心は出来ませんが、冬までにはまだ間があり、接木した部分も概ね順調に生育しているようなので、ほぼ成功したと判断しています。
実の方は、一部干し葡萄状態になったり、逆にまだ完全に着色していない実もありますが、概ね完熟の域に達しており、出来の程度はまあまあと思っています。
来年は、勢力が弱すぎる新鞘を少なくし、逆に強すぎる新鞘が少なくなるよう剪定を調整しようと思います。

2007年8月5日 葡萄の接木の状態
梅雨のころに緑枝接ぎしたものや、5月に休眠枝接ぎした種類は順調に枝が伸びていましたが、7月中旬以降に緑枝接ぎした部分は全部失敗してしまいました。今年は梅雨がはっきりしなくて、7月に結構晴天の暑い日があったので、ポり袋をかけたものは極端な高温にやられ、ポリ袋をはずしたものは高温・乾燥にやられてしまったようです。これからはますます暑くなるので成功は望めないと思いますので、今年残った幾つかの種類は来年に接木することとしました。 


2007年7月16日 鈴木さんちの葡萄
今年は鈴木さんちの巨峰に黒い斑点が付いて
いるというメールを頂き、状況を見てきました。葉のほうには被害は無い様でしたが、確かに実の方にはところどころ黒い斑点がありました。どうやら黒痘病の様です。露地栽培なので、こまめに消毒を行い、早めに袋かけを行う必要がありそうです。
露地栽培では、消毒を丹念に行わないと病気にならないのが不思議な位ですので、これはやむをえない様です。

2007年7月16日 葡萄の接木等
今年予定していたピオーネ、ブラック三尺、甲州、ネオマスカット、ユニコーン、下村早生巨峰、バッファロー、レディスフィンガー、ウルバナ、ロザリオビアンコ、レディスフィンガーがほぼ成功した様ですので、岩倉小型黒葡萄、岩倉小型赤葡萄(両方とも挿木苗の新鞘)及び宮菜園の実生苗NO2と今年発芽したレディスフィンガーの実生苗NO1を接木してみました。いずれも穂木が細く貧弱気味なのと、もうすぐ梅雨が明け暑くなるので少し条件が厳しそうです。一応実験の為梅雨が明けてからの接木も行ってみる予定ですが、条件はだんだん悪くなるので成功率は下がりそうです。幸か不幸かまだ新鞘の成長が旺盛な部分も残っていますので、接木予定の枝と主枝として伸ばす枝を幾つか残し先端及び新鞘から発生した脇芽を全て剪定しました。(芯止めと言った方が正確かな)
 

2007年6月30日 葡萄の接木
接木の状態を確認し、穂木が枯れ気味になっているスチューベンと甲州、ピオーネの接木を行いました。いずれも台木から伸びている芽が貧弱な為失敗する可能性も高そうですが、だめもとで実施してみました。台木の方に液肥でも施してみた方が良さそうです。これらの苗は葡萄棚の下に植えてあるので、日当たりがあまり良くなく、樹勢を強める工夫が必要な様です。梅雨が明ける前に活着しないとだんだん条件が悪くなるので、毎週チェックして駄目そうな種類はとりあえず、穂木の条件が悪くても接いでみることにしています。

2007年6月23日 葡萄の接木等
挿し木した苗はまだ小さいので、岩倉菜園の小型赤種と品種不明葡萄枝を少し頂き緑枝接を行いました。又キョホウの先端に接いだウルバナ、スチューベン、ロザリオビアンコが梅雨とは思われない晴天で枯れてしまったいましたので、穂木が取れたウルバナとロザリオビアンコの接木を行いました。緑枝接ぎに最適な勢いの良い新鞘が少なくなってきましたので、各1箇所づつとしました。接木エリアは実を全部摘果しており、伸びて細くなった新鞘の先端は切り戻して勢いの良い新鞘を確保するようにしていますが、だんだん少なくなって来ています。梅雨があけると暑さで穂木が枯れ易くなりますので、あと2週間位が勝負と思っています。 
その他、菜園のところどころに勝手に生えてきた葡萄苗が8本ほど見つかりましたので、とりあえずトロ箱などに移植し保護しました。


2007年6月17日 葡萄の接木(緑枝接)
ネオマスカット、バッファローの接ぎ穂が5cm〜10cm位伸びて来たのでポリシートはずした。
その他の種類もほとんど小さな新芽が出ているか緑を保っているが、以下の様に失敗したもの、又は失敗しそうなものがある。
ポリ袋の中に葉を含めなかった2箇所は2箇所とも枯れてしまった。
葉を含めたもののキョホウの伸び切った枝の先に告いだものは新芽がほとんど出ておらず、緑を保っているだけの感じのものが多い。キョホウの方は実をならせたまま、また新鞘を切り詰めないで接いでいるのに対し、キャンベルアーリーの接木エリアは全て実を摘房し、長く伸びた枝は切り戻し成長旺盛な枝に接いでいる違いかも知れません。
とりあえず、キョホウの方にしか接いでいなかったブラック三尺、下村早生キョホウ、ウルバナをキャンベルアーリーに接木しました。又、まだ貧弱ながら宮実生NO2の新鞘が少し伸びて来ましたので、取りあえず接いでみました。どっちみち台木の新鞘も細いものが大部分になって来ましたので、細い穂木を接ぐのに丁度良い状態になってきました。そのうち、今年春発芽した実生苗も接いで見ようと思っていますが、これは無理かな。

