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ユスラウメについて
          
ユスラウメは初夏にさくらんぼより一回り小さい実をつけます。実は生食出来るほか、ユスラウメ酒としても利用できます。焼酎で作るユスラウメ酒はピンクのとても綺麗な色のお酒となります。宮菜園では、少し味見することもありますが、ユスラウメはスモモやプルーン等の矮化台木としての利用が主な目的であり、実は殆どが鳥に食べられてしまいます。 
ただ、一本の木で多品種を育てようとすると、ユスラウメはいかにも力不足です。せいぜい一本のユスラウメの5種位を接いで育てるのが限度であり、それ以上の種類を接ぐと一種類あたりの枝が小さくなりすぎてしまい、果物の収穫という意味からは殆ど無意味になってしまいます。又、ユスラウメの挿し木苗は木の寿命が短かったり、接穂の品種によっては簡単に全体が枯れてしまう事も多いようです。そのため、多品種を育てる台木としては、なるべく樹勢が強く寿命の長いスモモ等を検証しながら利用しています。
ではユスラウメは台木として無意味でありやめてしまったかというとそうではありません。木が小さいながら古木の風格があり、接いですぐ実が成るなど、棄てがたい魅力があります。
寿命が長く勢力も強いユスラウメの台木等を中心に検討中というところです。

種類

白い実のものと赤い実の種類があります。主に育てているのは赤い実の種類です。白い実の種類も植えていますが、スモモの木の下に植えている為なのか受粉の関係なのか判りませんが、こちらは実が着いたことがありません。その他、未だ花、実とも確認していませんが、赤花の咲くユスラウメも育てています。

ピンクのユスラウメの花 - 2001年4月7日撮影
ユスラウメの花です。木の上のほうはプルーンや桃等に占有されており、ユスラウメの花は下の方にしか咲かせていません。
ユスラウメに接いだ桃 - 2001年4月7日撮影
2000年の初夏に緑枝接ぎで接いだ桃です(その年伸びた枝を接ぎます)。上の2個は桃の蕾、下はユスラウメの花です。

ユスラウメの苗木 - 2001年4月7日撮影
これは元々のユスラウメの木から取り木を行った親父ユスラウメのクローンです。親父と同様色々な果物を寄生させる予定です。
ユスラウメの木の下 - 2001年4月11日撮影
ユスラウメの木の下には晩生の赤いチューリップを植えています。夏から秋はここもワラビに占領されてしまいます。

ユスラウメの実 - 5月27日撮影
今年も沢山実を付けました。今年は猫を優遇しているせいか鳥に食べられません。
スモモを接木 - 11月11日
今年はユスラウメにスモモ2種、桃1種を接木で追加しました。テープでしばっている部分がスモモの例です。

接いだ翌年のモモ - 2002年3月16日
昨年緑枝接ぎで接いだモモの枝が少し大きくなって来ました。通常より花芽が詰っています。
昨年秋に接いだスモモ - 2002年3月21日
呼び次で昨年夏ごろ接いだスモモの花です。ユスラウメに接ぐと翌年から実が成ります。

ユスラウメに接いだモモの実 −2007年6月3日撮影
ユスラウメの木の根元から50cm位の位置にものの紅清水を接いだ例です。実が3個ほど成っています。
白い花のユスラウメ − 2009年4月5日撮影
スモモの木の下のユスラウメの花。

赤花ユスラウメ − 2011年4月9日撮影
赤の色が濃いユスラウメです。

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