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アボカド耐寒試験について
    
ここ埼玉北部の行田市では、暖冬の年で冬に1,2回、通常の年で数回−6℃まで下がり、ハス実生苗では、毎年ある程度の太さの枝が凍害により枯れ、数年に一度かなり太くなった木でも根元付近まで枯死してしまいます。
そのため、花芽は出来たとしても毎年枯れてしまい花が咲くことが無いのはもちろんですが、そもそも毎年今日剪定を行なった状態になり、強勢力の徒長枝が伸びる事になり、花芽が出来ません。
このようなアボカドの栽培には適さない環境で、何とか耐寒性品種での露地栽培が出来ないかと考え、孤軍奮闘しています。
本ページはそのような耐寒性試験の観察記録です。


耐寒試験

ハス実生苗耐寒試験1 − 2010年12月30日撮影
2本の露地植え苗のうちの1本です。霜で葉が変色してきました。
-->結局枯れてしまいました。ハス(多分)実生幼苗での吹きさらしの環境では越冬は難しかった様です。
ハス実生苗耐寒試験2 − 2010年12月30日撮影
2本目のの露地植え苗です。廻りに剪定枝を置いてたら葉の痛みはありませんでした。--->完全に枯れる事はありませんでしたが、根元が少し生き残っただけで、再度根元からの芽吹きになりました。

デューク+メキシコーラ苗耐寒試験 − 2015年1月27日撮影
デュークにメキシコーラを接木した苗で耐寒試験を行なってみました。デュークの葉は耐えていますが、メキシコーラのほうは干からびモードです。埼玉での天気予報上の最低気温はー3℃位であり、メキシコーラはー5℃位まで耐寒性があるという子とになってますので、今年接木した若芽の為耐寒性が弱いのかも知れません。葉だけ枯れるのか、小枝まで枯れるのかの確認中です。
デューク+メキシコーラ苗耐寒試験 − 2015年3月21日撮影
1月末頃まではデュークはしっかりしていましたが、3月になって急に枯れました。良く見るとデュークを接いだ台木(ズタノ)の方が枯れてしまったようです。ある程度大きくなるまでは、台木の耐寒性によって全体の耐寒性が決まる訳ですね。

エッティンガー耐寒試験1 − 2018年3月19日撮影
デューク7の枝に接いだエッティンガーです。これは瀕死の状態です。エッティンガーは−5℃程度の日が続く環境では難しい感じです。
とりあえずまだ枯死までには至って無い様です。
--->春に少し芽が出てきましたが、結局枯れました。エッティンガー1年性枝は、−5℃とか−6℃では越冬出来ない様です。
エッティンガーを接いだデューク7の部分は被害が有りませんでした。

2019年6月19日更新

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