2007年6月17日 葡萄の接木(休眠枝接)
5月中旬ころ実施した休眠枝接ぎは、ポリ袋を被せなかった為か芽の出るのが遅れていたバッファローも展葉し、甲斐路、デラウェア、バッファローとも宮式で成功しました。これまで何回かトライし、今年はその失敗例から接木の方法を改善して見たのですが、概ね他の果物と同様に接木出来るレベルになって来たと思います。
葡萄の休眠枝接ぎ成功のポイントは以下の内容が重要な様です。
@初歩的な常識として、4月頃までに接ぐと、樹液が流れ出し接木はほぼ100%失敗します。切った時に樹液が流れ出なくなる5月中旬以降に接ぐ必要がある。
A昨年順調に伸びた勢力の強い枝を強剪定し、先端付近に接ぐ(葡萄は枝の先の勢力が強い頂芽優勢の性質を持つため)のが望ましい。
B接いだ付近の台木の芽は必ず掻き取る。(特に接いだ部分より先から出た台木の芽)
C穂木はあまり太くない細目の徒長していない枝が良い。
D宮式で接木し出来ればポリ袋を被せた方が方が確実なようです(接ぐときにテープで全体を密閉しても、芽が膨れたときにテープが押しのけられ密閉が破られる)。
E台木、穂木とも葡萄スカシバ等害虫が食害していない事を念入りにチェックする。
その他未確認ですが、穂木は落葉後早目に採取したほうが良いと言う事も言われるようです。
又今回同様な条件で接木を実施したのに失敗したのは以下の2例ですので、参考として記載しておきます。
失敗例1 - 外の室温で保存し、穂木の芽が動き出してから接いだ場合、芽が動き出したが結局活着しないで枯れた。(もしかするとポリ袋をはずすのが早すぎたかもしれません)
失敗例2 - 台木の枝の根元に接いだものは、先端付近の接木が既に芽を出し伸びだしている事もあり、生きているが芽が出てこなかった。

2007年6月10日 葡萄の世話
大雨警報だか洪水注意報だかが出ていたとおりの天気で、たまに雨が止むものの一日中雨と雷でしたので、雨のあたらない葡萄棚の下や温室での作業が中心になるのは止むを得ません。昨日接木を完了していましたので、今日は枝の誘引や混み合っている葉や枝の間引きを丁寧に行いました。特に、昨年接木し今年はなるべく伸ばしたい枝や、2,3年後に主力の枝となる新鞘は、
優先的に伸成長出来るよう、
他の枝の葉を間引き、成長の通路を作ってあげました。
又、接木した新鞘の途中から出ている副芽は丁寧に掻き取ったり、場合によっては少し葉を間引き、接木した穂木に勢力が集中するようにしました。
又、今年は岩倉菜園の小型黒葡萄と小型赤葡萄、台木を岩倉菜園に移動したシナノスマイルの挿し木を行いましたが、クワイ近くの挿し木エリアのシナノスマイルは順調に生育し、緑枝次を出来そうなほど成長しているのに対し、岩倉菜園の2種はどうも成長は芳しくありません。苗を抜いてみると新根がかなりでているので、とりあえず各3本を露地に植え替えてみました。今度残りのうち2本位ずつ、温室の中を乾燥しない程度に掘り下げ、ちゃんとした土を入れ、小さな葡萄苗栽培エリアを作りそこで雨除けで育ててみようと思っています。

2007年6月9日 葡萄の接木と摘果
葡萄の実止まりがはっきりしたので摘果と房の整理を行った。摘房は主にキョホウについて行い、勢力が強過ぎ花振いがひどい房を取り除き、枝が混み合って新鞘が短果枝になってる部分を枝ごと取り除いた。
フジミノリは主に房の整理を行い、房あたりの実を3分の1位に減らした。
先週に引き続き接木の確認を行ったところ、新鞘に接いだ休眠枝はポリ袋を取り除いたためか割接ぎ宮式とも枯れていました。変わりに宮式で接木を行いポリ袋をかけなかったバッファローの新芽が出てきました。結局休眠枝接ぎは、宮式で接ぎポリ袋をかけた甲斐路と山田デラウェア、それにバッファローの新芽がでています。
緑枝接ぎはネオマスカット、レディスフィンガー、バッファローが新芽が出ていました。下村早生キョホウ、ブラック三尺、ウルバナは緑を保っていました。
今日は、ロザリオビアンコ、ユニコーン、スチューベン、ピオーネ、甲州を各2ヶ所づつ接ぎました。 これらが成功すれば、当面今年の接木は完了です。あと実生苗や、挿し木苗が成長してくれれば引き続きこれらの接木を行う予定ですが、接ぐ枝がだんだん少なくなってきましたので、伸びきって接ぐ位置の枝が細く勢いがなくなって来ていますので、一度きり返し強い新鞘を発生させる必要が出てくるかも知れません。

2007年6月2日 葡萄の世話、接木等
厳寒のころから5月ころまでかなり丹念に葡萄虫(多分葡萄コスカシバ)の駆除を行ったつもりでしたが
、細い枝が3本ほど食いきられかれていました。そのうち2本は食害部に幼虫がおり、一本は既に繭になっていました。その他5箇所ほど虫糞がでていましたので、削って駆除しました。
キャンベルアーリー、ナイアガラの実が大豆大になってきましたので、房の整形及び摘房を行いました。一本の新鞘に1〜2房を残しました。花振るいは、キャンベルアーリーがほとんど無く、ナイアガラが少しある、キョホウは先端の勢いの良い新鞘や遅れて芽が出た勢力の弱い枝はかなり花振るいが多かったものの概ね満足出来るレベルでした。
その他、フジミノリはまだ開花が終わったばかりで実が小さいですが、花振るいは少ないようですが、今年植え替えた実生NO1の花振るいは酷い状態で、なんとか味見出来るレベルでした。接木は以下の状態でした。
休眠枝接:
以下は冷蔵庫で保存していた穂木
枝の先端に宮式で接ぎポリ袋を被せたもの − 甲斐路、デラウエアとも2箇所接ぎ2箇所とも新芽が出た
先端から2番目に宮式で接ぎポリ袋を被せなかったもの - バッファッロー2箇所とも芽が膨らまなかった
先端から3番目に宮式で接ぎポリ袋を被せたもの - 甲斐路は2箇所とも少し目が膨らんだ程度
以下はC土に埋めて保存したもので接ぐ時点で既に新芽が出ていた穂木(接木後すべてポリ袋を被せた)
新鞘に割接したもの - 新芽が出た
新鞘に宮式で接いだもの - 一応新芽が出たが弱々しい(岩倉小型黒葡萄)
通常の休眠枝接ぎの様に枝の先端に実式で接いだもの − 枯れてしまった(岩倉小型黒葡萄)
来年は上記赤字で示した方法の数を増やし、再度実験してみたいと思っています。
緑枝接:
ブラック三尺 − 2箇所とも失敗 --> 6/2再度2箇所接木
ネオマスカット − 3箇所とも新芽が出ている
バッファロー - 1箇所新芽、1箇所緑を保持、1箇所失敗
レディスフィンガー - 6/2 2箇所接木
下村早生キョホウ - 6/2 2箇所接木
ウルバナ - 6/2 2箇所接木
休眠枝接、緑枝接ともポリ袋を被せる際、葉を一枚含めると湿度が上がり、活着しやすい様ですので、6月2日接いだものは全てこの方法でおこないました。ただし、葉を一枚残してポリシートを被せると、水が貯まってしまうので、ポリシートの下の方に小さな穴を開けました。


