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クルミについて
          
子供のころ近所にクルミの木が何本か植えてあった記憶があり、家の屋根よりも高い木に実がなり、秋になると木の下にゴルフボールより少し小さい実が落ちていたのを覚えています。多分山にも自生しているクルミの木が有ったのでしょう、秋に実を拾ってきて、正月になると実を潰し、スリコギで潰し、餅に漬けて食べた記憶があります。
埼玉に来てからは、クルミの木も実も見ることはなかったと思いますが、勤務先が神奈川県の二宮町になったとき、近くの公園にクルミの木が何本かあり、散歩したとき小道に大量に落ちている様な環境があり、小さい頃の記憶が懐かしく思い出されました。
ただ、昔の大木の記憶から、自分でクルミを栽培する事は全く考えなかったのですが、比較的広い菜園を利用することが出来るようになった事から、急に栽培を思い立ち、苗を購入して育成しています。
自生の木の様な放任では手に負えなくなりますので、樹高を低くし、出来れば脚立無しで、少なくとも50cm高位の脚立で世話出来る様誘引・剪定に努めています。

種類

品種名 特性等
オニグルミ 野山に自生している7g位の実。殻が固く小型であるが、味は濃厚。
菓子胡桃 殻が薄く、手で殻を割ることが出来る。果重はオニグルミと豊笑の中間位。
清香(せいこう) 果重14g程度。食用部分の割合が多い品種。「清香 改良信濃胡桃」とも呼ばれる様です。
豊笑 果重13g程度。殻が薄め。雌雄花の開花のズレ少なく結実良好。他種の授粉樹にも適する。
長野県東御市の山口助要氏園の選抜種。


育成状況

菓子クルミ植付 − 2010年3月28日撮影
殻が簡単に割れる、菓子クルミと言う品種です。
菓子クルミの生育 − 2010年8月1日撮影
菓子くるみの生育の様子です。

菓子クルミの幼果 − 2017年5月14日撮影
菓子くるみの幼果です。
肥大した菓子クルミ − 2017年6月10日撮影
ほぼ最終形まで大きくなった実です。

菓子クルミの実 − 2016年11月3日撮影
カシクルミの実です。オニグルミより早いですね。
菓子クルミの雄花 − 2018年4月8日撮影
菓子クルミの雄花です。

豊笑植付 − 2013年6月16日撮影
多産系の栽培用の豊笑という品種です。
豊笑の花 − 2015年5月5日撮影
豊笑の花です。

豊笑の幼果 − 2017年5月14日撮影
豊笑の幼果です。
豊笑の雄花 − 2018年4月8日撮影
豊笑の雄花です。

鬼グルミ − 2010年5月9日撮影
通常の殻が固い品種です。
生育 − 2012年6月24日撮影
別館に植えてある鬼ぐるみは大分成長してきました。あまり樹高を高くしないよう横に誘引しています。菓子クルミも接いであります。

オニグルミの花 − 2015年5月5日撮影
オニグルミの花です。
雄花 − 2017年4月29日撮影
写真中央の下側にぶら下がっているのがオニグルミの雄花です。カシクルミ、豊笑とも似た様な雄花が咲きます。

オニグルミの幼果 − 2016年5月15日撮影
オニグルミの幼果です。
オニグルミの実 − 2015年9月6日撮影
もうすぐ完熟のオニグルミの実です。

オニグルミの実 − 2015年10月24日撮影
完熟して落果したオニグルミの実です。
オニグルミの実 − 2016年11月3日撮影
丁度完熟時期です。ほとんどは落果してました。

粉砕 − 2016年11月3日撮影
食用部を取り出す為に実を割ったところです。大き目の金槌で、粉々にならないように割りました。
食用部分離 − 2016年11月3日撮影
殻から食べるところを取り出しました。

殻 − 2016年11月3日撮影
殻の部分は鉢植えの上に木材チップの代用として利用しました。
ペースト状態 − 2016年11月3日撮影
食用部をすりつぶし、砂糖を混ぜ、お餅などのタレとして利用します。岩手で小さい頃食べた味が忘れられなくて作ってみました。正月に何回かに分けて利用しました。すりつぶすのは食べる直前です。

オニグルミの実 − 2017年10月29日撮影
丁度完熟時期です。ほとんどは落果してました。収穫量は昨年の2倍位でした。

豊笑の接木 − 2019年5月17日撮影
オニグルミの実生苗に接木した豊笑です。
菓子クルミの接木 − 2019年5月17日撮影
オニグルミの実生苗に接木した菓子クルミです。

清香の接木 − 2024年5月25日撮影
実生苗に接木した清香(せいこう) 改良信濃胡桃です。切接ぎ部
清香の接木 − 2024年5月25日撮影
実生苗に接木した清香(せいこう) 改良信濃胡桃です。

ペカン ショショーニを接木 − 2024年6月27日 撮影
5月21日に豊笑にペカンのショショーニ(Shoshonii)接木して見ました。通常の切接ぎです。
ペカン ポーニーを接木 − 2024年6月27日 撮影
5月21日に豊笑にペカンのポーニーを接木して見ました。胡桃の新鞘にペカンの休眠枝を割接した形になります。

剪定・誘引 − 2012年12月17日撮影
1m強の高さで水平気味に枝を誘引しました。思いっきり横に伸ばして実着を良くすると同時に枝をキウイ棚に利用する試みです。
剪定・誘引 − 2015年2月21日撮影
植え付け後ほぼ5年経過ました。そろそろ実が成って欲しいところです。豊笑も接木してあります。

樹形 − 2016年11月3日撮影
クルミの樹形です。オニグルミに菓子クルミと豊笑等を接木して育てています。
樹形 − 2017年5月16日撮影
クルミの樹形です。概ね脚立が無くても世話出来る様、背の高さより少し高い程度の樹高に抑えています。

2024年6月更新: 清香(せいこう)の画像・説明、ペカンの接木画像を追加。
2019年10月12日 更新:クルミの接木の様子、雄花の画像を追加。

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