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アリ | TOP PAGE 菜園インデックス 菜園小動物 作業記録 果物 山菜 野菜 |
蟻について 直接葉や幹を食害する訳では無いですが、蟻が害虫の被害を拡大したり、大きな影響を与える事が少なくありません。野菜や果樹につく油虫やカイガラムシを飼育しており(敵から守ったり別の葉に移動・拡大させています)、蟻によって油虫やカイガラムシが急激に増えます。植物の葉のほか、パセリや苺の若芽の処に土を盛り上げ油虫の住みやすい環境を作りせっせと育てており、菜園にとっては困った虫です。 梅やアンズ、スモモ等の幹にアリが列をなして上っていたら要注意です。若芽に油虫がべっとりでそれが日増しに増える事態になっていることはほぼ間違い有りません。 テントウムシによる油虫の駆除ではとても追いつかない状態(というより、テントウムシの幼虫を追い払いアブラムシを飼育する役目も担っています)になります。アリ退治の為アリの通り道に蟻駆除専用の薬を置いて見たり、蟻にかけると巣に帰って巣全体の蟻も死んでしまうという薬をかけて見たりしました。色々試した結果、現状では以下の様な方法が効果的という事が判って来ました。 @蟻に巣を作らせそこに粉末の駆除剤を振り掛ける 菜園の所々に直径30cm程度の平べったい石や太目の角材を置いてそこに蟻が巣を作るのを待って駆除するようにしています。乾燥気味の柔らかいところに置いたこれらの石や角材の下は蟻が好んで巣を作るようです。菜園の蟻が増えてきた様だと感じたらこれらの石や角材をひっくり返してみます。何個かひっくり返すと大体蟻の巣があり、大量の蟻が集まっており、大量の卵が生みつけられています。ここに市販の蟻駆除用粉末殺虫剤をぶっ掛けると効果てき面です。女王蟻を含めて根こそぎ退治出来ますのでしばらくは菜園の蟻は劇的に少なくなります。 しかし、敵もさるものです。2,3ヶ月すると何処からとも現れてまた巣を作ります。乾燥した高めの場所に置いた蟻の巣の候補地は定期的に見まわり、巣を作っていたら駆除することと、時には蟻の列を追って新たな巣を見つける作業が必要な場合もあります。 A蟻の通り道に駆除剤を置きそれを巣に持ち帰らせる 地面を蟻が列を作って移動していたり木に登っていたりする事がありますが、それに@の駆除剤を振りかけても、蟻の移動経路が変わってしまうだけで駆除の効果が無い場合があります。又、列の先の巣を見つけようとしてもなかなか見つからない場合も多々あります。このような場合、小さな穴の空いたプラスチック容器に顆粒状の蟻駆除剤をいれ、蟻がこの駆除剤を巣に持ち帰る様にする方法が便利です。顆粒状の農薬には、蟻の好きな砂糖成分のようなものと蟻の殺虫剤が含まれており、蟻が巣に持ち帰ると女王蟻や卵が死んでしまい、巣ごと駆除できます。 木や野菜に蟻が登っていないかどうか、菜園を蟻がうろついていないかどうか普段から注視しておき、蟻の全滅に挑戦して見ましょう!菜園の油虫やカイガラムシのの被害が画期的に減る実感が得られると思います。
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