2007年5月20日 葡萄の緑枝接
今年植えた苗木が育って来たので、緑枝接を行った。未だ貴重な新鞘なので、多少無理をして一本の新鞘から多めに穂木を取ったので、少し接木の成功率はさがるかも知れません。バッファロー 3箇所、ネオマスカット3箇所、ブラック三尺2箇所実施した。2週間位すると他の種類も穂木が取れる様になると思いますので、順次可能になったものから実施していく予定です。 台木の樹勢確保の為、接ぐ予定の新鞘の実は全て摘果しました。

2007年5月19日 葡萄の世話接木の状態等
ナイアガラ、実生NO1葡萄の花がほぼ満開になりました。シナノスマイルとキョホウが5分咲き位、フジミノリは未だ開花していませんでした。
先週に引き続き巻きひげ取りと新鞘の誘引を行いました。現在長い枝はm以上になりはじめており、強勢な一部の枝は副鞘も伸び初めています。副鞘は葉が混んでいる部分は根元から、通常のところは葉を一枚残し芽掻きを行っています。概ね棚の半分位は新鞘で満たされるような状態になってきました。ポリカの屋根が大分増えましたので、今年は全体が葉で被われる事は無いと思いますが、なるべく葉が広がる様枝を誘引しています。
昨年接木した枝や今後接木予定の新鞘は成長を優先し、他の枝が重なったりした場合、間引いたり葉を少し落としたりしています。
休眠枝接ぎはまだ成否は判りませんが以下のような状態でした。
宮式で接ぎ、接いだ部分をさらにぼり袋で被ったもの:
穂木を土に保存していた岩倉さんの小型黒葡萄 - 緑の芽が膨らんでいる
冷蔵庫に保存していた山田さんちのデラウェア - 緑の芽が膨らんできた
冷蔵庫に保存していた甲斐路 - 少し芽膨らんでいるが未だ動いていない
宮式で接ぎ、接いだ部分をポリ袋で被わなかったもの:
冷蔵庫で保存していたバッファロー - 芽が動いていない(膨らんでもいない)
新鞘に割接ぎしたもの(ポリ袋で被っている):
穂儀を土の中で保存していた岩倉小型黒葡萄 - 緑の芽が出て来たが少し弱った状態

2007年5月13日 葡萄の接木、摘果等
2個残っていた甲斐道の休眠枝接ぎを行いました。接ぐ際、先端の新鞘は切り落とし、根元に近い新鞘も切り詰めましたが、切り詰めた枝には同様に甲斐路の緑枝接ぎを実施してみました。いずれも廻りに葉があり、直射日光は弱い状態だったので、接いだ部分の日よけは行わず、ポリシーとを被せた状態のままです。
キャンベルアーリーが開花しました。又、ナイアガラも一部開花が始まっています。キョホウ、フジミノリもうすぐ開花の時期なので、両方の樹勢の状態からそれほど新鞘の勢力が強くないと判断し、花振るいを減らす為、摘果(房の蕾の量を三分の一位に減らす)を行いました。樹勢が強い場合、先端を芯止めすると花振るいの改善に役立つということですが、今回は芯止めは行いませんでした。
春先に蒔いたレディスフィンガーの種が発芽し、芽が出てきました。上手く育ったら実を成らせて見たいと思っています。

2007年5月6日 葡萄の枝の整理と誘引、接木
葡萄の枝が大分伸びて来ましたので、混み合っているところや弱い新鞘を間引き、葉が重ならないよう誘引しました。昨年キョホウ、フジミノリの樹勢が強すぎて、花振るいが多く着色が悪かったので、3−4mほど伸びた枝を全く剪定しないで利用したのですが(超長鞘剪定)、それでも結構新鞘は太く勢い良く伸びています上手く1.5m位で自然に成長が止まってくれるかどうか期待です。最後の休眠枝接ぎを行おうと思ったのですが、雨の為か枝を少し傷つけると樹液がかなり出てきていましたので、今回は延期しました。
代わりという訳ではないですが、丁度良い具合に伸びてきた甲斐路と実生NO1を台木と呼び接ぎしました。とりあえず、呼び接ぎ出来るところは呼び接ぎを行い、穂木の枝が上手く台木の枝に届かないところは緑枝接ぎにトライしようと思います。 今年何とか10品種程度接木を成功させたいのですが、少し難しいかなというところです。

2007年5月2日 葡萄の接木
大分樹液の活動が少なくなって来たので、甲斐路と岩倉さんちの小型黒葡萄の休眠枝接ぎを行いました。岩倉さんちの小型黒葡萄は、冷蔵庫での保管ではなく土に埋めておいたものですので、既に主芽が2cm位伸びていました。主芽は掻き取り副芽に期待しての接木です。
宮式で接ぎましたが、乾燥防止の為接いだあとポリ袋で密閉し、ダンボール箱の切れ端で日よけを行いました。
穂木の保存が少なかったので、残りは2芽だけになりました。2,3日してから最後の接木を行う予定です。

