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イチゴについて

イチゴは野菜というよりは果物という位置付けで育てています。年初最初の果物であるビワが出るまでの時期に食べられる為、前年収穫のキュウイや夏みかんとビワの間の端境期を埋める比較的貴重な果物となります。
菜園の一角に植えておけば毎年しぶとく生き残り増えてくるので結構便利ですが、鳥やナメクジ、蟻などに食害されるので結構手がかかります。その為気の向いた年に気合を入れて育てていますが、菜園の広さの関係もあり毎年同じような量を育てているわけでは有りません。ホームセンターで売れ残った苗を購入し増殖してみたり、知人から頂いた苗を増殖してみたりと、味や生育の様子をみながら栽培しています。

植付時期
概ね以下のようなスケジュールとなります。
時期 作業内容
5月中旬〜
6月初旬
収穫後良い実が沢山なった親株を選び50cm間隔位で植えつけます。
油虫の媒介などにより病気になった親株からは同様の病気を持った苗が出来ますので、このような株は避けます。
数年してあまり良い株が見当たらなくなったら、園芸店などで病気のない良質な苗を購入して良い株に一気に更新するのも有効な手です。
8月初旬〜
8月中旬
親株から発生したランナーの先に子株が出来ますので、2番目意向の葉が2,3枚程度の苗を 10cm間隔位で仮植し苗を育てます。
親株から1番目に発生した子株は、花が沢山咲き実が沢山付きますが、小さな実になるのでなるべく避けます。
10月中旬 育った苗を25cm間隔位で2条植えとします。
植えつけ2週間程前に堆肥や化成肥料をすきこみ早めに土になじませておく必要があります。
植付け時親株からのランナーの付いた側を畝の中央側に向けて植えつけると実が外側に付き収穫時に便利です。
11月中旬 化成肥料を株間にすきこむか液肥を施します。化成肥料は過燐酸石灰と硫安の混合が良い様で、なるべく窒素は少な目の化成肥料を施し油虫の発生を防止します。
2月初旬 収穫時期を早める為黒色のマルチングとビニールトンネル掛けを行います。
収穫時期は概ね以下の様になります。
マルチングもビニールもなし   − 5月中旬〜6月中旬収穫
マルチングのみ          − 5月初旬〜5月下旬
マルチング+ビニールトンネル − 4月中旬〜5月中旬

日々の手入れ

病気や害虫には比較的強く育てやすい野菜と思いますが、生育状況を確認し、以下の様な点に注意して対策を行なっています。

アブラムシ: 葉のほか、根元に発生し蟻の運んだ土で株が覆われてしまう事もあります。発生が多いようなら、マラソン等殺虫材を散布します。
うどん粉病: 収穫時期に葉や実に白いうどん粉病が発生することがあります。
        うどん粉病の発生が確認されたら、早めにうどん粉病対策用の殺菌剤を散布します。
鳥: 実が熟すころにやってくるムクドリやスズメは、放って置くと実をほとんど食べつくし、大きな被害をもたらします。
   熟期になったら、鳥避け用の網が必須となります。

カレンベリー − 2016年12月4日撮影
病気に強く豊産性の品種です。

めちゃデカイチゴ − 2016年11月6日撮影
実が大きく四季成り性の品種です。
めちゃデカイチゴ − 2017年5月22日撮影
酸味が少なく甘い品種の様です。

桃薫 − 2017年3月3日撮影
ピンク色の珍しいイチゴです。川崎hさん提供。
敷藁 − 2018年4月30日撮影
雑草による敷き藁を行い、鳥避けの網掛け準備をおこなったところです。

網掛 − 2018年5月6日撮影
網掛けを行なった状態です。
収穫 − 2018年5月6日撮影
収穫した桃薫です。独特の香り(桃?)があり、ピンク色の酸味が少ない品種です。

とちおとめー − 2017年3月3日撮影
女峰の後継として開発された品種。
大きく、甘い。カーリング娘がもぐもぐタイムで食べたのはこの品種の様です。
敷藁 − 2018年4月30日撮影
雑草による敷き藁を行い、鳥避けの網掛け準備をおこなったところです。

着果 − 2018年5月6日撮影
着果の状態です。
収穫 − 2018年5月6日撮影
収穫したトチオトメです。酸味が少なく大き目の実の甘い品種です。

女峰 − 2016年11月6日撮影
数年前の主力品種です。少し酸味が感じられます。
敷き藁 − 2018年4月30日撮影
昨年栽培した畝のまま、植替えを行なわないで栽培してみました。結果として、株が込み合い実は多く出来たが、小さ目でした。また少しうどん粉病の発生も見られました。

収穫 − 2018年5月11日撮影
収穫した女峰です。少し酸味がありますので、生食は他の品種で行い、ジャムを作ってみることにしました。レモン等を入れなくてもすこし酸味がある為丁度よさそうです。
ジャム − 2018年5月11日撮影
イチゴが約2,5kgでしたので、砂糖30%を混ぜて煮てジャムを作成しました。半分はそのままビン詰めとし(ヨーグルト等に混ぜて食べる用途)、残り半分は寒天を少々加えすこし固まり気味にしました。こちらはパン等に付けて食べます。

蜜夏ー − 2016年11月6日撮影
濃密な香りと甘さの品種。

らくなりイチゴ − 2016年11月6日撮影
病気に強く作りやすい品種。

ホワイトダイヤ − 2017年3月13日撮影
珍しい白色のイチゴです。四季成り性です。
ホワイトダイヤの実 − 2017年6月6日撮影
白いままで熟しています。

衰弱 − 2017年10月9日撮影
ランナーが発生し来年の苗が出来る頃なのに、株が衰弱し枯れそうになって来たので掘り起こしてみたら、根がほとんど着いてません。
カナブンの幼虫にやられてました。苗はなんとか生きてますので、再度育成・繁殖が必要になりました。
カナブン幼虫 − 2017年10月9日撮影
土の中をみたらカナブンの幼虫がごっそりと出てきました。

イチゴの収穫時 - 2008年5月24日撮影
黒マルチを敷いて植付けたイチゴです。マルチや藁を敷くと実が土で汚れたり、ダンゴムシ等に食われる被害が少なくなります。
イチゴの植替え - 2008年7月5日撮影
収穫が終わったら、来年の苗の作成の為植替えを行います。

春先の状態 - 2016年3月20日撮影
そろそろ花が咲き出した状態です。品種は女峰です。
鳥避け - 2016年4月23日撮影
実が出来てきたので、鳥避けネットを張りました。

春先の状態 - 2016年5月15日撮影
実が熟し始めました。
春先の状態 - 2016年5月15日撮影
ランナーが出て、新しい苗が次々に出来ます。

2018年5月28日更新

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