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不耕起栽培について


以前の栽培方式
不耕起栽培を行う前は、野菜を植える前にはなるべく深く畑を耕し、堆肥とか化成を多めに混ぜた方法で野菜の栽培を行っており、草を取らなくても良いようビニールのマルチ等を利用していました。

不耕起栽培との出会い
ある日、本屋さんでなんの気なしに本を物色しているとき見つかったのが 「家庭菜園の不耕起栽培」という本でした。 読んで見るとなかなか面白くこれは実施してみる価値があるという事で始めてみる事にしました。

不耕起栽培の実践
自分では全く耕しません。 耕すのは全てミミズさんに任せます。それでいて自分で耕すより土が柔らかくなっているのはうれしい事です。
しかし全く土を掘り起こさない訳ではありません。当然、ジャガイモや長いもを掘る時は土を掘ることになりますし、ネギやその他の苗を植える時も必要に応じて植え穴は掘ることになります。又時々深目の穴を掘り、落ち葉等を埋める事もあります。
肥料は原則として施しません。 野菜の収穫の残り、近くの公園等で拾ってきた落ち葉、庭師の方から貰った剪定した葉っぱ等を畑の通路や野菜の脇にバラマキます。
これらのごみ(?)は少しずつミミズや微生物により肥料になります。 ばらまいた葉っぱはマルチの代わりになり雑草や高温障害を防ぐ効果もあります。宮菜園は落ち葉が敷き詰めた状態になっている事が多く、まるで山で落ち葉が貯まった様になっています。

これまでの成果
土は柔らかくなり、雨が降っても固まらないようになりました。又散水しても泥が流れる感じではなく、水がすっと地下にしみ込んでいく感じになりました。
ブロッコリや枝豆、トウモロコシ、小松菜等は以前より良く出来るようになりましたが、白菜はあまり成績が良くありません。油虫は減りましたが、ナメクジは増えました。
野菜の収穫量は薬漬け、肥料漬けの時より概ね減ったようです。 
草取りや、農薬散布の手間は格段に減ったのですが、青虫などの害虫退治の手間は増えました。
ある野菜が収穫最盛期をのころ次の野菜を植えられるので、畑を効率良く利用出来る様になりました。気の向いた時どんどん植えられるので、一つの野菜で多少失敗があっても別の野菜が収穫出来るようになりました。

今後
これまで菜園の中を果物エリアと野菜エリアに分けていたのですが、果物の範囲が徐々に拡大し、野菜専用のエリは殆どなくなってきました。今後は果物と山菜と野菜が同居するような栽培になっていくのではないかと思っています。

尚、果物のエリアが拡大し野菜のエリアが縮小してきた頃、タイミング良く、本来の宮菜園の場所とは別に菜園を貸して頂ける様になり、宮菜園別館として野菜と果物を育てる事が出来る様になりました。こちらは当面宮菜園本館のように不耕起栽培とは行かないですが、土の状態と野菜の品種を考慮しながら、ある程度は近づけるような栽培方式にしたいと思っています。


菜園の様子
菜園の様子 1- 5月9日撮影
一応左からキュウリ、ナス、トマトを植えた畝なのですが、まだサニーレタス、ブロッコリ、種を取る為の菜花やチンゲンサイ、線虫退治用のマリーゴールドの株が同居しています。全体が落ち葉で覆われています。
菜園の様子 2- 5月9日撮影
左側がソラマメの畝です。まだ芽が見えませんが、この中に長いも(長くならない種類)を植えてあります。右は小松菜の畝でした。タネを取る分を少し残して根元で切り、インゲンとウコンを植えました。

2015年4月21日更新

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