2007年5月1日 葡萄の接木
まだ樹液が動いている様なので、新鞘が伸びている部分を探し、呼び接ぎと緑枝接ぎを行って見ました。少し時期が早いので、柔らかい新鞘を削るのと削った新鞘が折れない様に注意しながらの実施です。葡萄棚をポリカの屋根にしてから、雨でも作業出来るので、なかなか便利です。

2007年4月28日 葡萄の接木
新芽も伸びだし、皮を剥いても樹液が流れ出さない様なので保存していた穂木にて接木を行って見ました。ところが、少し時間をおいてから接木部を確認したら樹液がかなり流れ出していました。未だ少し時期が早かった様です。もう少し時期を遅らせて再トライです。
ただ、悪いことに、試験用だけという事で考えていたので、穂木は少量しか保存してなく、今年の休眠枝接ぎの試験は一寸ピンチになってきました。

2007年4月21日 葡萄の芽掻きと葡萄虫の駆除
新鞘が伸び出して来ましたので葡萄の新芽を間引きをおこないました。取あえず今回は様子見と言うことで、伸ばしたくない方向の新芽や混み合っている部分、それに弱い芽や副芽を掻き取りました。昨年はキョホウを中心に枝の勢力が強過ぎて花振るいを起こし気味でしたので、今年は一部の枝を間引いた物の、昨年伸びた新鞘全く剪定しませんでしたので、4m位の長い枝から沢山の新芽が出ています。今年はこの新芽を適当な量に間引くのが重要な作業になると考えています。
大分駆除したので目立たなくなってきましたが、まだ新鞘から樹液が滴っている部分や芽が出ない部分の近くをチェックすると葡萄虫がいました。枝を多めに残しているので、被害は殆ど問題ないのですが、来年の発生を少しでも減らす様、可能な限り駆除しておきたいと思っています。

2007年4月8日 葡萄の手入れ
キャンベル・アーリーと昨年接木したシナノスマイル、甲斐路の新芽が展葉して来ました。新鞘を伸ばす方向と配置、枝の混み具合を考慮し、伸び出した芽の間引きをを行いました。 その他の種類の芽が動き出すのはもう少し先の様です。
間引きを行っていると、ところどころで樹液が滴り落ちているところや新鞘が黒くなっている部分がありましたので、ブドウ虫(多分ブドウスカシバの幼虫)の駆除を行いました。樹液が噴出している部分、芽のところから伸びている黒ずんだ筋の部分の先の皮をカッターナイフで剥ぎ、白っぽいブドウ虫を10匹ほど駆除しました。1.5cm以上に成長しているものや1cm未満のものなど色々いましたが、大きくなると新鞘を食いちぎってしまう事もありますし、幼虫が無事成虫になると来年沢山発生しますので、可能な限り見つけ出し駆除することが大切です。概ね昨年伸びた新鞘を食害しており、食害部分は黒い筋になっておりので、比較的発見は容易ですが、キョホウ等は表皮が滑らかでなく、黒変が目立たない様です。

2006年5月5日 葡萄棚の変更と葡萄の手入れ
古くなったトタン屋根を透明のポリカボネートにする作業を一部実施し、これまで屋根の周りで育てていた枝を、透明屋根の下に誘引しました。今年はこれまでの樹形を生かした形で暫定的な枝の配置となっていますが、今年の新鞘は、新しい、屋根の下で最適な樹形に成るよう誘引する予定です。来年は又は再来年、新しい枝が整ったところで、古い太枝を剪定する予定です。
今回、整理の為、太めの枝も剪定しましたので、その枝を利用し紅富士2ヵ所、紫玉1ヵ所接木を行ってみましたが、成功の自信は全くありません。
というのも、昨年5月に接いだデラウェアは5cm位伸びたので成功かなと思っていましたが、結局貧弱な枝だったので枯れてしまいました。又挿し木苗や実生苗も、1〜2m位のびるものの、春になると下の方しか行き残っていない状態が続いています。生き残って居ればまだ良い方で、ロザリオビアンコは完全に枯れてしまいました。
枝が成熟する前に風で葉が落ちたため枝が成熟出来ず枯れてしまうケースもある様ですが、最大の障害は雨の影響により枝が弱り成熟出来ないことにあるように思っています。
そう言う点からも、ポリカの屋根の下での栽培に期待しています。

2006年4月30日 葡萄棚の模様替
これまで葡萄棚はトタン屋根の駐車場の周りを利用していましたが、トタン屋根が古くなり傷んで来たのを修理するついでに、大幅に模様替えすることにしました。
トタンの部分を透明のポリカーボネートの波板に替え、ついでに、これまで剥き出しになっていた鉄フレームの部分にもポリカーボネートの波板を乗せ屋根にするつもりです。葡萄はこの屋根の下で雨を防いだ状態で育てます。こうすると袋掛けが不用になり、雨に弱い品種でも育てられる事が可能になると思っています。
葡萄は、雨が多い場合病気によりほとんど育たない品種がありますし、育っても実が腐食し易い傾向がありますので、病気対策が画期的に楽になる事が期待出来ます。難点は、屋根があまり高くないので、枝の誘引を工夫しないと枝が垂れ下がり、車が入れなくなってしまう事です。
又以前の経験から、熟期のサクランボも雨に弱い(雨があたると実が割れてしまう)ので、サクランボも屋根の下に入れる事にしています。とりあえず今日はトタンを9枚ほど外し、ポリカの波板を3枚取りつけました。先は長いねー。

2006年3月5日 葡萄の挿し木
公園で剪定葛を拾った紅富士、紫玉の挿し木を行いました。いずれも根元から切られていたもので、根元に紅富士と紫玉の立て札が立っていたのでそのように判断しましたが、100%の確信はありません。上手く育てる事が出来、実を確認出来てから正式に判断したいと思っています。挿し木はトロ箱に行い、ビニールをかけ密閉しました。尚、5月ころ高枝接ぎにトライする為少し残し冷蔵庫に保管もしています。

