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マカダミアナッツについて
     
マカダミアナッツは日本ではほとんど栽培されていない様ですが、九州南部以南では露地栽培が可能な様で、自家採取した実をヤフオクなどで見かける事があります。
関東北部では露地栽培は、耐寒性の関係で無理と思いますが、お酒のおつまみ等として販売しているマカダミアナッツがとても美味しいので、興味をもちょ育ててみる事にしました。

育てている品種

品種名 特性 備考
クーパー (Burdick) 熟期 10月から11月、大玉、花 ピンク、耐寒性 -3℃、カルフォルニア産。 バーモント実生からの選抜種
バーデック (Burdick) 熟期 10月から11月、大玉、花 白色、耐寒性 -3℃、米国産、
パハラ (Pahara) 熟期 10月から11月、花 白色、耐寒性 -3℃、ハワイで選抜された有料品種。やや直立性の樹形。、
和歌山農業試験所栽培品種 特性詳細は不明



挿木苗 − 2019年6月11日撮影
2018年12月15日に挿木したマカダミアナッツの挿木苗の発根の状態です。挿木は比較的着き易い木の様です。尚、正式な品種名は判りませんが、和歌山県の農業試験所に植えられていたものの様ですので、古い品種又は実生の品種と思われます。
挿木苗 − 2019年6月11日撮影
牛乳パックに植え付けました。


バーディック − 2023年10月17日撮影
バーディクの苗です。

パハラ − 2023年10月17日撮影
パハラの苗です。

種購入 − 2022年4月14日撮影
ヤフオクで1kgの出品があったので、購入してみました。殻付可で希望したら、サービスしてくれ、約2kgで数量が200個近くありました。
種の分類 − 2022年4月14日撮影
種は、左の3個の様に外殻が付いたものがほとんどでしたが、中心の4個の様に既に外殻が剥けているもののほか、右の5個の様に内殻が割れ根がでかかっている種もありました。
今回入手した種は、この3種に分類して種蒔しました。
発根中の種 − 2022年4月14日撮影
既に発根しているものの写真です。茶色の部分は殻皮と呼ばれ、白い部分は仁と呼ばれる食用可能な部分です。根の出かかっている方向が木に実が保持されていた方向です。種蒔は、この根の出ている方向を上、横、下に分けて行ってみました。

外皮の割れ目 − 2022年4月14日撮影
通常は、木から落果し、この画像の様な状態となっています。
種の取出 − 2022年4月14日撮影
外皮と仁を含む殻皮を分離した状態。通常は、外皮を取り除いたのが種として売られています。
仁の状態 − 2022年4月14日撮影
殻皮は非常に硬く、保有している胡桃割器では上手く丸いまま仁を取り出すことは出来ませんでしたが、5個程割ってみました。右端の一個は茶色に変色しており、発芽もしないし、食用にもならない様です。剥いてみた結果では、上手く行けば80%程度のは発芽率が期待出来そうです。生きていた種は生でも結構美味しかったです。

選別品の発芽 − 2022年5月25日撮影
4月14日に外殻はずして種蒔したのが、一部発芽して来ました。
選別品の発芽2 − 2022年6月18日撮影
lこのグループは、外殻を外して、目視にて発芽しやすそうな種を15個選んで種蒔したものですが、発芽したのが13個、未発根で生きているのが1個、種が腐ってしまったものが1個でした。
計算上選別品の発芽率は86%〜93%となり非常に良好でした。

外殻着種の発芽 − 2022年7月12日撮影
外殻付の種の発芽状態です。外殻付の種の発芽率は、あまり良くないと予想していましたが、123個の種を蒔いて発芽したのが22個でしたので、発芽率は約18%とかなり低い結果になりました。
果柄が上の発芽 − 2022年7月12日撮影
果柄を上にして種まきした場合の発芽・発根の様子です。根と芽が果柄のところから出てくるので、芽が上に伸びやすく最も自然な形での発芽・発根の状態になる様です。
果柄が上の発芽 − 2022年7月12日撮影
概ね発芽したあと新鞘が素直に上に伸び、根はそのままか少し上に伸びてからすぐ下に向かって伸びています。

果柄が下の発芽 − 2022年7月12日撮影
果柄を下にして種まきした場合の発芽・発根の様子です。根と芽が果柄のところから出てくるので、根が下にに伸びやすく自然な形ですが、新鞘は下から曲がって上に伸びてくるような形になり、新鞘が少し伸びにくく、生育が遅れたり複数の枝に分かれやすくなる様です。
果柄が下の発芽 − 2022年7月12日撮影
概ね苗の生育が遅めで、変形した新鞘となっています。

果柄が横の発芽 − 2022年7月12日撮影
果柄を横にして種まきした場合の発芽・発根の様子です。根は少し分散され、短めの根が何本か出ています。これは、鉢植えでは扱い易い傾向で望ましいと思いますが、新芽の新鞘もやや分散する傾向がある様です。
柄が横の発芽 − 2022年7月12日撮影
個人的には扱い易い細根の多い苗になっているように思います。
発芽率の全体の結果
今回の種蒔の結果は、4月14日に種蒔して、7月12日時点で以下の様になっていました。 種は、3月頃に落果した種を拾ったものの様ですが、秋ごろに収穫して適正な保存を行うと、発芽率はもっと上がるのではないかと思っています。
@外殻梨の芽の出ている又は出そうな種15個 
   発芽率=86%程度
Aその他の外殻無しの種60個 
   発芽率=48%程度
B外殻有りの種123個 
   発芽率=18%程度

発芽が確認されなかった種は、再度蒔きなおして置きましたので、もう少し発芽率は上がる可能性はありますが、概ね大差はないのではないかと考えています。

第2弾の発芽 − 2022年9月30日撮影
7着き2日の時点で未発芽だった種の発芽です。本日の時点でも種を割って見たらまだ生きていたので、苗を植替え後再度種蒔して置きました。
換え − 2022年9月30日撮影
8本ほど発芽していましたので、ロングポットに2本ずつ植え替えて置きました。

2023年10月更新: バーテック、パハラの画像、説明追加
2022年9月30日更新: 第2段目の種の発芽の画像追加 
2022年7月12日更新: 種の発芽の画像追加 
2022年5月25日更新: 種の発芽の画像追加  
2022年4月19日新規作成

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