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多品種接木について
 

モモ、スモモ、プルーン、梅/アンズ、リンゴ、梨等それぞれの木種同士で多品種を接いで育てるのは、一部の例外を除いて、概ね問題なく生育します。本ページでは、スモモにモモやプルーン、梨にリンゴ等、異なった果物の木種を接いで育てる例を多品種接木としてご紹介しています。
現在確認出来ているのは、以下の2種のグループです。
@ スモモ ≧ 梅/アンズ >プルーン >桃
A 洋梨 > 和梨 > リンゴ
上記各グループ内では相互に接木可能ですが、≧ や>で示した様な樹勢の強弱があり(この場合左側の品種の樹勢力が」強いことを示す)、枝の勢力調整が必要です。
例えば、@のグループでは、枝の勢力が強くなる上の方(頂芽優勢)に樹勢の弱い桃を配置し、なるべく勢力を強くする様な処理が必要です。
以上は枝関係の基本の考えですが、台木によって樹全体の生育状況が変わってくるため、実際育てる場合、台木、中間台、枝の配置などを試しながら試行錯誤の育成となっています。
ここでご紹介しているのは、その試行錯誤の段階の例として、失敗を含めて参照して頂たいと思います。

スモモ、桃、プルーンの多品種接木ース台+プルーン台

ス台に告いだプルーンがメインですが、それにスモモのバイオチェリーを接木し、バイオチェリーに桃、プルーンを接木して育てています。
現状、大きな生育上の問題は発生しておらず、プルーンが十分な収穫が出来、バイオチェリーも少しですが着果、桃の収穫は今後の枝の生育次第という状況となっています。



スモモ、桃、プルーンの多品種接木ースモモ台 

スモモに桃やプルーン、梅/アンズ等を接いで育てている例です。
これは、あまり望ましくありませんでした。桃の枝の伸びが特に悪く、プルーンも生育があまりよくありませんでした。ほぼ、失敗の例となりました。




梨、リンゴの多品種接木 − 洋梨台
洋梨に和梨やリンゴを接いでいる例です。



2022年3月22日更新: 生育状態に関する説明、ス台+プルーン台の樹形追加。
2017年12月31日更新

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