2006年01月05日 梅、葡萄の剪定葛の入手
今日は仕事始めでしたが、少し早めに仕事を終えて公園に行って見ました。役所も仕事始めだったようで、今日か昨日位に選定したらしい果樹の剪定枝が木の周りに散らばっていました。物はためしと言う事で少し枝を拾ってきました。
梅の古城、梅郷、葡萄の紅富士、紫玉 という種類の様です。本当にこの名前の通りの種類か判りませんが、取りあえず育ててみようと思っています。

2006年01月05日 葡萄の剪定
昨年成らせ過ぎたナイアガラ、キャンベル・アーリーを大幅に削減し、新しく接木したキョホウ等が生長出来る様にし、ナイアガラの短鞘剪定、キャンベル・アーリーの中鞘剪定を守る様にして見ました。実の数をかなり制限し、良い房がちゃんと熟す様にすることを目標にした剪定としました。その他、現在駐車場の屋根はトタンですが、一部透明のプラスチック版にして、その下でも育てて見たいと思っています。こうすることにより、雨に弱い品種が上手く育つ事と一部袋掛けが省けるのでは無いかと思っています。

2005年7月17日 葡萄
5月に接木したデラウェアの新鞘の伸びが良くありません。小さい葉が6枚になり先端の成長が止まっているわけではないのですが、成長が他の枝に比べ非常に緩慢です。生長を促進するために接木した枝の根元から出ている台木の新鞘を2本とも1m位に切り詰めました。デラウェアの生長が良くなったら更に切り詰め様と思っています。
山田さんから頂いた甲斐路も最初生長が思わしくなかったのですが新根が伸び出したようで、新鞘の行き追うが良くなってきました。今年は一寸無理かもしれませんが、来年には接木にチャレンジ出来そうです。

2005年11月27日 葡萄
一番再度まで残っていたナイアガラの葉が黄色くなり落葉を始めました。このためナイアガラはかなり細い枝まで茶色に成り登熟がほぼ完全に進んでいます。一方キョホウや甲斐路等は一ヶ月以上前に葉が落ちてしまい、青いまま登熟が進まない枝が多く見られます。これらは雨や風のをきっかけとして葉が落ちてしまい、その後登熟が進まない様ですが、勢い良く伸びた枝は夏の終わりには茶色になり登熟も進んでいますので、むやみに新鞘を増やさないで枝の勢いを矢持つようにするのが肝要かも知れません。又雨にあたらないようにするのが重要かなとも考えています。本によると、収穫時期には追肥を与えた方が良いとか、葉から養分が移り登熟する等と記載していますので、来年はちゃんとした来年の枝になる登熟についてもう少し工夫と注意をしてみたいと思っています。
なんせ新鞘が青いまま冬になってしまうと、その枝は冬の間に枯れてしまい来年芽が出てきません。通常は枝が多いので実成りには全く困らないのですが、接木したところが上手く登熟してくれないとせっかくの接木がだめになってしまいます。 又実が成熟する前に葉が落ちてしまうと、実もちゃんと成熟しないようですので、晩生の栽培では特に重要です。

2005年8月21日 葡萄
キャンベル・アーリーが食べ頃になりました。ナイアガラもそろそろですが少し早い様です。どちらも充実した日当たりの良い枝に成った房は甘味も有り着色も良いのですが、貧弱な枝になったものは着色が悪く、中には実の硬い房もあります。どうやら春に懸念した様に少しならせすぎだった様です。今年は少し早めでも収穫を続け少しでも木の負担を少なくする事にしましたが、来年は実成を少なくし葉の重なりを少なくなる様にしようと思っています

2005年8月7日 葡萄
キャンベル・アーリーとナイアガラを試食してみました。キャンベル・アーリーは房全体が着色したものを収穫しましたが、まだ少し酸味が残っていました。でも両方ともそろそろ食べられるレベルになりつつあります。

2005年7月31日  葡萄
フジミノリとキャンベルアーリーがまばらですが茶色から黒っぽい色になって来ました。食べてみたら酸っぱくまだ早い様です。ナイアガラは色は変りませんが触ってみると柔らかくなっています。キャンベル・アーリーより少し遅い熟期ですので食べられるのは8月中旬以降というところでしょうか。
昨年接木したキョホウは数粒しか成っていませんが半分ほど色が付きました。酸っぱいですが、キャンベルアーリーより甘味が出ている様です。今年山田さんから頂いた甲斐路の伸びに勢いだ出てきました。1m位になりましたので、来年は接木出来そうです。

2005年7月24日 葡萄
先週台木の枝の根元から出ていた新鞘を切り詰めたら、生長が止まっているかに見えたデラウェアの接木が生長を始め、一週間で2枚ほど葉が増えました。今週はさらに生長を加速させるため台木の根元の新鞘を2本とも根元から切りました。これで1m位伸びてくれると大成功なのですが、実の熟期のため全体の成長がとまり気味になっているため、今年はそれほど多くは期待できないかも知れません。又さらに他の新鞘を切り詰めるとなると主枝のナイアガラや亜主枝にあたる昨年接木したキョホウの新鞘切り詰めとなりますので、行うにしてももう少し成長の様子を見てからになります。

2005年7月9日 葡萄の接木
シナノスマイルの緑枝を3週間ほど前に実施し、先週は芽が勢い良く伸び出していたので被せていたポリ袋に直径1cm位の穴をあけたのですがどうやら早過ぎたようです。新芽が枯れてしまいました。一寸穴を開けるのが早過ぎ開けた後天気が良過ぎた様です。樹勢が強い場合袋は芽が伸びる余裕を確保し、辛抱して待つことが大切な様です。
一方5月に休眠枝接ぎを行ったデラウェアは、葉が5枚ほどに増えて色艶も良いのですが、なかなか新鞘が伸びてくれません。デラウェアを接いでいる子枝を太らせようと、小枝の根元から3本の新鞘を伸ばしているのですが、そちらの方が勢力が強いので3本とも2m位のところで新芽を摘み伸びをストップさせる事としました。デラウェアの様子を見てこの3本をさらに切り摘める事も考えています。

2005年7月2日 葡萄の接木の状態
山田さんから頂いたデラウェアの接木葉が小さいながら5枚になり、色艶も良くなってきましたのでどうやら初の休眠枝による接木成功のようです。記念に葡萄のページに写真を載せました。休眠枝の接木のコツが判って来たような気がしますので、来年もトライし確率を高めたいと思っています。
2週間ほど前に接木したシナノスマイルの緑枝接ぎも葉が開いてきました。こちらはかなりの確率で成功する自信が出来て来ました。

2005年6月25日 5月に接いだデラウェアの状態
一枚目の葉は2cm位のまま大きくなりませんが、2枚目の葉が1cmくらいになってきました。もともとビニール袋はかぶせていませんので、どうやらこのまま成長してくれそうです。私に取っては葡萄における初の休眠枝の接木の成功になる可能性が高まりました。5月に実験のため同時にトライした通常の割接ぎ(ビニール袋有りと無し)、新鞘への休眠枝への接木はいずれも芽が出て来ませんので、葡萄でも宮式が一番良いのかも知れません。

2005年6月19日 葡萄の消毒
袋かけも終わりましたので葡萄の晩腐病対策用の殺菌剤を散布しました。今年は冬の間に消毒しなかったので、もう一度位殺菌剤を散布した方が良いかなとも考えています。

2005年6月18日 葡萄の接木
当初の予定では5月に接木したデラウェアはそろそろ駄目になるころかと思っていたのですが、葉が2cm位まで広がり、意外と健闘しています。他の枝の陰に隠れていた接木部分を整理し、日があたる様にしてやりました。今の時期は太陽が出ることが少ないので、寝るべく日があたっ方が良いと思ったためです。
その他、今年は3箇所も呼接ぎしたので不要と思ったのですが、昨年に続き緑枝接ぎの実験を兼ねてシナノスマイルの接木を行ってみました。新鞘の勢力の強さと新鞘の太さがほぼ一致するフジミノリの新鞘に1ヶ所だけ行いました。

2005年6月12日 葡萄の袋かけ
ほぼ午後いっぱい位かかりなんとか葡萄の袋かけを終わりました。やれやれです。キャンベルアーリーとナイアガラがそれぞれ80個位、フジミノリが10個位です。無理な環状剥皮や風による落葉でかなり太い枝が枯れてしまったフジミノリですが、今年はかなり復活してきました。葡萄虫に食われ三分の二は枯れてしまったシナノスマイルも遅まきながら開花していますが、初めての開花なので本来今ごろ開花するものかは判りませんので、実とまりもまだはっきりしない状態ですので袋かけは行いませんでした。トロ箱にビニール袋をかけて育てていたデラウェアが大部大きくなってきましたのでビニール袋を50cm位持ち上げました。もう少し雨よけを行った状態で育て様とおもいますが、ちょっと心配なのは暑くなり過ぎと乾燥です。梅雨明けまでにはトロ箱を土に植えたり寒冷紗で温度が上がり過ぎない工夫を行う予定です。

2005年6月11日 葡萄の摘果
ナイヤガラなど小粒種の実止まりがはっきりし、小豆大の大きさになりましたので、房の状態の良いのを残し、摘果を行いました。明日にでも袋かけを行う予定です。
5月の連休に宮式で接木したナイアガラの葉が1cm位になり、何とか枯れないでがんばっています。昨年はこれくらいの状態から成長しないで結局枯れてしまいましたのでまだ安心は出来ませんが、少し成功の可能性が高まったのではないかと思います。挿し木も5cmくらいに伸びてきましたので、接木と合わせ雨よけのためポリ袋でもかけようかと思っています。

2005年6月4日 葡萄の接木
5月の連休に通常の割り接ぎ、緑枝への休眠枝の割接ぎ、宮式の三点でトライしたのですが、宮式だけ少し葉が開きかけてきました。昨年はこのあと芽が成長せず結局失敗だったのであまり期待しない事にしていますが、成功の可能性もあるかも知れません。しかしとりあえずは呼接ぎが本命と考えて、今回は気を入れてシナノスマイルで3箇所呼び接ぎを実施しました。昨年は接木以外の方に栄養が取られ、接木部の方法枯れてしまったので、接木した方にも栄養が十分行き渡る様、接木した新鞘以外は少し選定しながら成長のバランスを取りたいと思っています。
挿し木の方は昨年あまり大きくならず、最終的には枯れてしまったので、今年は3月と5月に挿し木したものを雨よけなどしながらしっかりと育てたいと思っています。もともと葡萄は雨に弱いのですが、特に挿し木したものは雨に弱い様に思います。山田さんから頂いた甲斐路、自分で挿し木したキョホウともあまり成長が良くない様で、挿し木苗は樹勢が比較的弱いのかも知れません。

2005年5月15日 葡萄虫の駆除
毎年の事ですが、今ごろになると葡萄虫の被害で突然枝が途中から枯れてしまう被害が発生します。この被害を見越して枝を多めに残しておいて、葉が込み合って来た頃枝ごと間引くのですが、今年は昨年新苗から5mほど伸びはシナノスマイルでも被害が発生してしまいました。5mほどあった枝が4mくらいのところで枯れ出しました。確認すると葡萄虫にやられています。皮に沿って根元方向又は先端方向に食い進んでいるうちは良いのですが、幹の周囲を食べる様方向転換すると大変です。樹皮の内側の栄養補給道が遮断され栄養が先端に行かなくなるとともに、幹がその部分で食いちぎられた形になり折れてしまいます。
枯れた部分から根元に向けて古い皮を剥いで見ると何と7匹ほどの葡萄虫が見つかりました。そのうちの先端から1mくらいの部分はかなり致命的で、もしかすると4mになった幹が更に1mほど短くなり3m程になってしまうかも知れません。
ただ、根元から50cm程度のところや1m程度のところでも食い進んでいるのが見つかりましたので、この程度で済むなら不幸中の幸いかも知れません。
心配に成り昨年キョホウを接木した部分もチックしたところ、なんと接木部分の根元側にも一匹いました。細い枝が半分くらい食いちぎられていましたので、かなり危ない状態でした。せっかく苦労して成功したキョホウが駄目になるところでした。気がついて良かったー、という感じです。

2005年5月6日 葡萄の接木
2〜3月に実施する休眠期の高接ぎは成功した事が無いため、今年は少し遅らせて5月に実施してみる事にしました。
昨年から用意し伸ばしておいた比較的根元に近い枝を、穂木と同じ位の太さの位置で新鞘もろとも切り取り、割接ぎと宮式で各一箇所づつ接木しました。品種は山田さんから枝を分けて頂いたデラウェアです。我が家の菜園の中で唯一成功したことが無い休眠期の葡萄の高接ぎですが、今年はどうかな? 多分失敗ですね。
ついでに一寸早いですが新鞘が伸びて来たのでシナノスマイルの緑枝接ぎも実施してみました。緑枝接ぎはキョホウで一回成功しているし、結果を見ながら年に何回も実施出来るので、こちらはそのうち成功すると思います。
シナノスマイルは昨年呼び枝接ぎにトライしたのですが珍しく失敗していました。原因は接いだ枝以外の枝の勢いが強過ぎ、調子により5mほど伸ばしてしまったため、接木した枝の成長が止まり、最終的にはその枝がほぼ根元から枯れてしまった為です。今年は緑枝接ぎと呼び接ぎいずれかは成功させるつもりです。


2004年7月25日 葡萄着色
今年は雨が少なく天気が良いためか、晩腐病等病気の発生も少なく葡萄の出来は良さそうな感じです。1番早いキャンベルアーリーの実が殆ど着色し、フジミノリも着色を始めました。又ナイアガラも部分的にほんのりと黄色がかって来ておりもう直ぐ収穫開始可能となりました。袋かけを行っていない部分の実を少し食べて見ましたが、早く熟した部分は酸味も少なくなりつつありますので、8月初旬位〜食べられるような感じです。
春に挿木したキョホウは生育が1番順調で移植した2本が1m位になっていますが、甲斐路は2本ともまだ20cm位までしか大きくなっていません。1番生育が悪いのがデラウェアで、1本しか発根せず現在葉が2枚ほどしか開いておらず、それも半分は虫食い状態です。尺取虫みたいなのが数匹見つかりましたので駆除し、根元にオルトラン粒剤を播きました。
これら3種を全て同じトロ箱で生育させてますので、甲斐路とデラウェアの生長に影響が無いよう、生長し過ぎたキョホウは露地に移植しようと思っています。キョホウは既に接木が成功してますので苗は不用なのですが、ここまで育つとこのまま捨ててしまうのは何となくためらわれ、とりあえずもう少し育ててみようと思っています。

2004年7月23日 葡萄の実生苗
春先に食べたレッドグローブという葡萄の種を播いておいたら芽が出て5cm位まで生長しています。試しに実生でも育ててみようと思い、菜園のところどころで芽を出している種類不明の葡萄苗もトロ箱に移植し育てて見ることにしました。

2004年7月6日 葡萄の緑枝接ぎの練習
キョホウの緑枝接ぎはどうやら1ヶ所成功したようですが、今後の緑枝接ぎの成功率を高める為新たに2ヶ所練習の為接木してみました。この所30℃以上の晴天の日が続いていますので、この状態で成功すれば緑枝接ぎにかなり自信が持てそうな気がしています。はたしてどうなるか?
--->失敗でした。1ヶ所は3日後、他の1ヶ所は10日位で枯れてしまいました。残念。

2004年6月28日 葡萄の緑枝接ぎ
17日に知人からキョホウの穂木を頂いて実施した緑枝接ぎの葉が3枚ほど開きましたので、被っていたビニールの袋を取り除きました。3日程前からビニールに小さな穴を空けて外気に慣らしていたのですが、しばらく晴天の日は無いようなので、枯れてしまう確率が低くなったと判断しました。他の緑枝接ぎは全て枯れてしまいましたので、現在のところ成功しそうなのはこの部分だけとなりました。なんとか成功してくれる事を祈りたいと思います。
失敗だらけですが、これまでの結果から枯れてしまうまでの日数を観察していると、なるべく太い台木に太い穂木を用い、節のところを接ぎ(穂木,台木とも)、穂木は少し葉が開きかかっているもの用いる、余り強い日光が当らない、そしてビニールを被せ高湿度に保つ、というようなところが成功への条件のような気がします。

2004年6月17日 葡萄の緑枝接ぎ第3段
今日ちょっとした用事で知人を訪問した機会にキョホウの新鞘を少し頂き第3回目の緑枝接ぎを行いました。今回もビニールで被う方法とし、3ヶ所程実施しました。
前回はシナノスマイルという品種を1ヶ所だけ実施したのですが(これは呼接ぎも同時に実施)、一応まだ緑を保っており、1cm程の葉も枯れていませんので、もしかすると成功するかも知れないと期待しています。

2004年6月1日 葡萄の呼接ぎ及び緑枝接ぎ
雨の予想が外れたので夕方葡萄の接木を行った。5月22日に実施した緑枝接ぎは、2,3日前の35℃という記録的な猛暑もあり、1週間程で干からびてしまい失敗でしたので、今度は接木部分をビニールで覆い乾燥を防ぐとともに、温度上昇を防ぐ為その上に寒冷紗を被せるという少々手の込んだ方法とした。これで駄目なら緑枝接ぎもなかなか活着が難しいということになりますが、はたしてどうなるか結果が楽しみです。尚、梅雨に入り晴天の日が少なくなることを来たいし、ビニール被膜なしでも行ってみたが、その後の天気予報では曇りや雨の予想から晴れが多くなる予想に変更されており、又干からびてしまう恐れが多くなってしまいました。


2004年5月22日 葡萄の緑枝接ぎ
休眠枝の高接ぎの結果が思わしく無いようなので緑枝の高接ぎを試してみた。とりあえず、割り接ぎ3ヶ所、宮式もどき1ヶ所で実施したが、ビニール袋をかぶせて乾燥を防ぐという方法無しに行ってみた。割りと根元付近の方に新鞘を沢山発生させる様な枝を確保したので、今後とも何回か試して見るつもり。

2004年5月8日 葡萄の接木及び挿し木
1月〜2月頃接いで、小さな葉が出ていた葡萄の芽が日中暑い日に枯れてしまいました。残念ながら冬に接いだのはほぼ全滅のような気がします。
休眠枝接ぎは、5月になってから4ヶ所程接いだ部分が残っており、多少期待出来る可能性があるのはこの4ヶ所だけの様です。こうなると挿し木の方が気になります。2月頃に挿し木した葉が出てきたものを確認したら白い太目の根が何本か出ていましたので、近くの知人から頂いたキョホウと山田さんから頂いた甲斐路を2,3本づつ大きめのトロ箱に移植しました。今年中に大きく育ち、来年穂木として利用出来れば良いと思っています。
一緒に挿し木したデラウェアは葉が出ているもののなぜかまだ根は出ていません。デラウェアは樹勢の関係で発根しにくいのかも知れません。

2004年4月23日 菜園の見回り−葡萄
芽が膨らんでいるのに葉が開かない部分の接木を解体してみた。どうやら穂木は生きて緑を保持しているのに、穂木と台木の間は茶色に枯れており活着は完全に失敗なのに穂木の栄養だけで芽が膨らんだ様子。
この感じだと今葉が開いていない接木は殆ど望みがなさそう。葉が開いている部分も、その葉は1〜2cm程度でとても弱々しいので、まだ完全に成功したとは言えなそうである。とりあえず、成功していることを祈るのみ。
まだ台木に傷をつけると樹液が滴り落ちる状態であるが、とりあえず冷蔵に保管してあった穂木で追加の接木を行った。
穂木の芽は、キョホウはまだ動き出していないが、デラウェアは少し膨らみ始めており、5月連休あたりが限度のよう。
その他、接木の近くの台木の芽が出ないのでおかしいと思い確認してみたら葡萄虫が蕾に食い込んでいた。
ついでに傷が無いはずなのに樹液が出ている部分や新芽の勢いが弱い枝を確認したら葡萄虫が5匹ほど見つかった。
今年は葡萄虫避けに芯鞘のころ農薬を散布して見た方が良さそう。


2003年6月15日 葡萄の袋かけ
葡萄の袋掛け、キュウイの摘果を行いました。葡萄は先週ナイアガラ等小型・早生系付いて行い、今週はキョホウ,フジミノリなどの大型のものが実止まりがはっきりし大豆大になったので、摘果を行い最終的に全部袋をかけました。
フジミノリは比較的花振るいが少ないのですが、キョホウの方は環状剥離を行っていなかったため樹勢が強く、後で開花した部分は花振るいが多かった様です。今年はキョホウの枝はまだ細いので環状剥離は行わなかったのですが、多少樹液が出ても開花ごろ早めの環状は剥離を行った方が良さそうです。尚、環状剥離後1ヶ月程度すると形成層が成長し新たな組織が出来あがり環状剥離の効果は少なくなるようです。フジミノリやキョホウの枝が盛んに伸長してますので、勢力を抑える為再度3回りほどの環状剥離を行いました。そろそろ新鞘の伸長が止まってくれないと、着色が不充分になるなど情けない実になりますので、様子を見ながら伸びが止まるまで剥離を追加する予定です。


2003年6月8日 葡萄の環状は剥皮
5月25日に葡萄の環状剥皮を行ったのですが、開花1ヶ月となり新鞘も1mを越してきたものが多くあるのに、新鞘の勢いが強く伸びが止まる気配が全くありません。5月の環状剥皮の時期が少し早過ぎた面もありますが、今年はコスカシバの被害が大きく、新鞘の伸びを抑える為長鞘選定気味に行った剪定でしたが、結果的に短鞘選定の様になってしまった事が響いている様です。5月に3回り行った主枝の一本をさらに3回り剥離してみました。今回は樹液が出ない様でしたので、新鞘の伸びの様子を見て他の主枝にも実施する予定です。
それにしても今年はコスカシバの発生が例年より多かった様に思われます。太い幹の古皮を剥いだら、40cmに1箇所位はコスカシバの幼虫がいましたし、昨年伸びた枝も同様の密度で食害されており、30箇所くらいの駆除を行ったものの、結局昨年の新鞘は半分以上食害で枯れてしまいました。
コスカシバにより枝が枯れても果実の量には問題ないのですが、幹が見苦しくなり樹勢のコントロールが難しくなるのは困ったもので、樹勢が強くなり過ぎると葉が混み合い過ぎ間引剪定が大変であり、実の着色も不充分になりがちです。
葡萄は主に駐車場の植えで栽培しておりミミズへの影響もない事から、今年は薬剤散布を試して見ようと思っています。
解説書によるとコスカシバは6〜9月に発生し、前年と同じような場所に卵を産む様です。収穫期間と重なるので薬剤散布の時期は限られますが、発生量を抑えられればかなり楽になると思っています。それでもだめなら、短鞘選定を前提とした樹姿にして、長い若枝がそっくりやられるのを防ぐしか手がないかも知れません。

2001年7月29日 葡萄等の呼接ぎ
6月頃に行っていた果物類の呼び接の状態を確認しました。呼び接は主に今年伸びた枝同士の形成層を接着させておき、活着後に片方を切り離す方法ですが、今年はユスラウメに桃、スモモ、アンズを接ぎ、葡萄に新しい品種を2種ほど接いで見ました。接いだあと2ヶ月位経ったので切り離してみましたが、無事接木は成功しているようです。


   TOP PAGE  菜園インデックス  果物  葡萄  作業記録(共通)  山菜  野菜